「何が超越者(オーヴァード)だ。膝をつけ。地に伏せろ」

人物

「弥上 美咲」とは潜入のための偽名。
本名は「夜刀神(やとがみ) 禊(みそぎ)」
かつて所属していたセルが壊滅したはぐれFHチルドレン。
上述のプロフィールは、かつてRラボに所属していた研究員のもの。彼女が殺害し成り替わっている。

表面上は冷静沈着だが、言葉自体は攻撃的で激情家な一面もある。
目的の為に手段を選ばない冷徹さと本質的な情の深さの間に板挟みになっているところがあり、
理知的な雰囲気の割に理屈に合わない矛盾した行動をとることがある。

詳細

来歴

《輪廻の獣(アルマ・レグナム)》を「王」と崇めるFHセルで生まれ育ち、『鎖蛇(ヴァイパー)』の称号を与えられていた。
現在は仲間のエージェントの裏切りに遭い、セルは壊滅。
残された僅かな研究施設と共に残党が活動を続けていたようだが、それも全滅したようだ。
禊は単独で自身の願いのために活動を続けている。
未だチルドレンと呼称される年齢であるが、特殊な性質のレネゲイドによりマスターエージェントに匹敵する実力を持つと噂されている。

レネゲイドの作用を相殺・無力化する弾丸を操り、敵を封じ込めることを得意とする。

その欲望(ネガイ)は『消滅』
世界からレネゲイドの力を根絶させ、変貌する前の世界へと戻そうとしていた。
かつては目的の達成のために《賢者の石》を始めとして、質の高いレネゲイドを持つオーヴァードを狩り続けていた。

とある事件の後、潜入が露見。
霧谷雄吾と取引を行い、これまでと変わらず「弥上美咲」としての身分で彼との協力関係を継続することになった。
プロジェクト：アダムカドモンを含めた過去のUGNの研究施設やデータを利用できるようにする代わりに、
手荒な行動の自粛と、利害が一致した場合の作戦協力をすることになった。

能力

主に保持している能力は弾丸を介したレネゲイドの封殺能力。
夜刀神の家に伝わる戒めの力。《鎖蛇》の象徴。
弾丸が命中した対象の血液を凝固させてレネゲイドを封じる鎖を作り出し、皮膚を突き破って対象を拘束する。
現状、拘束には限度があり強力なオーヴァードやジャームを完全に封殺することは不可能だが、いずれはすべてのオーヴァードを一般人同然に堕とすことが可能だろう。

彼女は自身の生まれ持った異能とは無関係にレネゲイドに関する技術に卓越しており、
幾つものの専用のラボを隠し持ち日夜研究を続けている。

結界術や機械人形の製作にも長け、自身の肉体も改造を重ねながら改良を続けているようだ。