容姿・経歴・その他メモ

人懐っこく粗雑で好戦的。野暮ったい見た目に黒くボロい衣装も相まってヴィランと勘違いされることも多い。


剣闘士として活動する際「オフにおける趣味」を理由にヒーロー名は伏せている。コスチュームは簡易なもので積極的に隠蔽してるわけではないがロートルヒーローに関心を持つものは少なく「狂吼のハイエナ(鬣狗)」と呼ばれることが多い。不定期に現れてはその場限りのチームを組み、大した活躍もせずに勝利を掻っ攫う。賭け金を溶かされた者の悪評から生まれたその二つ名をむしろ当人は気に入っているようだ。

生粋のバトルジャンキー。戦闘における命の刈り合い、戦略を巡らせるチーム戦を何より好む。闘技場に来るのは「闘争意欲を存分に満たす為」闘争は人の性だろう？とは本人の弁
周囲を援護鼓舞し、勝利を思わせる空間を、熱狂を作り上げるが勝てないと確信した戦いを無理に継続したりはしない。

ヒーローかつ監査官という位置にいながら他者の評価や影響力を気にしないようなそぶりを見せる。だが仕事時の彼を知るものならそれは間違いだと知っている。
捕縛貢献率、討伐貢献率、どちらをとっても上位トップヒーローと比べて謙遜ないものだがここ5年でヒーローランキングに名が上がった事はなく、公の知名度に貢献するような活動は避けている。
彼の活動範囲はD.U.S.T地区のようなスラムが多く、そのような環境で秩序の象徴は受け入れられ難い。彼は彼らと隣人として接し、偶に馬鹿騒ぎをし、友人として手を差し伸べる。・・本人は「スラム連中と性根が変わらんだけ」だというが。
そして監査官として戦闘に参加する時だけ、その上から白の衣装を身に纏い、旗を掲げる。
無秩序の蔓延る世界でも確かにヒーローが居る事を
ヒーローにはこの場での活動許可を
その存在を敵味方問わず知らしめるのだ。

彼にとってヒーローは、自ら望む事と他者に望まれる事、その両者の為に力を行使するものである。

【追記】
以下の情報は彼の情報の中でも念入りに消去されている部分であり、取得が困難なものである。
柳瀬家に婿入り、当主を務めていた時期があったが子が生まれる直前に離縁している。
妻の事は誰より愛している。衝動のままに戦えれば生死を問わなかった自身を変えたほどに。
だが妻子の為にヒーローを辞めること。闘争を捨てることは出来ない。そして「ヒーロー」と「監査官」という立場がどれだけヴィランから注目を集めるかも第一次レネゲイドウォーの経験を通じて理解していた。それに
「父親がこれだとガキの環境が悪い」
親としての責務、当主としての役割。自らの意志と衝動。全てを今の自分が果たすことは出来ないと結論付けた。
妻の人となりに全幅の信頼をもって行った離縁だが自らの行為は惚れた女も置いていく屑野郎と評している。後悔はしてない。
子供の事はヒーローになってから、監査官としてその側面を知っている。「無鉄砲」の揶揄に血は争えないのかと事務所で笑い転げた。




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