名前:夢戯 ココネ（ムギ ココネ）
コードネーム:Canceller / Manipulator《キャンセラー / マニピュレーター》
年齢:不明(見た目10歳)
誕生日：10月10日
性格:無邪気な笑顔で、人の心を弄ぶ甘い毒のような性格。愉快犯。
「ニンゲンはみんなココネの、だーいすきな玩具！絶対に手放さないんだからっ！」
ブリード:クロスブリード
シンドローム:バロール/オルクス
ワークス/カヴァー:ゼノスレネゲイドビーイングA/VTuber
所属:ゼノス

好きなもの:ニンゲン（特に騙されやすいタイプ）、甘味、心理系ゲーム（トランプなど）
嫌いなもの:シャルヴを始めとした、グレイプニルの奴ら。ニンゲンを壊そうとする存在。
苦手なもの:執拗に追ってくるUGNやFH。あと虫が苦手。

～イメージテーマソング～
[[夢戯ココネ:DX3rdイメージテーマソング【Ponchi♪ -
インフェルノシティ -終点- (feat. はぁち)】>https://youtu.be/tMy2WlsMq1A?si=d7Ik1Wt9nCe0PT-m]]
[[夢戯ココネ:DX3rdイメージテーマソング（戦闘時）【James Landino & Akira Complex -
Hydra】>https://youtu.be/Adee0zOHQkc?si=jfnKLuDERKwy4JoE]]

夢戯ココネ――かつて「Manipulator《マニピュレーター》」の異名で恐れられた存在。ネットの深層から生まれたレネゲイドビーイングであり、人の心を弄ぶことを何よりの愉しみとする、悪意なき愉快犯である。彼女にとって人間は、ただ感情という刺激を提供する“玩具”でしかなかった。欲望を引き出し、歪ませ、衝突させ、変化を見届けること――それが彼女の「遊び」だった。そこに善悪の意識はどこにもない。

その力は強大で、かつてUGNを幾度となく混乱に陥れた。非オーヴァードを強制的に覚醒させたり、人間の内に秘められた欲望を暴走させては、組織の計画を壊し、人と人の間に火種を落とすことを繰り返していた。FHに対しても同様のスタンスで臨んでいたが、利害が一致する場面が多く、時に協力関係を築くこともあった。

奇妙なことに、彼女の引き起こす事件には、驚くほど死傷者が少なかった。操られた者が誰かを傷つけることはあっても、ココネ自身が命を奪うことはほとんどない。そこには彼女なりの哲学があり、「玩具は壊さず長く使いたい」という奇妙な節約精神が根底にあった。だが、人々をオーヴァードに大量覚醒させることなどについては、一切悪意を感じていない様子で、倫理観のずれはどうしようもなかった。

その歪な無垢さ故に、UGN内部でも彼女を厄介な存在と認識しつつ、殺意を向ける者は少なかった。むしろ、悪意を込めて破壊を繰り返すFHのエージェントたちの方が遥かに恐れられていたほどだ。

そんな彼女が転機を迎えたのは半年前。欲望と欲望の衝突を見るためにUGNとFHを故意に衝突させた事件で、彼女はひとつの誤算を犯す。双方に「黒幕がいる」と勘づかれ、遊びは破綻。追われる身となった彼女は、自らの命の危機に初めて本気で怯えることとなる。

その窮地に現れたのが、ゼノスという第三勢力だった。介入によって命を救われ、リーダーたる“プランナー”と出会う。その心を読みきれないことに、彼女は不気味さを感じながらも、救われた借りとして従うことを選ぶ。忠誠ではなく、あくまで“プラン”に沿った行動という建前のもと、しばらくはゼノスの影として動いていた。

だが、すべては一変する。突如現れた謎のAdレネゲイド集団「シャルヴ」と、その中心にいる存在――グレイプニルの登場。彼らはゼノスを破壊し尽くし、プランナーとの連絡も絶たれ、後ろ盾を失ったココネは再び命の危機に晒される。今度ばかりは“本当の死”が目前に迫っていた。

逃げ場を失った彼女は、ついにUGNとシャルヴの戦いに介入する。目的はただひとつ、自分の力を示し、UGNに居場所を作ること。信頼など得られるはずもないと分かっていた。それでも、彼女が持つ“グレイプニルの封印能力を一方的に解除できる”という異質な力は、情報が極めて少ないUGNにとって貴重な戦力だった。選択肢はなく、UGNは彼女との一時的な協力を選ばざるを得なかった。

この頃から、彼女の呼び名は変わり始める。“操る者”という旧名に代わり、封印を解除する者――**「Canceller《キャンセラー》」**として、彼女は新たな顔を見せ始める。

やがて、UGNの情報網を通じて、プランナーの生存を知り、再び接触。今は再起を目指すゼノスの再編を進めながら、人類を破壊せんとするグレイプニルの根絶を目指している。信念などという高尚なものは、彼女の中には存在しない。ただ、自分の“玩具”たる人間が無意味に壊されることが許せない――その一点のみが、今の彼女を突き動かしている。

UGNと利害が一致した今、彼女は敵の敵として、表舞台に再び姿を現す。かつて人の心を弄び、世界を攪乱した「Manipulator」は、今や封印を断ち切る「Canceller」として、新たな役割を演じている。

人間を弄ぶ世界を取り戻すために。
彼女は今日も、決して壊させはしない“遊び場”を守るために動いている。


※かつてシナリオボスっぽい立ち位置の存在が、1年後にUGNの味方になるタイプのキャラです。エネミーエフェクトなどで色々悪さをしてましたが、現在そういう能力はグレイプニル出現の影響で使用できない事になっています（使えるとすれば〈精神誘導〉ぐらい）。

夢戯ココネは表向きにはVTuberとして活動している。そのスタイルは――

「ニンゲンの心を観察し、弄び、操る...系のVTuber、その名は夢戯ココネ！」

というキャッチコピーのもと、“心理操作”をテーマにした唯一無二の心理系VTuberとして、登録者10万人を超える人気を誇る。

その設定上の姿は、「電子の海で生まれた感情解析型AI」。声色は柔らかく、無邪気でありながらもどこか小悪魔的で、人の反応を楽しむようなトークが特徴だ。特に人狼やカードゲームといった心理戦ジャンルでは圧倒的な強さを誇り、鋭すぎる推理と裏をかく戦術、さらに相手の心を翻弄する言葉の罠に、数多くの視聴者が魅了されている。

だが、その一方で心理戦以外のジャンルは得意ではなく、特にFPSなどの「瞬間的な判断力と操作精度」が求められるゲームには極端に弱い。
配信中に不意打ちで倒された際には、

「なんでこうなるのよぉぉぉ！！！」

と全力で叫び、マイクが割れるレベルで取り乱すこともあり、そのギャップもまた人気の理由のひとつだ。
視聴者の間では、そんな彼女を「心理的攻撃力全振りメ〇ガキ」や「分からせられる系VTuber」などと愛情を込めて呼ぶ者も多く、キャラ人気は絶大である。

また、「歌ってみた」や企業タイアップによる案件動画もアップしており、プロモーション力や表現力にも定評があるが、やはり彼女の真骨頂は“心理戦”にある。配信中、冷静に人の心の綻びを突き、「あっ、今……動揺した？」といたずらに微笑むその姿には、かつてUGNやFHを翻弄していた“夢戯ココネ”本来の面影が垣間見える。

表向きはただの人気VTuber、だがその裏には、かつて人類をゲーム感覚でかき乱したManipulatorの姿が、今も静かに息を潜めている。