金色の髪と目を持つ落ち着いた雰囲気の青年。
白に金の装飾が施されたスーツのような服装を身に纏い、その上には羽のように広がったマントを羽織っている。
周囲にはそれぞれ青と橙のコアを備えた小型端末が浮遊する。

好奇心が旺盛で、マイペース。
目を離すと自身が興味を持った対象へ誘われて行くなど、行動が読みにくい。
生まれたばかりのため、自身の感情や気分などを言葉で表現することができない分表情に出やすい。

侵蝕率が低い間は自身の周囲に浮遊している星型の小型端末を利用しての迎撃、ガードを行う。
重力操作で舞うように回避を行いながら敵を翻弄し、敵を消耗させていく。
一定の侵蝕率を超えた時、体の一部を取り出し剣"アルビレオ"へと変形させる。
体の一部を武器として切り離した状態のため重力操作の精度は落ちるものの、敵を殲滅するだけの火力を得る事ができる。
剣の中に内包されたレネゲイドを純粋な熱量に変えてうち放つ。

生まれたてのため基本的に好奇心にまかせて動く。
特に烏丸星夜に付いて回り、いろんな話を聞いて学びながら興味をもったものに触れたり、時にちょっかいをかけたり気ままに過ごしている。

彼の姿の元となった人物は、｜久々井 幸之助《くぐい こうのすけ》という名の青年。
とある高校で天文部に所属しており、自身の夢である宇宙飛行士を目指し日々勉強していた。
眉目秀麗な見た目から人が寄り付きやすいものの、当の本人は極度のマイペースで、少年のような心を持って奇行に走ることもある変人。
しかし周囲から抱かれる『王子様』のようなイメージや、それに伴って外見だけを見て寄ってくる周囲の人間に窮屈感を感じ悩んでいた。
そんな中天文部に入部してきた烏丸星夜と出会う。
最初は彼女の名前が気に入り興味をもち、次第に彼女の方も天文の話に興味を持ち出したのがきっかけで部の中でも一番親密な関係になっていく。

志望校への合格を果たし、入学を間近に控えたある春の日の事。
烏丸星夜と共にでかけて居た際、彼女をかばって工事現場近くに吊るされていた鉄骨に潰され事故死する。