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なんかそれっぽい台詞

─────なんか状況

プロフィール

概要

　動画配信サービス「StreamoX」で活動する配信者であり、元FHエージェントの女性。現在は配信業の傍らイリーガルとしてUGNからの要請に協力している。その正体のほとんどは不明であり、「音露木あなや」という名前も本名ではない。FHにおいてもこの名で通っており、その本名を知る者はいないとされている。愛刀の銘は「念仏刀」、またの名を「念仏絶え」。ちなみに好きな競馬レースは21年初風ステークス。

容姿、外見

　全体的に和の雰囲気を纏いつつ、今風のアレンジをしている服装。釣り目気味だが、明るい性格らしいぱっちりとした赤い目をしている。髪はモノクロツートンのストレートロング。笠を首から下げており、戦闘時にはこれを被る。一見しただけではわからないが、その髪の毛、皮膚、骨、筋肉に至るまで、肉体のほぼすべてを機械化している。そのため、本来は致命傷だとしても耐え、一般人の生半可な攻撃なら無効化してしまう。また、左腕にはサブマニュピレーターが３つ内蔵されており、それはアームブレードが組み合わせられたマニュピレーターソードとなっている。しかし、平時では負荷を考え展開されるのは２つまでと制限されており、３つ目のマニュピレーターソードが展開されるのは強き者と相対したときがほとんどである。

性格、人物像

　口数が多く、明るい性格。楽観的で多少のハプニングに際しても「あなや！」で済まし、笑い飛ばしてしまう。お調子者にも見えるが、意外と抜け目がなく視聴者の想像を超える計算高さを見せることもある。その印象からさらに反するように、意外と世間知らずな面もある。天才肌。口調のわりに歴史や古文にもそれほど造詣が深いわけではなく、単なる設定である。配信中での飲酒を公言しており、高難易度ゲーム配信でも平然とアルコール度数の高い酒を飲んでいる。
　配信者らしく（と言ってもいいものか）、浮世離れしたちゃらんぽらんな言動が特徴。わざとらしく古風な侍口調や古語を用いる。時折、普通に喋った後に付け足すこともある。口癖は「あなや（驚いた際）」「いみじ～～（ほぼ「マジ」と同じように用いる）」。

能力、技術

　ブラックドッグとノイマンのシンドロームを持つ｜雑種《クロスブリード》のオーヴァード。

経歴、過去

　本名「百々眞（どど まこと）」。本人曰く「仰々しすぎる名前でござる、もっとナントカ衛門とかがよかったでござるな」とのこと。代々鴻央会（『上級』P129）の幹部とされる家系の出身であるが、現在は勘当されている。そういう意味でも、彼女がこの名を名乗ることはない。勘当の理由としては、任侠を重んじる侠客である父が、眞のオーヴァードとしての覚醒、そして同時に目覚めた余りある好戦的な性格を問題視した為である。眞はこれを問題視せず、より強い侍となる道が拓けたと楽観視していた。
　FH所属時代は一般人やUGNエージェントを辻斬りすることを主な活動としていた。相手の喉を正確に斬り裂き、声を失わせた出血多量で死を待つ相手に「辞世の句を詠め」と請い、当然詠めぬまま相手が死したあとに、駄作と評するに相応しい短歌を代わりに詠んでやり、相手の死すら侮辱していた。その様は多くの者を義憤に駆らせ、更に多くの強き者を斬りたいあなやの役に立ったという。強き者を求めるのに一般人を斬る理由としては、一般人とオーヴァードの見分けがつかないからである。また、この辻斬りはFH所属前から行っており、この行為がFHにスカウトされる由縁となったという。
　FHを離反した理由は単純で、同僚のFHエージェントやジャームのほうが手ごたえを感じられると思ったからである。彼女にとってFHの理念などはどうでもよく、ただ強き者を斬れれば誰に利用されようと知ったことではないのだ。UGNに対してイリーガルとしての協力を申し出た際も、内部からは少なくない反対の声が上がった。だが、FHに対する貴重で強力な戦力であることを加味し、複数の条件のもとに協力が認められたという。
　FH所属時代から「人斬り衆」という五人の部下を引き連れており（所謂「セル」）、現在でも私生活を共にしている。部下の共通点として侍のような容姿であり、喉を斬られた傷があり喋ることができない。これは、「人斬り衆」がみなあなやの辻斬りの被害者であり、その末に彼女の剣技に魅せられた者であるゆえ。無論、そのままでは現代社会において目立ってしまうので、普段は傷を隠し、聾啞者として手話を用いて生活している。
　ただ一人だけ、喉の傷の代わりに切腹痕の残る大柄な男がおり、「人斬り衆」のまとめ役を担っている。あなやからは「夜助（よすけ）」と呼ばれており、夜助はあなやを「お嬢」と呼び慕っている。「人斬り衆」において彼だけはあなやの辻斬りに対抗できた者であった。あなやの剣技に魅せられた夜助はあなやの下に付くことを望むが、その条件は「目の前で切腹すること」。そのとき彼はあなやの辻斬りの被害者の中で唯一、自身の口で辞世の句を詠み、慕う者の刀で介錯されるなら本望と切腹した。その姿に感動したあなやから処置を施され、新たな名を与えられて今に至る。
　「人斬り衆」はみな、FHではなくあなやに忠誠を誓う者たちである。そのため、あなやがFHから離反する際にも顔色ひとつ変えず、共に離反したという。あなやからも信頼されているが、あなやの任務に同行することは断固として禁じている。これは、あなやの「楽しみ」が薄れるからであり、仮に無理にでも同行した場合、次の瞬間首はつながっていないだろう。彼らの任務はあなやの日常生活を支えること。そして、彼女がジャームと化したときにその首を落とすことである。また、音露木あなやが百々眞であることを知っているのも彼らだけである。
　ちなみに、配信業を始めた経緯は活動費および生活費を集めるためが主。だがもうひとつ大きく、そして本人ですら意識していない理由として「承認欲求」がある。人からの目をむしろ消すことを主な欲求としている彼女が、人からの目を求めるのもおかしな話だが、彼女も人間である以上、欲求が相反するからといってないわけではない、ということなのかもしれない。そういった方面では打算的ともいえ、伸びない企画はあなや自身が楽しくてもスパッと斬り捨てることも多い。アンチコメントを見かけると辻斬りをしたい衝動に駆られるが、それを「人斬り衆」に止められるのがお約束らしい。

その他

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