容姿・経歴・その他メモ

「そこの人！はしたないですよ！この街の風紀を乱すようなことしないでください！」

「違う！こんなの、私じゃ……わたし、じゃ………」

「にゃはははははははははっ！！！！！」


街の風紀を乱す者を許さない自称・風紀委員。
普段と戦闘時とで性格がガラリと豹変する。

小学生の頃にとある事件をきっかけに孤児となり施設に拾われた。
オーヴァードとして覚醒したのもその時。

履歴

神宮司家と言ったら市内でも有数の名家だった。
その一人娘として生まれた彼女は、幼い頃から英才教育を受けてきた。
神宮司の名にふさわしくあるために。
毎日、勉学や習い事に励んだ。
礼儀礼節だって叩き込んだ。
品の無い娯楽には興じなかった。
自分は神宮司の人間だから。
正しくならないと。正しくならないと。
清く、正しく、真っ当に。


──なんで、私ばっかり。

私は知ってる。お父さんがよなよなお酒ばっかり飲んでること。
私は知ってる。お母さんが使いもしないブランド品を買い込んでること。
私は知ってる。お父さんもお母さんも、ほんとは贅沢してるんだって
知ってる？今どきの子はみんなゲーム機を持ってるんだ。
みんな夕方にはアニメを見るんだ。
みんな、毎日楽しそうなんだ。
ずるい。ずるいずるいずるいずるいずるい。
私だって、私だって。

私だって、ほんとうは──


その日、神宮司家は謎の襲撃事件により壊滅された。
目撃証言の中には“赤黒い狼のような生物”を見たというものが多数存在する。

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