容姿・経歴・その他メモ

元々は顔が良いだけの女子高生。
少し幼く見えるその顔は火に飛び込む蛾のように周りを引き付けた。
読者モデルもしてるし、学校にはファンクラブもある。
しかし、それを気に入らない生徒もいた。
だが、彼女はそのようなことを気にしてなかった。
逆に、相手を気遣い献身的に話しかけた。

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まぁ、それも自分の好感度を稼ぐためなんだけど。
私の世界で最も醜いモノに最も美しい私がカマって上げているんだもの！
あぁ、あの子たちいいヘイトになってくれたんだもの。
だけど、いつばれたのかしら。
私のお腹には刃物が突き刺さっている。
いえ、これは刃物じゃなくて...骨？

まぁ、いけないわ。あんなに目立つことが出来る力があるなんて。
"それじゃぁ私が目立たないじゃない！！！"

憎悪と嫉妬に飲まれながら、私は意識を落とした。


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目を覚ますと知らない天井だった。
「...なるほど、これで抱擁による大体の統計が出来たかな」
私の横には目つきの悪い白髪の殿方がいました。
なるほど、私を助けたのですか。

ならば何故、このような貧相な実験室のような部屋で私を寝かしたのでしょうか。
あぁ、きっと彼はケチな方なのですね。
ですがお礼は言っておかなければなりません。
目を覚ますのが病院の一室貸し切りではないのは業腹ですが、私は寛大な女性ですので。

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彼の話を聞きました。
この世界には、「オーヴァード」と呼ばれる超人的な力を持つ者がいて、
その力に飲まれた「ジャーム」によって私は怪我をしたのだという。

彼は取引を求めて来ました。
「お前が欲しているオーヴァードの能力をやろう。だが、俺の頼みも聞け。さぁどうする？。」

私は二つ返事でその提案を受けました。
私が欲していると知っていたら、目覚める前に授けてくれてもいいのに。
気が利かない男です。

私は今まで通り学校に通学してもよいと言われました。あたりまえでしょう。
そして、能力の説明を一通り説明してもらい私はこんな古臭い場所から出ようとしました。

しかし、彼は最後にとんでもない事を言いました。
「あぁ、当たり前だがこのままとんずらコケると思うなよ。
お前の脊髄には爆薬と邪毒を仕込んでおいたからな。」

なんと彼は私の体に細工を施し、無理やりいう事を利かせようとしていたのでした。
あぁ、何故私ばかりこのような酷いめにあうのでしょう。
私は、とても不幸な女の子ですわ。

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スイレン全般の英語の花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」。
身勝手で、苦労知らずで自立できていない。
そしてプライドだけは異常に高い。

こういう駒は使いやすい。

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