容姿・経歴・その他メモ

とある支部に保護されているUGNチルドレン。
歌を歌うことが大好きな少女であり、UGNチルドレンという立場でこそあれど、任務をほとんど任されることはなく、高校生としての生活を送っている。
しかし後述の事情もあり、日常生活では声を出さずに筆談という形でコミュニケーションを取っている。

「失われし歌声」と呼ばれる遺産と契約しており、その声は聞いたものに多大な幸福を感じさせる。
これは本人の意思で強弱こそ調整できるが、無力化することができない。最弱でも非オーヴァードであれば声を聞いただけで思わずそちらに目を向け、しばらく聞き続ければ陶酔に陥る非常に危険な能力。
オーヴァードであればその効き目は薄れるが、それでも多少の興奮をもたらす。聞いた人間は「脳を犯す天使の声」「あらゆる芸術の上に立つもの」「逆に声優になれない」などと表現した。

遺産と契約した際の記憶が抜け落ちており、また本人のオーヴァードとしての覚醒タイミングがわからないことから、遺産との契約と同時に覚醒したと推測されている。
とあるイベントで野外ステージで歌ったことで大規模な事件が発生。その際非番だったUGNのエージェントにより保護され、能力が発覚。
オーヴァードの説明を受けるなどしたのちに両親の元から離れ、今はUGNの保護下に置かれている。

"歌い姫"プロファイル

重要機密含有

閲覧権限:支部長以上及び特記権限

UGNチルドレン『｜歌い姫《セイレーン》』

実名:｜遡月《さかづき》 ｜恒織《こおり》

保護経歴

████年█月█日、█町にて当時行われていたイベント中にて保護。
野外ステージでのエフェクト暴発により、疑似的なワーディング状況の発生を確認。
当時休暇中に当該地点に在留していたエージェント████が対象を保護し、█市支部にて保護。

オーヴァード能力

シンドローム:オルクス/ノイマン/ソラリス

このうち、ノイマン特有の脳内回路は確認されたものの、思考速度の加速は確認できていない。
よってノイマンをオプショナルシンドロームとする。
また、オルクス特有の空間歪曲能力、及び、ソラリスの薬品精製能力は平均やや上位。
いずれも暴走の恐れはなく、極めて安定している。しかし懸念事項有、下記を参照のこと。

遺産『失われし歌声』との契約者。
発声にエフェクト『快楽の香気』の付随を確認。
能力の完全な無効化は不可であり、また非オーヴァードに対して顕著な効果を発生させる。
オーヴァードに対しても出力次第で影響を有するため、彼女の発声時には慎重を期すこと。
また、拡声器などを通しても効果は発揮されるが、録音に効果はない。
きわめて広域へのエフェクト適用が可能であるため、本人が忌避している以上に注意を払うこと。

人間性/気質

解放衝動保有。前述した遺産との関係により、ジャーム及び他勢力エージェントとの接触には要注意。
当人の人間性に問題なし。社交的であり倫理観を持っている。
ある程度の訓練により任務の遂行には問題なしだが、殺人や暴行への忌避感有。

補足

UGNチルドレンであるが、能力の操作などには限界がある。敵対組織への任務遂行等には監督者を付けること。
同時に保護された妹である『遡月　｜彗花《すいか》』をとても溺愛している。
遺産との契約時の記憶を失っており、また能力の覚醒時の記憶を持たない。
本人は遺産の力を強く疎んでいる。また、遺産の研究には協力的。
遺産の力の性質上、筆談及び手話での会話が主となる。本人は両方とも使用可能なため、適宜適切な手法をとること。

セッション履歴