容姿・経歴・その他メモ

〇本人について
覚醒は２年前のαトランス事件。その後たった１年でチルドレンの教育課程をクリア。
管理職向けプログラムも続けて履修し、Ｎ市支部長としての役割を与えられた。

才能とは裏腹に人間性は異常の一言に尽き、覚醒のきっかけとなった春日恭二に尋常ではないほどに入れ込んでいる。
クセや口調、考え方、細かい所作から食の好みに歩く歩幅までもを本人以上に把握（そして曲解）しており、彼の隣に相応しい人物となるため研鑽を積むことに幸福感を覚えるド変態。
最早それは信仰や崇拝の域に達しており、ここまでの異常性を持つ彼女がファルスハーツに所属しない理由は「ただＦＨにいるだけでは、彼の一番にはなれない。プランナー以上に、私の虜にするには……まずは宿敵（オトモダチ）から始めましょう！！！」とのこと。

しかし、この異常性こそが彼女の有能さを支える根幹。
「恭二君ならこの程度造作もないはず！ならば私もそれに続かねば！」と言う過剰評価の妄想から生み出される無尽蔵のエネルギーにより、彼女の脳内から不可能の文字は消失し、そしてそれを実現するだけの能力を持ち得てしまった。
実際の春日恭二は……。

とはいえ、突き詰めれば「春日に求められるほど有能な女性にならんとする変態」なわけで、それはもうただの有能な人物と何ら変わらない。

彼女の歪み切った内面を覗いたりしない限りは。


〇能力について
特性のパイルバンカーに自分の血で作った杭を装填。対象へ打ち込んだ後に爆裂させる。それ以外できない。
これについては常々不満に思っており、自身の求めた能力は春日の助けとなるためのサポート能力だった。


〇出会い
生まれながらの天才性故にそれを隠し、目立たずつまらない日常を送っていた中でαトランス事件に巻き込まれる。
事件の裏側でひそかに覚醒したオーヴァード。

呆とした意識の中で、男の声が響く。
「君■、■の身に神の雫を取■■み、■を越えた。おめ■■■、君■■を私、■■恭二のために……む、■■■め、もう来たか。」
直後に意識と視界はかつてないほどに鮮明に、しかし覚醒の反動により、それはすぐさま真黒に塗り潰される。
数瞬ともいえる僅かな時間の中で彼女の『写真記憶』が捉えたのは、新しい世界を与えてくれた神。
戦場へ赴く漢の姿。烈風にはためく真白い背広だった。

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