容姿・経歴・その他メモ

少し気弱そうな印象を受ける青年。
黒い髪と、暖かな陽光色の瞳を持つ。
心優しく争いを嫌い、本来は屋内で読書などをしている方が似合いそうな人物。

チルドレンとしては、温厚で真面目。訓練には誰よりも情熱を燃やし、血の滲むような鍛錬を続けてはいるが、戦闘に関わる才能は欠けており、戦闘能力は低い。

それなりに裕福で幸せな家庭で生まれたが、親族や友人達を招いて行われた自身の誕生パーティーにジャームが襲撃し、幸運にも一人だけ生き残った。
悔悟と力への渇望からオーヴァードとして覚醒し、UGNに引き取られてチルドレンの一人として任務に臨みながら鍛錬を積んでいたが、戦闘方面ではごく凡庸で、才能が開花する事は無かった。

仲間達と共にある任務へ赴いた際、想定を遥かに上回るほど強力なジャームの襲撃により、部隊は壊滅した。
彼を慕っていた仲間達は、せめて彼を逃がすためとその命を散らしていった。
失意と絶望、そして自身の無力を呪う中、渇望の衝動に応えるようにして、もう一人の自分である青い瞳の【戦闘用人格】が覚醒した。
同時に、試用段階として部隊に貸与されていたゾディアックウェポンの一振りが、呼応するようにして双つに別れた。

「僕は、"誓い"と"信念"を」
「ならば俺は、"力"と"覚悟"を」

現在、人格は日常と調査、自身の行動方針の決定を行い、現れた二つ目の人格が、元々不得手であった戦闘全般を担当している。二つの人格は、視覚的な差異で言えば、元の人格が橙色の瞳、戦闘用人格が青い瞳ということで判別できる。そもそも聞けば分かるが・・・。
互いにいつでも入れ替わる事が出来、意思疎通も行えており、関係性は非常に良好。
また、どちらが表と裏、あるいは本体という訳ではなく、どちらも"日陰　鵠"であるとして、名称による区別は行われていない。

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