とある資産家の家に生まれ、幼少時を過ごしていたが、金勘定しか考えない両親の考えに反発し、独り立ちする。有る時にジャームに襲われ、その際にUGNに救われてオーヴァードに覚醒。UGNの理念に同調し、UGNで働くことになった。UGNでの環境にも慣れ、頭角を現して遂には本部エージェントにまで出世。だが、次第にやっている事が殆ど権力争いと資金稼ぎになっている事に辟易し、これからの事を考えていた際に、FHから襲撃されて記憶喪失になる。

　任務の場所が日本だったことも有り、自分がUGNの職員で有った事も忘れてしまう。入院生活の最中に、自分の持ち物を見るとナイフやタキシードの服を持っていたことから自分は手品師と思い込む。UGNの事もすっかり忘れて、退院した後に手品師として生計を立てていく事になり、自分には不思議な力が有るなーと考えていた。その力を使って、他者を喜ばせていくうちに記憶を取り戻すと同時に、自分が最初に守りたかったものは何だろう？と言う疑問が湧いてくる。
　そんな時に自分のマジックを見た子供の笑顔を見て、気が付く。自分はただ誰かを笑顔にする事が戦う理由だったことを。記憶を完全に取り戻した後は、UGN上層部での権力争いからは遠のき、現場で指揮を執っている。「力は人々を笑顔にする為にある」と言う信念の元に。