容姿・経歴・その他メモ

私立南雲高校に通う高校2年生。
自らを「赫染の死徒」「吸血鬼」と名乗る、芝居がかった口調の所謂「厨二病」。
生徒教師問わず態度を崩さず食ってかかるが、与えられた課題と自らの責務はきちんとこなす。
その性格から周囲からは避けられている…わけではなく、意外にも慕われている。
クラスメイト曰く「変わり者だけど努力家」。
ただし、両親の前では素に戻る。
成績は現代文と古典は5、それ以外は3と優等生。
好物はトマトジュース。
常に輸血パック(を模したもの)にトマトジュースを入れ携帯している。
日光は克服しているらしい。

夢は小説家で、かつての自分のように誰かの背を押す小説を世に出す事を目標としている。

オーヴァードである事から周囲に馴染めず、小中学校は空虚な学生生活を送っていた。
友人のいないアルは休み時間は机に突っ伏し、窓の外を眺めながら授業を受け、一人帰路につく、そんな毎日を過ごしていた。

彼女の唯一の楽しみであったのは、吸血鬼の王が主人公の小説だった。
その小説の濃厚なストーリーとキャラクターたち、そして独特な台詞回しに魅せられた彼女は、彼らに憧れを抱き、自ら"それ"を演じるようになった。
たとえ偽りでも、弱気な背中を押してくれる、
強く気高く傲慢な、主人公のようなもう一人の自分を。

いつしかそれは深き血の中で融け合い、一人の少女、その化身へと姿を変えていく。


シンドロームの特性から、情報収集に長けており中学時代から情報屋として活動している。
ただ、収集範囲は校内やその周辺の噂話程度であり、信頼する人間にしか情報は渡さない。





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宝石を巡る戦いの中で、彼女はその手を掴めずに、無二の友と袂を分かってしまった。
「互いの夢を叶えた後で、また語り合おう​────」
決して果たされる事のない願い。
それでも彼女は、あの日伝えられなかった想いを、
もう一度伝えたい想いを抱いて、前へ進む。

「…私は愚かな夢想家だ。
叶わぬと知っていてなお、夢見る事を止められない。
届かぬと知っていてなお、手を伸ばすことをやめられない。
だが、でなければ私は私でいられない。
例え愚かしくとも、無様で滑稽であろうとも、
そこに億に一つでも可能性があるのなら、
私はそれを、諦めたくない！！」

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