HO4（かつてのPC1。経験値キャップを+50。自腹です。）
指定ロイス：かつての星間支部員
これはあなたの物語ではない。すでにあなたの物語は終わったのだ。
しかし物語が終わったとて、あなたの人生は続いている。

あなたはかつて、UGN星間支部のチルドレンだった。
かの"空堕ち"の日にその只中にいた。あなた方は全力を尽くし戦った。
それでも、世界は滅んだのだ。
それでもあなたは生きている。
歴戦の敗残兵として。
心折れた強者として。

もうどうにもならない。たまにくるジャームを討伐することはできる。
造作もないことだ。それでもあの人たちは戻ってこない。
どんなに望んでも、彼らと過ごした世界は既に終わっている。

そんな中で、まだ前に進む者たちと出会った。
この今の世界をどうにか存続させようとする者。
この今の世界を愛するかつての戦友の忘れ形見たる子供。
この今の世界から出て、新たな物語を始めようとする子供。

彼らと共にもはや思い出したくもなかった、それでも忘れたこともなかった地上へと向かうのだ。

シェルター・アシュテール。

その中心部から離れた縁辺は人も灯りも乏しい。
そんな辺境を彷徨く影が1人。

その姿は見すぼらしく、衣服は半ばボロ布と化している。
背中を丸め、たまに歩を止めるとどこか虚な目で辺りを見回す。

瘋癲の様相をはばからない女。

しかし、シェルターで彼女を知らない者はいない。

『最強』にして
『最悪』の事件当事者

名は堺莉子。

ジャームを屠ることしか目的を見つけられない
世界の救世主になりえた少女の成れの果て。

希望の星は空と共に堕ちた。
地の底まで。

備考:空堕ち前のコードネームは『｜処刑人《ｴｸｽｷｭｰｼｮﾅｰ》』

斬る
伐る
KILL

・咲野 陽彩（咲ちゃん）

こんな閉鎖空間の中でも咲ちゃんみたいな子が生まれてくるなんて、と嬉しくも苦々しい感情。
外の世界に関して根掘り葉掘り聞かれるが、夢を正面から壊したくもない上に地上に行かせる気も全くないので
今は危険だし、ろくなもんやないで、というスタンスを突き通す。
自分と接することで周りから蔑まれやしないか心配なため、ことあるごとに忠告している。
そういった面が後ろめたいため、先に姿を見つけると身を隠す（成功率 CCB<=30）

「悪い大人に騙されないか心配や…」

・夜ヶ崎 惺斗（惺斗）

かつての支部長で姉のような存在だった夜ヶ崎星美、後方支援で自身の能力開発にも協力してくれた月斗の忘れ形見。
眼の前にいながら月斗と望美を救けられず、後悔で涙に咽ぶことしか出来なかった莉子だが
『空堕ち』で唯一救った命と言えるのかもしれない。かの騒乱から常に惺斗の傍らにいることは出来なかったが
ジャーム掃討の合間を縫っては様子を伺いに行っている（『ﾄﾞｸﾀｰﾄﾞﾘﾄﾙ』で情報収集することもある）
摩擦の絶えない行動や、はっとするほど両親に似てくる容貌を見るにつけ煩慮に耐えない。

「頼むから自分を大切にしてな」

・イヴ（リーダーさん）

『空堕ち』からシェルター・アシュテールの基盤が整うまで、錯乱状態に近かった莉子は詳しい時系列を把握していない。
しかしアシュテール旗揚げの男が倒れた後、あまりにも異彩を放つイヴのリーダー就任には目を丸くした。
あの万城目が付いているとはいえ、見目は子供、そして何より…ヒトではない。レネゲイドビーイングだ。
聞くに、アシュテールの統治は驚くほど誠実に行われているようで、それは莉子も肌で感じている。
しかし何故…？気まぐれに人間を弄んでいるのなら、とうに誅殺している。
文字通り人ならざる底の知れない雰囲気は、莉子に不可解な感情を抱かせている。

「あんたは『人』なん？」