容姿・経歴・その他メモ

「ほら空也、出動なんだから。早く来ないと置いてくよ？」
「私だけ先に行ったって誰も倒せないんだし、ほらはーやーく！」

UGN武上支部に所属していたエージェント。牙山空也の幼馴染。
3年前に亡くなっている。

本当の親からはもはや子として見てもらえず、種々の実験に利用された挙句気が付いたら覚醒、UGNに売られていた。
その後カヴァーの両親を当てがわれ育つ途中で、空也と出会う。
平凡に生きる周りの人間を内心嫌いつつも笑顔の下に隠す生活のなか、片親を亡くした彼のどこかに自分と似た空虚さが巣食うのを感じ、少し心を開いた関係がもう長く続いていたある日のことだった。ジャーム出現の報を受け駆けつけたそこには、覚醒してジャームを倒し暴走する空也の姿だった。
このとき、自分に芽生えた感情は……彼が覚醒してしまったショックだけではなかった。彼がついに"普通の子"でなくなった安堵。そんな黒い感情を自覚し、そんな感情を抱かせた世を恨む海奈が目の当たりにしたのは、こうなってなお世界を想うという空也の答えだった。
彼と同行するうちに、そんな彼に感化され、20を過ぎやっと……世界を恨まなくなってきた。彼と共に、人々を守る戦いができる。やっとそう思えた。

……そんな時、あの蒼い眼は現れた。

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