■RハンドアウトPC①：インディゴというレネゲイドビーイングに大切な人を殺された過去がある
ロイス：インディゴ　
推奨感情：P執着/N憎悪
公開条件：インディゴによる【蒼い眼】を目撃した後いつでも
輝かしい経歴、賞賛と信頼を背に受けるキミの人生にも、影はあった。
あの蒼い眼に取り憑かれた者は誰一人として逃れることなくもがき苦しみ、死に至るのだ。
キミはその時躊躇い、手を出すことが出来なかった。だから、大切な人を失った。
もう誰とも馴れ合わない、忌々しいレネゲイドビーイングなどと二度と関わりたくない。それがキミの決意だ。
→情報収集時、RHO開示で「インディゴ」について調べられるようになる。

◆PL向け補足
任務中に敵対した「インディゴ」というレネゲイドビーイングに、大事な人を取り殺された過去がある、という過去を持っている。





幼い頃に覚醒した瑠樺は「光使い」だった。10歳上の兄は「闇使い」。そばに置いておくには危険だったため、物心が付く前に本物の両親と引き離された。
UGN所属の義理の両親は厳しい人たちだった(悪意はない)。後に未成年のうちからエリートと呼ばれる実力を身につけることが出来たのも義理の両親の教育方針の賜物かもしれない。
悪意はないとはいえ過酷な任務の続く生活の中、思春期の未熟な精神を抱えた瑠樺の心の支えとなっていたもの。それは"本当の家族"の存在だった。特にその関心は、自分が今の環境に至るきっかけとなったDロイスを抱える兄のこと。義理の両親からわずかに伝え聞いていた情報を元に、任務の合間に少しずつ兄について調べていた。名前が璃弌(りひと)であること。オーヴァードであり、UGNには居ないこと。
ある日、インディゴというレネゲイドビーイングを討伐した帰り。街中で名前が呼ばれるのを聞いた。
書面でしか知らなかったその名前の元に行けば、自分とどこか顔立ちの似た青年―――兄が、いた。
勇気を出して話しかければ、お互いに生き別れの兄妹であると確信が持てた。兄に近況を聞く。イリーガルとして時折UGNに協力していること、普段は写真を撮っていて平和に暮らしていること……自分の存在を覚えてくれていたこと。会えなかった時間を埋めるために、食事にでも行こうと誘われた矢先に―――彼の目の色が蒼く輝いた。
仕留め残ったインディゴが、兄に取り憑いたのだった。
兄の体を、命を傷つけることが出来ない瑠樺に変わって終わらせたのは、一瞬だけ主導権を取り戻した兄自身だった。
「瑠樺のことは……お前だけは、兄ちゃんが守るから」
「……ごめんな」
絶望と怒りに支配された瑠樺をあざ笑うようにして、インディゴはその場を去ってしまった。

「許さない、ゆるさない、お前だけは絶対に……っ許さない！！」
関心を寄せた、大切な人間は死んでしまった。
もう誰も寄せ付けない。
どんなレネゲイドビーイングも、信じられない。
―――兄を奪ったインディゴだけは、どんな手を使ってでも殺す。

RハンドアウトPC③④(コバルト共通)
ロイス："ウィザード" 日々出晴英(ひびではるひで)
推奨感情：P信頼/N不安
公開条件：PC①②を信用していいと判断した時
ウィザードは生きている。
キミ達は選択し、彼女を脅威から護ったのだ。作戦上の措置でその生存を隠したに過ぎない。
しかしキミ達にはおいそれと話すわけにはいかない理由があった。
【蒼蒼計画】は、【紅紫法典】に影響された便乗犯インディゴの仕業と思いきや、二つの事件はどちらもFHが裏で糸を引いていたという疑惑が浮上していたのだ。
今、ウィザードはその身分を利用して他のエージェントと共に件のFHセルを追っている。無闇に話して作戦の邪魔はできない。目の前にいる彼らを味方と認めたその時、事実を明かそう。

■プレイヤー向け補足
【蒼蒼計画】エンディングにおける偽装工作により、現在日々出はその生存を隠したまま隠密行動に長けた坂月と行動している。
開示タイミングは実質的に自由であるが、状況によっては情報が敵に漏れてしまうかもしれない、という点に注意すること。

→RHOロイスを○P友情/N不安で取得。「同年代の、ともだち。」