容姿・経歴・その他メモ

カルミア
「優美な女性」「大きな希望」「裏切り」
ゼラニウム（ペラルゴニウム属）
「尊敬」「信頼」「私はあなたの愛を信じない」


デザートミラージュに1年半前から所属しているクロドヴァ市民の傭兵。
ハイリスクハイリターンの任務に群がるハゲタカと蔑称されることもあるデザートミラージュにおいて、避難市民の護衛や配給地の警備などほとんどボランティアのような任務にも多く参加している他、ギルドの犯罪行為阻止にも貢献してきた。そのためクロドヴァ市民や正規軍からの顔覚えが良く、「見返りを求めない慈悲深い女性」として『聖女』の呼び名が付けられた。




しかしそれは表向きの顔だ。彼女の経歴はあまりにも偽りに満ちている。

カルミアは代々ダネスティ家に仕える［秘匿情報］家においてクララ・ダネスティの側仕えとして生まれ、生きてきた。その本質はアレイヘムの惨劇を超えてなお変わることなく、むしろラゼラム共和国の君主を支える者としてより強く、深く、自らの忠誠心を新たにしている。
そんな彼女が敵国の傭兵団に身を置いている理由などただ一つだ。
2年前、護るべき君主を護れず、仕えるべき主を奪われた彼女の目的。
それは王女クララ・ダネスティを奪還。イオン・ダネスティ暗殺の首謀者の発見。そして、ラゼラム共和国の自主独立。
裏切り者《ダブルクロス》？いいやそんなことはない。彼女はただ1人の主のみを、決して裏切らないだけだ。
ラゼラム共和国の人間が彼女の呼び名を聞けば大いに頷くことだろう。


ーーああ確かに、アレは神の声を聞いたがごとき苛烈さだと。

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