容姿・経歴・その他メモ

「……あい子、そっちはダメだよ。僕の方にもうちょい寄って」

寺島あい子の同学年にして、新聞部の副部長。
染められた金髪以外は実直で真面目な青年そのものであり、成績優秀で素行にもそつもない、優しい青年だという周囲の評価を受けている。
あい子との関係を邪推されることも多いが、少なくとも彼の自認としてはただの幼馴染として互いを認識している。

オーヴァードに覚醒したのは、彼が家族、そして幼馴染のあい子と共に出かけた際の時。
事故自体は本当にありふれたものだが、それでも一家全員死亡は免れない程度の大きな事故。
そこから彼とあい子だけ生き残ったのは、覚醒したシンドロームによってあい子と彼の周辺に安全な領域が作られていたから。
その不自然さがいくらか取り沙汰されたものの、彼は特に言及されることもなく寺島家に引き取られ、彼女と義兄妹として暮らしてきた。
彼にとって、寺島家、そしてあい子は何を置いても守るべきものであり、彼にとって唯一残された聖域でもある。
故に、彼はあい子の傍に立ち、その領域で彼女を守り続けている。

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