“馳セ駆ケル流星”佐岸 千星
プレイヤー:
- 年齢
- 23
- 性別
- 女
- 星座
- 身長
- 体重
- 血液型
- ワークス
- FHセルリーダーA
- カヴァー
- 孤児院オーナー
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ブラックドッグ
- モルフェウス
- HP最大値
- 31
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 3
- 行動値
- 7
- 戦闘移動
- 12
- 全力移動
- 24
経験点
- 消費
- +34
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 待望の子だった。ただ、待たれていただけであり、望まれた域には達していなかった。達していた子が生まれたとき、その存在は役目を終えた。 | |
|---|---|---|
| 待ち望まれ、疎まれた子 | ||
| 経験 | 疾走り方を教えてくれた人が姿を消した。彼の居場所を守りながら、ずっとずっと、帰りを待ち続ける。 | |
| 喪失 | ||
| 欲望 | 「ここにいる」ことを肯定したい。肯定されたい。 | |
| 居場所 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 叫ぶ。わたしはここにいる、と。声は届いたのであろうか。 |
| 渇望 | 17 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | こたえて。こたえて。こたえて。もとめるこえにこたえて。こうていして―――わたしを。 |
| 自傷 | 16 | |
| 侵蝕率基本値 | 33 | |
能力値
| 肉体 | 5 | 感覚 | 3 | 精神 | 1 | 社会 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 2+1 | シンドローム | 1+2 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 0+1 |
| ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 1 | 成長 | 成長 | 成長 | |||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 1 | 射撃 | RC | 交渉 | |||
| 回避 | 1 | 知覚 | 意志 | 調達 | 1 | ||
| 運転:二輪 | 6 | 情報:FH | 2 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 装着者 | ― | FHブレードバイク指定 | ||||
| 喪失 | 山端 一刀(やまはた いっとう) | 尊敬 | / | 恐怖 | かつて千星に、「この世界の疾走り方」を教えたFHセルリーダー。バイクの乗り方、風の感じ方、世界とのつながりの感じ方、生き方、すべてを授けたのち、支部と孤児院を千星に託して姿を消した。 | ||
| 居場所 | 子どもたち | 庇護 | / | 不安 | 孤児院にいる子どもたち。ひとりひとりをありのままで肯定してあげたい。 | ||
| シナリオ | マスターランダウン | 感服 | / | 不信感 | 何故このような小さなセルに声を掛けたのだろうか。……何にしろ、子どもたちが「それ」に触れることだけは防がなければ―――価値を外付けする事態には堕とさない。 | ||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | ||||||||
| ワーディング | 1 | ||||||||
| コンセントレイト:モルフェウス | 2 | 2 | |||||||
| 鋼の馬 | 3 | メジャーアクション リアクション | 〈運転:〉 | 2 | |||||
| 判定D+LV個。 | |||||||||
| MAXボルテージ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | 4 | 80% | |||
| 攻撃力+10。判定D-1。シナリオLV回。 | |||||||||
| マグネットフォース | 1 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | |||
| カバーリングを行う。行動消費なし。 | |||||||||
| 巨匠の記憶 | 5 | メジャーアクション | 効果参照 | 2 | |||||
| 〈運転:〉〈芸術:〉〈知識:〉〈情報:〉と組み合わせ可。判定D+LV個。 | |||||||||
| クリスタライズ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | 4 | 100% | |||
| 攻撃力+[LV×3]。装甲無視。 | |||||||||
| ショート | 1 | ||||||||
| 無上厨師 | 1 | ||||||||
コンボ
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FHブレードバイク | ヴィークル | 運転:二輪 | 12 | 戦闘移動+10m、行動値-1 Dロイス「装着者」 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| コーリングシステム | 1 | その他 | 指定:FHブレードバイク |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 10
| 5
| 149
| 0
| 0
| 164
| 0/164
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
「ここでリーダーと呼んでんじゃねえ! さきしせんせい、だ。いい加減に覚えやがれ!!」
人柄
郊外にある孤児院「ひまわりの家」を切り盛りしている若かあちゃん。
子どもたちに振り回されながらも、にぎやかな毎日を送っている。
子どもたちからは血のつながりの有無を忘れさせるほどに慕われてはいるが、時折口うるさいのが玉に瑕……らしい。
よく食べよく遊びよく眠る、そんな素直な生き方をただひたすらに、まっすぐに貫くおねーさん。
かつては峠を攻め、速さを追求する走り屋としての顔を持っていたが、今はそれを隠して生活している。
―――もっとも、その過去を知るものがいない保証はどこにもないが。
とある人物との出会いをきっかけに、千星は走り屋家業から足を洗い、グループを解散した。
そのときの舎弟の数人がこの孤児院で働いているほか、それぞれに新しい道を見つけているという。
FHとして
しかし、彼女にはもう一つの顔がある。
FHセル「パッスール」の頭。
欲望を叶えんと疾走る者たちを先導する役目を負っているのだ。
孤児院を隠れ蓑に、そして同時に孤児院とは完全に切り離されたものとして存在しているセルなのである。
ただひとつの掟―――『「ひまわりの家」を巻き込まない』ことさえ守っていればあらゆる仕事を請け負ってきた、そんな小さなセル、それが「パッスール」である。
ひとつの事実として、子どもに犠牲が出かかったとき、千星はその裏切り者を容赦なく手に掛けたことさえある。本人としては済んだこととして忘れてしまっているが、このセルの一般エージェントの中では語り草になっているとかいないとか。
そして、様々な欲望を擁する者がこのセルに在籍しているが、彼女もまた例外ではない。
「肯定」。
これがただひとつ、彼女の胸の中に灯った欲望の火なのである。
欲望
彼女はその存在の「肯定」を欲望っている。
彼女の実家はそれなりに裕福であった。満たされた豊かな暮らしを送っていたが、ただひとつ足りないものがあった。
後継ぎがいなかったのだ。
気長に待てばいい、最初はそう考えていた夫婦も年月を経るにつれ焦りを覚え始めていた。
そんな中で生まれたのが千星であった。
両親はやっと生まれた後継ぎに教育を施していたが、しかし彼女の能力は届かなかった。
両親の期待―――設定した下限にすら追いつかなかったのだ。
後に生まれた彼女の妹がそこに至る兆候を見せ始めたあたりから彼女は「そこにいなくなっていた」。
最低限の栄養素と備品を与えられ、死なないように施されるにとどまっていた。
そしてある日、ふらりと彼女は姿を消した。
「わたしはどこにいるの」
「わたしはここにいるよ」
「だれかわたしをみつけて」
―――しかし、誰も彼女を見つけない。探さない。
空腹に耐えかねた彼女が自分の口座を確認したとき、その口は閉ざされてしまうことになる。
定期的な振り込みは止まっていなかったのだ。
それはすなわち、千星の現状を把握していない。
少なくとも彼女はそう解釈し、認識した。
心が、折れた。
その場で貯金を下ろし、二輪車の免許を取って、大型のそれを1台買い。
「存在しなかったこと」の証左たる金を使って、己の存在を叫ぶための声を手にした。
そして、ひとり鋼の相棒とともに走り、疾走り、疾走び。
そしていつしか、ひとりの後ろには少なくないひとりがいた。
ひとりが群れて、たくさんのひとりになっていた。
走って、食べて、走って、眠って、走って、走って、走って、走って、それから……。
ずっと走って行きついたのは、とある郊外だった。
「うるせえぞ、何時だと思ってやがる?」
突然現れた男にたくさんのひとりは喧嘩を売った。
しかし、あっさりと蹴りはつく。
踏んだ場数が違うのだ。
振り回す武器の、力の純度が違うのだ。
「とにかくうるせえからさ、夜は寝ろや、な? おめーらのアシは置いといていいし、うちの離れ使っていいからよ」
地に伏せるひとりたちに目線を合わせ、男は言った。
今日だけのことだ。利用しよう。そう考えていたひとりたちであったが、その「今日だけ」はいつまでも「明日」に至らなかった。
男―――山端一刀が様々なことを理由に引き留めていたのである。
曰く、バイクの乗り方が、整備がなっていない。
曰く、飯のうまさを知らない。
曰く、布団の柔らかさを知らない。
曰く、風呂の気持ちよさを知らない。
曰く、ほんとうの欲望のために疾走んでいない。
ここで、孤児院で子どもたちを交えて生きているうちに、たくさんのひとりたちには叫びを取り戻しつつあった。
ある日のことだ。
千星は一刀に呼び出される。
「お前さ、今、何がしたい? 何を欲望う?」
―――答えは、決まっていた。
その直後、千星はそれぞれのやりたいことを為すことを最後の命令とし、グループを解散した。
「ひまわりの家」の職員になり、FHセル「パッスール」の末席に名を連ね、一刀のもとで働いた。
少しずつ表情が増え、子どもたちに「肯定」され、オーヴァードとしての力もつけていき。
めきめきと頭角を現していった。
『後継ぎとしての育成』では何も実らなかった彼女に3つもの大きな花が咲いたのだ。
「肯定」されたからこそ、彼女は、『佐岸千星』は今まさに生まれてきたのである。
それからしばらくして。
千星が孤児院とFHセルの中枢業務の大部分を任されるようになったころのことだ。
「もうそんだけできるなら大丈夫だろ? あとは任せたぞ、“馳セ駆ケル流星”」
そう言って、すべてを遺し、山端一刀は姿を消した。
それまでであれば千星はうろたえたであろう。恐れただろう。怯えただろう。
しかし、彼女はもう大丈夫だ。
「肯定」されたのだから。
だから、だからこそ、今度は「仕事が終われば帰る」との彼の言葉を、彼を「肯定」するのがわたしの役目だ。
彼の帰る場所を守るのが、わたしの役目だ。
千星はその日の夜だけ少し泣き、そして、再び朝を迎えた。
そして、現在に至る。
「肯定」することを生業とし、「肯定」を叶える流れ星として、千星はいま、ここにいる。
セル名について
フランス語で「ひとりではない」。前セルリーダーにより名付けられた。「肯定」を信条とする彼の欲望が表れている。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 34 | ||||
| 追加経験点 |