容姿・経歴・その他メモ

経歴

華族の血筋であるとある名家に生まれたが、10代半ばの頃にレネゲイド災害に被災して
故郷と家族を失う。そのときに駆けつけた救護班から「オーヴァードとして覚醒している可能性あり」と診断され
UGN系列の養護施設に保護された。
その後いくつかの検査を経て、正式にオーヴァードであることが判明。
しかし、エフェクトの発現がほとんど見られず、エージェントとして活動できる基準を満たさなかったため
しばらくは経過観察を受けながら一般職員と変わらぬ立場にいた。

それから数年後、調査員のひとりとしてかつての故郷である被災地を訪問した際に
屋敷跡地でレネゲイドウイルスに感染した状態の薔薇を発見する。
もともと屋敷で栽培されていた薔薇の株が、レネゲイド災害の時点でウイルスに感染して
わずかながら枯れずに生き残っていたらしい。
そして、この薔薇が〈原初の薔薇〉として夜呑に与し、彼女は遅咲きのオーヴァードとして
能力の真価を認められた。

遺産

UGNエージェントとして活動するようになってからさらに月日が流れた頃、
とある夜の夢にて〈謀略の牢獄〉による真実の調べを聞く。

「故郷を奪ったレネゲイド災害は人為的に引き起こされた」
「遺産“エレウシスの秘儀”を破壊しない限り、悲劇は何度でも起こる」
「―――悲劇を破壊する術を、汝は求める。そうだろう？」

夢のなかで、憎悪が燃えた。衝動のままに、夜呑は頷いた。
こうして彼女は契約を交わし、復讐に囚われた｜遺産継承者《レガシー》となる。


その後、UGNレネゲイド災害緊急対応班への所属を志願し、“エレウシスの秘儀”を追ううちに
さらに月日が流れ、――
現在はUGNレネゲイド災害緊急対応班『マルコ』隊長として、いまだ消えぬ激情を燃やしている。

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