程よく伸ばした赤毛の一部を三つ編みに装飾し、赤いメガネとその奥の黄金の瞳が特徴的な少女。
黒のマキシ丈ワンピースに茶の革靴姿。
正装が必要な際は華麗にレディーススーツを着こなす。

若干軽率な口調が否めない、今時風JKを思わせる明るい性格の持ち主。
冗談やふざけるような言動は多いものの自身のやるべきことへの向き合い方は真面目そのものであり、そのギャップからそっちの方が良く見られるぞ、などと弄られる。

かなり俗物的且つ若干金銭にがめつい部分があるが根っこがいい子なのでマメに管理するし無駄使い等に手が伸びることは滅多にないリスク管理ができている一面もある。
基本的に人情に熱く、涙もろいこともあってか共感性の高さから仕事中にコロコロ感情が傾くことも。

なおそんな性格上かなり大雑把な部分があり、それは自身の能力操作に多面に出てくることも。
同じ施設出のオーヴァード達からは『乙女とどっこいどっこい』『破壊の権化年少組』『天秤って言うかお前隕石だろ』とまで言われるほど豪快な部分もある。

N市のある高校に通う現役JK二年目。

幼少の際FHに誘拐、のちある実験施設にて特異なオーヴァードを作成する被検体として扱われ覚醒。
苦痛の毎日を過ごしていたものの、同じ境遇の12人と共謀し強引に施設を破壊することで脱出、UGNに保護された経緯がある。

その前はある財団の令嬢として育っていたものの、母が死去後ネグレクトに近い状況で育てられていた。
その際何度か誘拐事件に巻き込まれていたが、救出されたとしても父親からの安堵の言葉はなく不満を募らせていた。
実際この覚醒に至る誘拐もどうせなにも言葉はないのだろう、という諦めの元大人しくしていたら人生が斜め120度くらい変わる羽目になった。

保護後は同じ施設出のオーヴァード達と生活、教育を共にしながら自分のようにFHによって覚醒させられる人を少なくしたいためにエージェントに就任し、かなり過激なほどに戦闘ではFHを圧縮するそんなオーヴァードになった。

現在は所属支部などなく日本支部内の窓際部署にて雑多に駆り出されており、いい加減そっちの仕事を減らしたいがために受け入れてくれそうな支部を探しているらしく...？

自身の制御範囲内に存在する、微細な埃から軽々持てないような重量の物体までを重力で操作し、まるで隕石のように降り注がせつつ星の重さを模倣した質量を対象の肉体に負荷として与え行動を封じるサポート型デバッファー。

細かな操作はしつつ遠慮なくぶっ放しやがるので基本的に彼女の通った戦場は荒れる。
それはもう荒れ狂う、クレーターが山ほどできる...！

攻撃には必ずと言っていいほどに星の煌きのようなエフェクトがかかる。
そんな姿月に名付けられたあだ名は黄昏の破壊者。夜空ごと吹き飛ばして終わらせ行く凶星である。
『―――全天88星座、蒼穹より来たるは繁栄の導。...さあ、夢の輝を受けなさい！』