容姿・経歴・その他メモ

【基本設定】
蒼いボサボサの長髪に奇妙な紅い瞳をした、少女のような外見のRB。その外見に似合わない古風な喋り方をする。身体中を拘束具によって拘束されており、普段は支部の空き部屋に監禁状態となっている。その理由は武上支部の『最終兵器』であるから隠匿する必要があるため…という以外にもあるようだ。
ただ本人も他者との接触を求めていないようなので大人しく従っている。

【呼び名】
あなた、お前、レネゲイドビーイング、神様、山神様、ちんちくりん、死神、ヒミツ、徒花、お嬢さん、アオ　など他多数

【能力】
能力名：万死一生
自身に触れた対象の生命力を奪い自身の体内に保存する能力。はたから見れば触れた対象が突然死、変死したという状態になる。
ただUGNの監視下に置かれる前にFHやギルドなどの組織によって非人道的な実験の対象となっており、その実験によって常に保有している生命力が外部に放出されてしまう。そのため、生命力を奪ってもすぐに消費されてしまう。
体内保存の生命力が枯渇すると能力が自動発動し、周囲の生命体から無作為に奪ってしまう。現在は特殊なEXレネゲイドである各拘束具によって能力を抑制され、外部からの接触を制限されているものの放出されるエネルギー量は減少していない。そのため定期的にオーヴァードが生命力を分け与えている。緊急の際は保存中のジャームや小動物も提供されるという噂。

【戦闘スタイル】
現状、拘束具によって自身による接触（歩いて体当たりする、頭突きなど）では大した効果がないため対象からの攻撃をわざと受けることで能力の発動条件を満たしている。
外皮は『実体を持つエネルギー』のようなものなので多少のダメージでは傷つかないが、大きなダメージを受けて傷ついてしまうとそこから保存している生命力が流れ出てしまう。
能力の特性上、生物に対してはとても有効だが非生物にはほとんど効果がないため機械などを相手にするのは苦手。FHなどの組織に捕らえられた際は機械化兵などを利用されたのだとか。

【ちょっと詳しい設定】
彼女はある村の近くにある山で発生したRBである。その山は中腹より奥は常に霧に覆われ、危険な動物が生息していたり毒草が自生していた。そのためその山で迷った人間は死んだものとして扱われ、実際生きて出てきた人は（少なくとも村には）いなかった。また麓ではよく捨て子が見つかっており、村の人間たちは『山で死んだ人が子供になって戻ってきた』という体でその捨て子達を引き取っていた。
子供たちは村の大人から『あの山に住む神様が坊やたちを生まれ変わらせた』と聞かされて育ったため、いつしかそのことを信じるようになった。
その結果、『山に住む転生の神』という概念とそれに対する信仰が生まれ、彼女が発生するに至った。
山での現象や生態系全体を含む『山そのものを擬人化して信仰の対象とした存在』であるためオリジンはコロニーとなる。

彼女の肉体は以下のエネルギーによって構成されている。
1.“山の神”として大地から吸収するエネルギー
2.自身に対する人々の意識的なエネルギー（信仰心や興味、憎悪など）
3.周囲の生命体から奪った生命エネルギー
上記の1と2によって外皮を形成し、3をその内側にため込んでいる。しかし実験によって、ため込んでいるエネルギーが外部に放出されるようになってしまった。このエネルギーが枯渇しても外皮が消費されることはないが、彼女の意思に関わらず能力が発動し周囲の生命体からエネルギーを奪ってしまう。
ちなみに体内のエネルギーは少し塩っ気があり、人の体内温度ほどの温かさがある真っ黒でドロドロとした液体として保存されている。

彼女が装着させられている拘束具は以下のとおりである。
1.改造拘束衣：上半身と二の腕を拘束でき、手が露出しないよう袖が長い拘束衣
2.アームザック：両腕を離せないように拘束する
3.足枷：歩けはするが走れない程度に足の開閉を制限する鎖でつながれた足枷
4.首枷：場合によってはつながっている鎖を引いて歩かせるため
5.呪符：能力の関係上、足枷以外の拘束具を付けられない下半身にもある程度の能力抑制効果を付与するため

彼女の能力が命を奪うだけでなく、任意の生命体を生み出すこともできる能力だと知っているものはあまり多くない。彼女自身は特に隠すつもりもないためいざ情報漏洩した場合にFHや他組織が彼女を狙い、悪用される可能性がある。そのため武上支部や霧谷日本支部長が彼女の存在および能力を隠ぺいしている（どうしても噂話が広まったりはしてしまうが）。
任意の存在を生み出す際、一定量の体内エネルギーに生物情報を与えて粘液塊として体外に排出する。排出された塊が与えられた情報の生物に変形するため、彼女の外皮形状では物理的に生み出せないサイズのものも生み出すことができる（成体の象やクジラなど）。
生み出された生命体は一定時間彼女を『自身の親』として認識するため彼女の命令には概ね従う。この間は彼女の命を奪う能力の影響を受けることがない。その時間を過ぎた対象は通常通り命を奪えるほか、対象に触れている状態であれば彼女が任意に刷り込みを消去することもできる。ただし能力によって付与された刷り込みが消去されても親と認識する場合がある。
植物の様に動物のような思考を持たない生命体の場合、生み出されてから一定時間は彼女の意志で動かすことができる。この状態も刷り込みと同じで触れている状態であれば任意に終了させることができる。
ただし、彼女ができるのは『生み出すこと』だけであり、『育てること』に関する身体的機能は備わっていない。つまり生後間もない状態の生命体を生み出した場合の育成は期待できないということである。

彼女個人の目的は『生命体における記憶と感情の結びつきを自身に蓄積させ、知識として得ること』である。彼女は能力で命を奪う際、生命エネルギーと共に対象の持つ記憶のコピーも蓄積することができる。この記憶は自身の記憶とは結び付かず、閲覧する際は本を読むような感覚で閲覧することになる。この記憶はエネルギーと結びついているため、エネルギーを消費すれば閲覧できなくなる。また奪い取る生命エネルギーの量・質に比例して蓄積できる記憶の量・質も変化するため、余命僅かな生命体よりも健康で十分な寿命のある生命体からの方が良い記憶を得られる。だが彼女の存在定義的に必要がなければ生命体の命全てを奪うことはないため、性格上での危険性はあまり高くない。ただし大半の保持記憶は過去の実験によって失われており、現在まで保持できている記憶はごくわずかである。

ある男性と共に生活していた時期がある。このことは彼女自身が誰にも話しておらず、また研究論文にも記述されてないため現時点で知っている人物はいないと思われる。
その人物は陰陽師（オーヴァード）であり、旅をしながら鬼（ジャーム）を封じていた。陰陽師としての才は高かったが、自由気ままな性格で一つの場所にとどまろうとしていなかった。旅の最中、彼女が住む山に迷い込んだ彼は一目惚れをしてしまいその山で過ごすようになった（旅も続けていたが一定期間で戻っていた）。永い間共に過ごしていたため彼女は自身でも知らないうちに彼に愛情を抱くようになった。しかし彼にも寿命があることに変わりなく、彼が最期に頼んだことは『残り少ない自身の命を奪って欲しい』ということであった。他の方法もなかった彼女はわずかな命を奪うと共に彼の愛情を知ることになる。
その後は彼が生前行っていたことを自身でも経験したいと思い、能力で自分の代わりとなる存在を一時的に生み出して旅に出るようになった。旅に出ては山に戻るという生活を数百年単位で繰り返す間に人々からの信仰も薄れ、山に留まる意味もなくなった彼女は代わりの存在にすべてを任せて山から離れることにした。
そして現代に入ってから、彼女の存在を知ったオーヴァードたちが彼女を狙うようになる。相手が生命体であるうちは問題なく対処していたが、技術の発展により非生物兵器が登場したため捕らえられることになったのだ。

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200点追加想定

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