容姿・経歴・その他メモ

｜八葉《はば》｜宗也《そうや》

　実験の素体として収容・管理されていた過去を持つ。薬物投与による脳内麻薬の多量分泌が原因でオーヴァードに覚醒した。実験体となる以前の記憶がない。研究施設から保護され、UGNチルドレンとしての名前と人生を得た。
　記録上の年齢は8歳だが、肉体はそれを倍上回る成熟度にある。ソラリス・シンドロームによる成長ホルモンの過剰分泌とキュマイラ・シンドロームの肉体強化が相互作用した結果と目されている。

　短気なお調子者。物事を深く考えるのが苦手。アドレナリンの過剰分泌のためか常に興奮気味で、落ち着きがない。

　黄色のパーカーがシンボル。
　目深に被ったフードの下から素顔を窺うことはできず、影の中で双眸だけがくっきりと見える。これは微力の幻覚物質を無自覚に常時放出しているためで、相対した人物には「そう見えている」だけで、写真などで素顔を確認することができる。本人の意思でコントロールできないらしく、素顔を認識させない以上の効果を発揮しない。
　この視認阻害は顔だけでなく肌の露出すべてに及び、裸体は黒い人影のように映る。ただし、こうした認識は「肉眼で視る」場合に生じるものであり、前述の通り映像記録や鏡面越しでは本来の姿を確認することができる。
（GM許可があれば一般イージーエフェクト「マーキング」によるものという設定にしたい部分）

　その素顔は意外にも利発そうな少年のもの。色素の薄い金髪と白磁の肌、どこか物憂げな雰囲気を帯びた端正な顔立ち。

　一人称「おれ」、二人称「おまえ」
　あかるく人懐っこいが、共感能力が欠如している。他人が悲しんでいることは判別できても、理由を理解できない。
　だが、UGNチルドレンとして人との繋がりを得た経験から、「悲しんでいるひと、困っているひとに対してどうすべきか」の判断はできる。

経歴

　αトランスにブラックアビス、衝動発生装置──レネゲイドを励起させ、発症を誘発する手段は多岐にわたるが、彼に投与された“それ”は粗悪品だった。

　以前、ある製薬会社がオーヴァードの存在に気付いた。最悪なことに、それが超常の現象ではなく薬のもたらした効能だと誤認して。治験からオーヴァードが発生したのをきっかけに次々と人体実験をくりかえした。幾人がストレス反応による覚醒を経てはジャームと化し、多くの犠牲者が生まれた。その中で、八葉宗也は唯一ジャーム化を免れた個体だった。

　脱走したジャームの起こした事件からこの件を察知していたUGNによって実験は中止、製薬会社も研究所ごと閉鎖された。八葉宗也も被害者として保護され、以来、UGNの保護下でチルドレンとして任務にあたっている。

　どこからか誘拐されてきた身元不明の少年。両親と歳の離れた兄は、今も末っ子の帰りを信じている。

《鬼の一撃》差し替え候補

・《ラピッドファクトリー》で《フルパワーアタック》範囲化
・《怪獣撃》3
・《鬼の一撃》1+《獣の殺意》1ドッジDマイナスでオーバードーズ前提
・《獣の王》RA不可+《軍神の守り》カバーリング

セッション履歴