怠惰、適当、呑気、雑。そういった言葉が似合う人間。

過去『とあるもの』を見た事で目を潰したが、代わりのものを埋め込むことで完治。
おかげでレネゲイドが変質し、声が聞こえるようになったが本人はそれすら気にしないほどに呑気である。

やる偽善よりやらない善

神父。ヴァンパイアハンターは副業。

炎を出して戦う。
コードネームの通り、色の無い炎をあらゆる所から発生させ戦う。
また、この炎には物質を腐食させる効果があり、とくにオーヴァード以外の存在によく効く。

いない。強いていえば育て親の神父サン。
個人的にはクソジジイだと思ってる、勝手におやつ食べると怒るし。

なんか凄いやつらしいけど知らん。
博物館の案内みたいに色んなものの美しさを教えてくれる。正直ウザイ。

口調はなんか偉そう。

人の目を見ることが好き。人の目を間近で見ることが好き。目と目を合わせるのが好き。

人間が好き。
美しいものに生きている実感を味わせたい。

忘れた。少なくとも目を潰した時に助けてもらった教会で育ったことは覚えている。

人間観察。
全てのものは等しく分子から、分子は等しく原子から。
人は美しい。いや、全てのものは等しく美しい。
ただ、中でも人間というものの瞳がいちばん美しかっただけだ。
加算可能な『何か』で出来ていながらも、そうして出来たものは不加算の存在に成りうる。

人間は宇宙だ。
ならばその宇宙を映す瞳は銀河だ。

───少年は見た。何よりも美しい『とあるもの』を。
──少年は同時に思った、「理解ができない」。
気が付けば少年の目は潰れていた。

妬みだ。

──その炎は、嫉妬したのだ。
美しいと、美し過ぎて狂おしいほどのものを見て、その感想が出たということに。

だから目を潰した。自分が成り代わって、自分が代わりに全てのものを見て狂ってやろう。