容姿・経歴・その他メモ

「ふふ。こんにちは。僕は実験体331513。UGNの命でここにいるよ。よろしく」
「僕はUGNのもとで生きている。それは僕にとっていいことでもわるいことでもないんだよ」
「…わからない。なぜだか手を伸ばしたいと思ったんだ。この気持ちは、なに？」


▶表の顔(他のPCが知っていてもよい情報)
・よくわからないふわふわお兄さん。
・自らを傷つけながら苛烈に戦う銃アタッカー。軽率に命を無駄にする。
・あまり多くのことを経験してこなかった様子。これはなに？と聞いたりすることがよくある。


▶裏の顔(他のPCたちが知らない情報)
・UGNの実験施設で暮らしている実験体。普段は耐久実験やレネゲイド強化実験等を受け、たまにUGNのジャーム討伐に駆り出されている。
・物心ついたときから実験室におり、情緒的に成長することがなかった。そのため善悪の判断をつけるのは下手だし欲望など感じることも少ない。良く言えば従順。
・任務でひとと関わるうちに、自分が普通ではないことを自覚し始めている。皆が「そんな生き方は間違ってる」「お前はもっと自由に生きていい」というものだから、「なるほど、自分は変わるべきらしい」と思った。ので現在変わるための方法を探し中。別に変わり"たい"とは思っていない。
・「だってこうしろと言われたから」という理由で軽率に身を削って敵を倒す。ジェネシフトとか躊躇なくやりそう。味方を守ることはあまり教えられていない。


▶小ネタ
・誕生日：？
・血液型：AB
・好きな食べ物：なし
・嫌いな食べ物：なし
・趣味：なし
・癖：普段は目が合わないくせに返答に困ったときだけ相手の目を見る
・身長：167cm
・イメージカラー：藍、赤


▶過去
物心ついた時にはUGNの実験施設にいた子。受精卵のときから培養層で高濃度のレネゲイドウイルスにさらし続けて育てられ、生まれながらにしてオーヴァードにされた。彼には人間としての権利は与えられず、人間としての扱いをする人物はいなかった。あくまでレネゲイド兵器として、彼は訓練と強化実験を施されていた。
日に一度のレネゲイドウイルスの投与とそれに伴う衝動抑制訓練、過剰なほどの戦力を相手にした戦闘訓練、そして点滴で与えられる食事。唯一口にするのは何のものかもわからない血液だった。彼は吸血鬼のシンドロームであったから。
けれど、それが彼のすべてだった。彼には不満も何もなかった。彼は抗議を行うにはあまりにも無知だったし、自分で自分のことを考えることなど思いつきもしなかった。だから彼はいつまでたっても従順な犬だった。
10を過ぎたあたりから、彼は実戦にも投入されるようになった。そこには"敵"と呼ばれる存在と"味方"と呼ばれる存在がいた。自分は言われたとおりに言われたところに来た者を殺しただけだったけれど、彼らはたまにこちらに話しかけてくることがあった。
味方、と呼ばれる存在は、穏やかな表情で彼を見ることが多かった。なんという名前なのか、好きなものはあるのか、頼りにしてる、等々。どうしてそんなことを言ってくるのか、どうしてそんなことを聞きたがるのか。わからなくて疑問を呈すれば、彼らは顔をしかめたり笑って頭を撫でてきたり苦しそうな表情をした。理由は、やっぱりわからなかった。
敵、と呼ばれる存在は、その多くはうなり声をあげて襲い掛かってきた。そのような相手に対してはいつも通り攻撃を返せばよかった。けれど、彼らはたまに話しかけてくることがあった。「殺さないで」「僕たちには理由が」「お前らUGNが」と言う彼らに、何と返せばいいのか分からなかった。返答の代わりに銃弾を放てば、人でなし、と味方からすらも言われることがあった。
何かがおかしいらしい。彼は気づいた。彼自身にとっては善も悪もないその生き方は、普通の人から見たら間違っているらしい。それならば変わるべきだと思った。変わり方も、どんな在り方が正しいのかも分からないのに。
UGNには言わなかった。これまで彼を変えようとしなかったということは、これからも彼を変えようとしないことは分かったから。
今日も彼は、自分を変える何かを探している。自分の意志も伴わぬまま。


○あったらいいな
・首元のバーコードは個人識別用のもの。外に出たりする際にぴってやる。


〇コードは「キキョウ」からとっています。五十音表でn行目のn個目の文字、と取っていくとキキョウになるはず。
失恋とか戦場での非業の死とかを連想させるそうで、あんまり名づけに使うとよくない花なんだとか。また、桃色のキキョウは「薄幸」という意味になります。とはいえ最初からキキョウと名付けられているのではなく、たまたま振り分けられたコードがそうなっているだけでした。

セッション履歴