生い立ち・覚醒の経緯

東北地方のとある農家の末娘として生まれる。
生活に困る日々を送る家に生まれた娘は歓迎されず「忌那」と名付けられる。
ただ、両親は世間体を気にして表向き「いな」と呼びながら育てた。
（今でいう搾取子のような感じの扱い）

しかし、米軍特需に世間が沸く中でも家計が上向かずどうにもならなくなった忌那の両親はある時彼女を山に置き去りにする。
家に帰ろうと山中をさまよい歩き満身創痍となった時「生きたいか」と声が聞こえてくる。
その声に導かれてたどり着いた古びた社。その中に祀られていた腕輪に触れたことで忌那は視力と引き換えに人を超えた力を手に入れることとなった。目覚めた力を頼りに家へとたどり着くが、既に彼女の居場所はそこになく路頭に迷うこととなる。

その後、手に入れた力を使いなんとか各地を転々としていた忌那はある時朧 幌樹と出会い彼に引き取られる。
疎まれ忌避される人生を送っていた自分に優しくしてくれた彼を兄と慕い彼の仕事を手伝うようになる。
その気持ちが淡い恋心に変わるのはそう時間がかからなかったが、彼との関係を壊したくはないためその気持ちは言い出せずにいる。

性格

引っ込み思案でおとなしい性格。生い立ちの性で自分の意見を強く主張するのが苦手。
目が見えないため、親しくなった人の顔を触ってその人がどんな顔をしているのか確認したがる癖がある。
一人称：私
二人称：○○様、｜兄《あに》さま（幌樹を呼ぶとき）

能力

覚醒時に契約した神（オシラ様）の力を自分の外側に広げることで、一時的な未来予知能力を味方へ付与する。
その力を受けた対象は、自分が攻撃するための最適な軌跡を見ることができ攻撃の精度がとてつもなく上がることとなる。
また、失明の代償として聴覚がとてつもなく鋭敏になっているため、補助具や介助者がなくても一人で行動することは可能。ただ周りから奇異の眼で見られることを気にして、普段は最近普及し始めた白杖を使用している。

セッション履歴