容姿・経歴・その他メモ

「初めまして！凪沢交喙っていいます。一応、鹿金第2支部の支部長させてもらってます。ウチの管轄で困ったことがあったら、何でも相談してね！」
「私が来たからにはもう大丈夫！全員、生きて帰るよ！…力を貸して！変身！」

UGN鹿金第2支部の支部長を務める女性。好物はイカで、軽度のエビアレルギー。筋金入りの仮面ライダーオタクであり、プライベートでは玩具屋に入り浸る様子が度々目撃されている。
性格は「狂気的なまでのお人好し」と評される。基本的に自分より他人の為に行動を起こすタイプで、呼べばすぐ来てくれる程フットワークも軽い。…というか「助けてー凪沢支部長ー」と叫んだだけで5分以内に来る。はやい。…兎角お人好しな彼女は、目の前で苦しんでいる人がいれば決して見捨てずに救いの手を差し伸べ、人命救助のためなら自分の身を投げ出す事も全く厭わない。背後に守るべき存在がいるのなら、どれだけ格上の相手だろうと執念で食い下がる。そして末恐ろしい事に、彼女は何度斃れようと「再起する」のだ。そもそも「折れない」ことは強靭な精神を持つものならそう難しいことではない。しかし彼女は、その決して強いとは言えない心がへし折れようと、震える脚を引き摺って何度でも立ち上がる。その高潔な精神は、契約した遺産の代償により絶望を許されないという理由のみで構成されるものではないーー彼女自身が「強い」のだ。さながら「正義感が服着て歩いてる」ような彼女の在り方に心奮わされる者も多く、彼女の管轄区域で彼女の悪い噂を聞くことはほぼ無い。しかしその「一人で何でも背負い込む」性質は上層部からはやや問題視されており、「彼女一人が倒れるだけで組織が回らなくなるような事態はあってはならない」として、定期的に休暇を取らされている。

叩き上げで支部長に登り詰めた経緯も相俟って筋金入りの現場主義者であり、支部長としての業務も他人に任せられることは任せて、自身は各地の視察やパトロール、任務への同行を行う事が多い。そして肝が冷える事に、彼女が向かう先ではほぼ確実に何らかの事件が起こるのだ。付近の支部の視察に行けばその支部をFHが襲撃し、イリーガルに依頼を出しに行けば付近でジャームが暴走し、任務について行けばランダムエンカ的なノリで強敵と遭遇する。彼女が事件が起こりそうなところを無意識に察知してその場所に向かっているのか、彼女を狙って事件が起こっているのか、はたまた彼女が事件を引き寄せる体質なのか…それは未だ分かっていない。しかしこれだけ多くの事件の渦中にいながら、巻き込まれたオーヴァードや民間人に死者を出した事はただの一度も無いという。その為彼女の事を「死亡フラグであり生存フラグ」とか「死神が副業で守護天使やってる」と評する者もいるようだ。

そんな彼女の代名詞ともなっているのが遺産「祈りの造花」。数多の少女の願いを力に変えて武器と鎧に姿を変える、石で出来た薔薇の花だ。普段は彼女の胸から生えており、少々痛々しい。戦闘時には展開され、スチームパンク風の意匠が施されたアーマーとハルバードにその姿を変える。その力を振るい、彼女は救世主となるのだ。ちなみに兵装の外見は彼女が遺産と「話し合って決めた」そうだが…真偽は今のところ不明である。なお彼女曰く「結構ノリがいい性格」らしい。この遺産に囚われた少女たちをいつか解放することが、彼女の目標のひとつでもある。

戦闘スタイルはハルバードを駆使した高速接近戦。遺産の力で引き出された圧倒的膂力で振り回されるハルバードはそれだけで脅威たり得るが、そこに武器の再練成による細かい改造を加えることであらゆる状況に即応することができる。また防御力も非常に高く、雑魚の攻撃ではダメージを受けないなんてこともザラに起こるほど。あらゆる状況で希望となり得る存在だが、反面侵蝕率はやや上がりやすい傾向にある。一人で多くのことを背負い込みすぎる性格が影響しているとも言われており、メンタルケアも検討されている。

彼女が首から下げているピカピカのドッグタグに刻まれた名前は、彼女のものではない。誰のものかと問われた彼女は、少し悲しそうにこう答えた。「そのタグは…相棒のだよ。向こうが私のことをまだ相棒と呼んでくれてるかは分からないけどね」

セッション履歴