若干ピンクがかった茶の髪をポニーテールで纏める。顔の右半分を包帯でぐるぐると巻いて隠しており、濃い紫の混ざったピンクの右目が特徴。
赤の高校時代の指定長袖ジャージに白のワイシャツ、申し訳程度のおしゃれにリボンと黒のジーンズ着用。
顔の右半分は常時包帯で隠されており、それ以外の場所にも短く包帯が巻かれたり小さなガーゼを張られていたりする。

普段はほわほわとした陽気のような表情と感情を表に出すドジの多い少女。
一歩歩いては足を捻り、二歩歩いた先で濡れたアスファルトで滑り、三歩で足が滑って顔面を強打する
そんなどんくささのある一面が強い。

が、これはあくまで省エネ兼演じている部分があり本来の性格は割とスレ気味。
現実に対する諦め、達観から少々ネガティブ発言が多くなるものの本来はお人よしである為なんだかんだ言いつつちゃんと手助けはする。
基本的に元ひきこもりの不適合を見せるものの、ノイマンの能力及び過去施された実験によって情報記憶、処理、計算能力は群を抜いており要素さえ揃ってしまえばそこから道を導き出すことも可能。

そんな性格だが、事件の真実を知ることや求める場合必ず協力者は探究者に対してどうしたいか、を問う。
だがこれはその人を気遣ったモノではなく自身の為らしく...？

元はある企業と組織が共同で開発していたレネゲイド兵器、その統括体として調整されていた実験体の一人。
最終選考までは残っていたものの、致命的な欠点が見つかったために廃棄処分されかけたところを研究員の女性（以降母）
の懇願及び酔狂な願いによって命を拾い、記憶と能力の封印処理を行われて日常へ。
その為表向き及び母の中での鏡花はあくまでいつの間にか覚醒していたオーヴァード、となっている。


が、事実は異なりかなりピーキーな精神、思考強化を施されていたからかノイマンシンドロームの頭脳も相まって自力で自身の経歴、調整内容を導き出してしまうことになる。この時12歳である。
この残酷な真実、母と呼ぶ人物が赤の他人であるというものはいかに思考が発達していても未だ思春期の子供に受け入れることは難しく、この事実を認識しないという方法で一旦保留した。これが鏡花の見たくない真実その1である。

そうして時折イリーガルとしてUGNへ協力しつつも日常を謳歌して居た際、親友ともいえる少女と出会い、更に充実した学校生活を送っていた。この時15歳である。
だが、そんなある日その少女は飛び降り自殺を図り、植物状態へ。
必死にその真相を辿るうち少女の父親がFHであったこと、非人道であり理に反する研究をしていたことを一人で探り当ててしまい、そんな事実を自身に伝えようとしていたことを知る。
微塵もそんなそぶりに気が付けなかった、ただ普通で居たかった...そんな思考から友を失ったも同然となり、父親たるFHを単独捕縛へ打ち出て多大なダメージの元なんとか撃破したものの、少女が目覚めることはなく。

FHである父親が残した対自身用の作成の少女AIによる応対を見せ付けられて傷心。
まだ生きている、ここに居ると思い込むようにそのAIへと見舞いへ出る。鏡花の見たくない真実その2である。