幼く無邪気で単純かつ直情的。思い込んだら一直線。
『わるいやつはぶっころしていい』と教わっているため、悪人を見つけたら即襲い掛かる。

身の丈の倍以上ある古王の大剣を力任せにぶん回す。
ブラックドックの力は、自身の脳の電気信号を弄って人間が普段本能的にセーブしてしまっている力を無理やり引き出すのに使われている。意識的に行っているわけではなく、レネゲイドが活性化すると自動的にそうなるように出来ている。敵に向かって電気を放出したりは出来ない。
一方、キュマイラの力は筋力の増幅に使われている。見た目の変化はないため、ちっちゃい女の子が急にバカでかい剣を振り回しているように見える。

4歳の頃、両親と行ったショッピングモールにて、ヴィランによる立てこもり事件が発生。夏菜子を含めた客全員が人質となったが、物々しい雰囲気に耐えられなくなった夏菜子は泣き出してしまう。その泣き声が気に障ったヴィランは、黙らせようと夏菜子にエフェクトを使用して攻撃したが、照準がズレて隣にいた母親に当たってしまった。その瞬間、エフェクトにあてられたこと、感情が高ぶったことなどを理由として能力が覚醒。加虐衝動のままに暴れまわり、その場にいたヴィランを皆殺しにした。

ショッピングモールに最初に駆け付けたヒーロー、ホワイトクロウが目にしたのは、元の形すら判別困難なほどにグチャグチャの肉塊となったヴィラン達、そして、その真ん中にて全身を返り血で染めながら泣き喚く、幼い少女の姿だった。
それを見て大まかな事情を把握したホワイトクロウは、夏菜子を養子として育てることに決めた。

なお、これは余談であるが、夏菜子の父親は彼女の戦闘の余波で死んでいる。