容姿・経歴・その他メモ

ちょうどAdレネゲイドが広まる直前にN市立高校に転校してきたUGNチルドレン。
小柄で無表情な少女。極力感情表現を排した機械的な物言いが特徴的。
常に真顔で雑談への反応も鈍く、冗談がほぼ通じない。
そのくせ、一度食いつくと空気を読まずにぐいぐい来る。一言で言えばコミュ障である。
クラスメイトからも若干距離を置かれているが、どうやら本人はそれ自体はあまり気にしていない。

FHに全身兵器人間として作られ、UGNに救出されてから組織の施設内で教育と調整を繰り返してきた彼女は、
物心ついてからこれまで組織の施設から外に出ることがなかった。
そんな境遇で、自らの感性と対人能力が一般社会に合致していないことは彼女にとって想定の内であった。
日々彼女なりのトライ＆エラーを繰り返し、本人的には充実した"憧れの学生生活"を送っているつもりのようである。

しかし、心に傷を負った少年 閃条斗真に対して、級友としてもチルドレンとしても何もできない自分には忸怩たる思いを抱いている。
もしも自分が真っ当に生まれた少女であれば、彼の辛苦を理解することができたのだろうか。
もしも自分に級友達のような対人能力があれば、彼に届く言葉を掛けることができたかもしれないのに。
そもそも、彼が悲劇にあった日に、自分がＩＨ会場に居合わせることができたなら。
無意味な仮定と理解しながら、そんな問いを常に脳裏に抱えている。

かつて彼女は、彼を青春の具現の様に眩しく見上げていた。
今は哀しみと自責と、心からの心配を込めて眺めている。※端から見ると今も昔も真顔で睨んでいる。

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