容姿・経歴・その他メモ

　強烈な一撃を受け地面に叩きつけられる。立ち上がろうと力を入れる度に全身の骨が軋み、無理という気持ちが幾百と溢れてくる。それでも湧いて出たそれを幾億の『だとしても』でねじ伏せ立つ。
　再び立ち上がったとき、砕けた鎧が再生し、再び全身を包む。これは影――意思が折れぬ限り何度でも蘇る不屈の鎧。
　「……たとえ拳が砕けても、俺の心は折れてない――ッ！

"｜紅魔の心臓《デモンズマグナ》"冴桐一真、強敵を前にして

　舞台となる町に住む高校二年生。両親はおらず孤児院の管理人をしていた女性に拾われ、そこで他の孤児たちと生活していた。
だが8年前に孤児院が火事で全焼し、巻き込まれたほかの子共たちと職員は全員死亡。彼だけは重傷を負ったものの生き残った。住む場所がなくなった彼のもとに、管理人の親戚だった三島香奈の家に引き取られる。初めは家族同然に一緒に過ごしてきた孤児院のみんなが死んでしまったことで閉鎖的だったが、温かく接してもらううちに次第に心を開き始めた。最近では彼らと過ごす日々が自分にとってかけがえのないモノになっていく中、また大切な者を失うことへの恐怖が強くなってきている自分に戸惑うようになっている。
　当時の事故で胸に十字傷ができており、心臓付近には撤去不能な小さなかけらのようなものが未だ無数に残っている。事故の時の記憶は曖昧だが、自分をかばうようにして立っていた人影のことだけは覚えており、いつか自分も誰かを守れる人になりたいと心の底では思っている。
　元来のキツイ目つきと、過去の事件の影響で「大切なものを失う事の怖さ」に怯え、無意識的に人と距離を置こうとするため周りからは良く思われないことが多いが根は優しい人間であり、その面を知っている少数の人たちからは親しく接してもらっている。

　影が変形した意志の力で動く鎧を纏っての近接戦闘を得意とする。

セッション履歴