容姿・経歴・その他メモ

由仁：性格はもともとまじめ、今は黒羽関係以外には無頓着である。基本無口だが、一度喋ると優しい口調をしてその実容赦なく相手を口撃する。そのため家族や親戚から少し敬遠されていたところを8歳の時あいつに拉致された。最初は今までの環境が居心地悪かったこともあり安心したが、その後の日々は地獄としか言いようがなかった。最後まで何とか生き残ったが、度重なる実験により成長が止まってしまい、幼い風貌のままである(目や髪の色もこの時変わる)。自力で逃げ出したが、家族や親戚はより気味悪がり、由仁は施設に送られた。ただずっと部屋にこもってばかりで、部屋に無理やり入ろうとした人には強いGをかけて威圧した。そうして５年過ぎた後、大葉と出会ったのだ。その後は大葉に施設から引き取られ、約15年間共にあいつを追っていた。そんなある時、あいつと戦っていた所をUGNに見つかった。UGNは私たちに組織に入るよう言ったが、今までのことで人間不信になり、また大勢で行動することを嫌がった(実験のことを思い出すため)ので代わりに協力関係を結んだ。それ以降、UGNはあいつを倒すことに協力してくれることになった。その交換条件としてUGNエージェントの任務の支援をたまにしている。普段は大葉家の手伝いをしている（人間不信のため知らない人のところでは働くのが困難だから）。裏社会にはあいつの情報を得るために入り、実力で従わせた。肉体戦闘は子供の体格のため不得手で、飛び回って遠距離攻撃するのが彼女のスタイルだ。

黒羽研究員：年齢不詳、能力不詳で好奇心の鬼、そして天才。自分の興味のためにしか動かない。由仁をオーヴァードにした実験はFHと共同で行われた。しかし黒羽は好奇心が抑えられずわざと由仁を逃がした（ただし色々悪趣味なことをして）。黒羽はその後も度々FHと手を組みつつ強力なオーヴァードや武器、危険生物や薬物などを生み出しており、UGNも敵の中の脅威の一人として認識している。そのためUGNが黒羽を追っていたところ同じく黒羽を追っていた由仁たちと遭遇したということである。黒羽は由仁を興味深い観察対象としてみており、たまにわざと目の前に出現して由仁を挑発し、そのあとの戦闘や行動を観察して楽しんでいる。要するにただのクｚ

大葉　増伊：３５歳、システムエンジニア（表の職業）、非オーヴァード。性格はもともと陽気だった。今は表では引き続き陽気に見えるが、裏ではとても冷酷で、狂気が見え隠れすることもある。２０歳のとき結婚前提で付き合っていた水晶　宙（すいしょう　そら）が突如誘拐され、黒羽の実験の犠牲となった。大葉は水晶を溺愛していたため、そのあまりにも大きな愛がそのまま黒羽への憎しみへと変わってしまった。復讐するためならと５年かけ類稀なる情報収集能力を獲得（コンピューターハッキング、潜入技術、裏社会への太いパイプなど）した。しかし戦闘能力は普通のひとよりは高くなったもののオーヴァードには遠く及ばなかった。そんななかある情報網から黒羽のもとから逃げ延びた由仁の存在を知り、彼女がオーヴァードの可能性があるとわかるとすぐさま飛んで行って協力を持ち掛けた。その後は由仁を表向きは養子兼家のお手伝いさんとして引き取ったが、実際は主に戦闘担当として使っている。２人のコンビは周囲にはとても冷徹な態度をとり、血も涙もない奴らだとして恐れられている。その一方で、大葉は強く誰かを愛したい性分であるため、家では由仁をとてもかわいがってたりする。今や由仁は大葉の心の支えだ。ただこれは危険なことでもある。大切な人物を２人も失ってしまったならば、大葉はもう立ち直れないだろう。

小炎　時重：２３歳、ブラムストーカーのピュアブリード。性格はもともと温厚、今はただ淡々としている。小学校時代周りと話がうまくかみ合わないことが多かったが、由仁だけは一見とげとげしい言葉ではあるがなんやかんや時重を気にかけていた（自分も１人で寂しかったのかもしれない）。２人はだんだん打ち解けていったが、８歳のときあの事件が起こる。偶然誘拐現場を見てしまった時重は、近くにあったタクシーで追いかけ、黒羽やFHの拠点へとたどり着いた。しかしそこで黒羽に捕らえられてしまった。当初は他の誘拐されてきた人とともに様々な人体実験の被験者となる予定だったが、由仁と時重にオーヴァード適性があることが判明し、そこで黒羽の命令に忠実に動くオーヴァードとしてつくりかえられてしまった。現在時重は警察は行方不明扱いとしているが、そもそも由仁の時重に関する記憶はほとんど鍵が黒羽の手によりかけられているため、由仁はそれを全く知らない。戦闘能力は由仁とほぼ互角であり、毎回引き分けに終わる。戦う度由仁にどこか懐かしさを感じるが、なぜかは由仁同様わからなくなっている。由仁はあの実験でオーヴァードになったのは自分だけだと思っているが、時重は厳重に隔離された別エリアで黒羽の手が加えられたため、それを知らなくても無理はないだろう（データも残っていない）。

水晶　宙：享年21歳。性格は控えめながら決して暗くはなく、周りからは「安心できる人」との評価だった。生前はボクシング有段者、また凄腕システムエンジニアに将来なるだろうとうわさされていたほどのコンピューター系の技能が高かった。大葉の技術も一部は水晶に生前教えられたものである。その高スペックさに目をつけた黒羽が誘拐し、オーヴァード適性がなかったため別の人体実験の被検体となり、そこで死亡した。大葉との関係は傍からみても息が合っていて、まさにお似合いであったという。

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