容姿・経歴・その他メモ

来歴

南欧からの移民労働者と現地人の間に生まれた彼は、経済的理由から当然のように捨てられ、運良く（もしくは悪く）生き残り、スラムに溢れる孤児の一人として幼少期を過ごしていた。
転機が訪れたのは14の頃。細かい事情は省くが、粗悪なドラッグの過剰投与によって死亡したはずの彼は、オーヴァードとして覚醒し復活。自分と数少ない友人を殺した犯罪組織を相手に大立ち回りを演じ、これを壊滅させた。
その後、銃創その他無数の傷によって、再び生死の境をさまよっていたところをコードウェル博士に見いだされ、UGNの庇護下に入ることとなる。

荒んだ生い立ちの為か、やや粗暴な言動が目立つものの乱暴ではなく、UGNエージェントに求められる振る舞いは十全に理解しており、交渉ごとにも慣れている。が、そのうえで本人曰く「舐めた」話ならば、それが組織運営上必要なことであったとしても平気で断る。
そのため、日本支部ではネゴシエイターに適正はあるが、部下を持つのには向いていない、という評価が下っている。
魔街送りとなったのは本人の希望もあるが、そういった己の欠点を見つめなおしてほしいという日本支部長の思惑も介在している。

能力

本人が「呪毒」と呼ぶ特殊な薬品の生成、および散布。
この薬品を吸引した者に対し、テオドールは望む効果を「処方」できる。
賦活剤と言えば身体能力が向上し、糜爛剤と言えば皮膚が焼け爛れる。
テオドールの声を起爆剤に効果を発揮するため、相手が言葉を聞き取れる状態でなければ効果を発揮しない。
が、遺産の効果により変質したその声は距離や遮蔽物に関係なく、テオドールが認識した対象の元へと届く。

性質的にプラセボ効果や聖痕効果を誘発しているのに近いため、複雑すぎたり、非現実的でイメージが想起しにくい薬効は効果を発揮しない場合が多い。

また、戦闘時に着用するガスマスクは、体内で生成した呪毒を不必要に撒かないための装備で、外から内への流入ではなく内から外への流出を防ぐ構造になっている。
呼吸が著しく阻害されるため、皮膚呼吸のために常にある程度肌を露出させている必要がある。

セッション履歴