ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

陽川 七星 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

(アマネセル)陽川 七星(ようかわ ななせ)

プレイヤー:こーま

自由登録 レネゲイドウォー ひーらぎ
年齢
25
性別
星座
蟹座
身長
186
体重
血液型
B型
ワークス
ヒーローA
カヴァー
ヒーロー
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ブラックドッグ
ウロボロス
HP最大値
31
常備化ポイント
6
財産ポイント
2
行動値
7
戦闘移動
12
全力移動
24

経験点

消費
+154
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 このステージのどこにでもあるような、超一般的な家庭で育った。
一般家庭
経験 師匠(せんせい)から力を継承した。
(ノロイ)の継承
邂逅 もしも自分が暴走することがあれば、彼らによって処理されるのであろうと感じている。
同行者
覚醒 侵蝕値
無知 15
衝動 侵蝕値
闘争 16
その他の修正6極限暴走(3)・原初の黒(3)
侵蝕率基本値37

能力値

肉体4 感覚2 精神3 社会1
シンドローム2+1 シンドローム1+1 シンドローム1+2 シンドローム0+0
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長1
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵5 射撃 RC1 交渉
回避1 知覚 意志 調達2
情報:ヒーロー1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
D 継承種 「レネゲイドウォー」専用。《マイトフォーサムワン》を取得。(RW:P49)
固定 鈴木 優大 感謝 厭気 恩師。
固定 墓守 清正 好意 恐怖
シナリオ 音無 頼人 信頼 不安

メモリー

関係名前感情
師匠(せんせい) ???? 憧憬 師匠。"ウロボロス"の力をくれた。師匠との特訓が終わってから、一度も会えていない。名前を教えてもらった記憶もない。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
極限暴走 1 常時 自動成功 自身 至近 リミット
前提条件:《背徳の理》。「あなたがオーヴァードに1点でもHPダメージを与えた際に使用する」と書かれたエフェクトは「あなたがBS:暴走を受けた際」にも使用できるようになる。基本侵蝕+3。(HR:P84)
①マイトフォーサムワン 1 イニシアチブ 自動成功 自身 至近 1D10 Dロイス
他のエフェクトと組み合わせ不可。シナリオ1回。即座に1回メインプロセスを行うことができる。行動済みでも使用可、これによって行動済みにはならない。(RW:P49)
②破壊の渦動 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 5
オーヴァードに1点でもHPダメージを与えた際に使用。シーンの間、自身が行う攻撃を装甲無視化する。シナリオLv回。(EA:P124)
③背徳の理 3 オートアクション 自動成功 自身 至近 3
オーヴァードに1点でもHPダメージを与えた際に使用。シーンの間、ウロボロスのエフェクトを組み合わせた判定のダイス+[Lv×2]個。(EA:P124)
④巨人の影 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 3
シーン1回。オーヴァードに1点でもHPダメージを与えた際に使用。取得しているエフェクト1つを選択し、シーン間そのエフェクトのLvを+2する。使用回数は増加しない。(BC:P68)
⑤原初の黒:ライトスピード 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 5+2 100%
そのメインプロセスでは、メジャーアクションを2回行える。そのメジャーアクションでは判定のC値を+1する。シナリオ1回。基本侵蝕+3。(EA:P77)
⑥シャドーテンタクルス 1 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 効果参照 1
このエフェクトを組み合わせた白兵攻撃の射程を10mに変更する。(BC:P68)
⑦C:ウロボロス 3 メジャーアクション シンドローム 2
C値-Lv(下限7)。
⑧雷神の降臨 3 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 6 100%
ラウンド間、自身が行う攻撃の攻撃力を+[Lv×5]する。ただし、【行動値】が0になる。この修正は、他のエフェクトに優先する。(RW:P34)
⑨原初の白:フルパワーアタック 3 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 4+2 80%
ラウンド中に自身が行う白兵攻撃の攻撃力を+[Lv×5]する。ただし、【行動値】が0になる。この修正は、他のエフェクトに優先する。(EA:P61)
⑩螺旋の悪魔 5 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 3
自身にBS:暴走を付与。ラウンド間、自身が行うウロボロスのエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を+[Lv×3]する。(EA:P124)
人間発電機 1 メジャーアクション 自動成功 単体 至近
体内の発電細胞をフル稼働させて、触れてる機械に電力を供給するエフェクト。(EA:P43)
消去の号令 1 メジャーアクション 〈RC〉 対決 単体 至近 3
レネゲイドの簡単な作用による効果を一時的に消去する。(EA:P127)

コンボ

五行相生:木(エレクシオン・フピテル)

組み合わせ
(⑧)⑩
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
15
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
80%未満
15
100%未満
30
100%以上
20+20+18+20

螺旋の悪魔をトリガーにして、極限暴走を適用。
そこからさらに「五行相生:火(エレクシオン・マルテ)(オートアクションのコンボ)」も使用。
さらにさらに、パワーソース:デーモンも使用。

五行相生:火(エレクシオン・マルテ)

組み合わせ
タイミング
オートアクション
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
11
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

これら3つのエフェクトを《極限暴走》の効果で《螺旋の悪魔》を起点に使用。
シーン間自身が行うすべての攻撃が装甲無視、ウロボロスのエフェクトを組み合わせた判定Dが増加。詳細はメジャーコンボ参照。

五行相生:土(エレクシオン・サトゥルノ)

組み合わせ
タイミング
イニシアチブ
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
1d10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

なるべく初めの方のイニシアチブで動こうかなって感じです。

五行相生:金(エレクシオン・べヌス)

組み合わせ
タイミング
マイナーアクション
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
6
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

五行相生:土(エレクシオン・サトゥルノ)」、つまり《マイトフォーサムワン》で動くときに1度使おうかと。速く動いていっぱい殴る。

五行相生:水(エレクシオン・メルクリオ)

組み合わせ
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
10m
侵蝕値
3
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+6
7
5
11
100%以上
4+8
7
5
11

《シャドーテンタクルス》で射程10m。
《破壊の渦動》で装甲無視、《背徳の理》でダイス増加。
ここに「五行相生:木(エレクシオン・フピテル)(セットアップコンボの名前)」の攻撃力固定値が追加される。判定ダイスは侵蝕率ボーナス抜き。

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
決闘者の剣 15 白兵 〈白兵〉 0 7 3 至近 この武器による白兵攻撃の対象が「対象:単体」の場合、の攻撃力を+4する。(HR:P86)
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
パワーソース:デーモン 20 その他 自身がエフェクトを使用する直前に使用する。そのエフェクト1つのLvを+2して効果を算出する。使用回数は増加しない。1シナリオ1回。他のパワーソースと一緒に取得できない。(RW:P54)
ヒーローズクロス 0 その他 シナリオ1回。バックトラック前に侵蝕率を10点下げられる。(RW:P52)
コネ:ヒーローマニア 1 コネ 〈情報:ヒーロー〉 〈情報:ヒーロー〉の判定ダイス+2個。(RW:P51)
ストーン 0 カスタマイズ 「コネ:ヒーローマニア」を指定。〈情報:ヒーロー〉の判定にかかるコネの効果をダイス+1個,達成値+1にする。(BC:P71)
ウェポンケース 1 その他 選択:決闘者の剣。オートアクションで武器装備。①P180
ユニバーサルフォン 2 その他 〈情報:〉 マイナーアクションで使用する。そのメインプロセスで行う情報収集判定の達成値+1。(RW:P51)
ネームド(決闘者の剣) 0 カスタマイズ (ルナ・ヌエバ)』BC:P70

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
10 10 214 35 15 284 0/284
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「……ったく、アイツはどこに行きやがったんだか。」

3行でわかる陽川七星

ライトニングスターの相棒をしていたヒーロー。今は行方不明の相方を捜索しながらヒーロー業をしている。
正義感が強すぎるバカ(ライトニングスター)の相棒故に、落ち着いてはいるが何だかんだで正義感が強い。
元々強いオーヴァードではなかったが、「悪鬼呪(アッキノジュ)」を師匠(せんせい)から継承したことで今ほどの力を得ている。

陽川七星と過去の話

これは、1人の少年の過去のお話。

彼は元々、お世辞にも強いオーヴァードとは言えなかった。ブラックドッグのピュアブリードであったが、体内に電気を溜め込むことしかできず、それ以上の応用はできなかった。登録オーヴァードとしての評価によると、良くて中の下。
幼い頃に見た日曜朝のヒーローアニメの影響で、漠然とした憧れは抱いていたし、小学生の頃にはすでにオーヴァードではあったため、もっと強くなってヒーローになりたい、だなんてことも思っていた。
けれども、何度か検査を受け、訓練を受けているうちに気づいた。“自分はヒーローを目指せる立場ではないんじゃないか”と。ノイマンシンドロームには劣るものの、座学の成績は優秀だった。キュマライラシンドロームやエグザイルシンドロームには劣るものの、体力やスピード、筋力といった要素(ステータス)についても、ほとんど文句をつけるべき箇所はなかった。しかし、決定的に(レネゲイド)が欠けていた。そこが致命的であったのである。
けれども、夢を諦めきれなかった。誓いを捨てられなかった。一か八か、思春期の頃に能力が覚醒することに望みをかけ、その後数あるヒーロー養成科のうち弱小と呼ばれていたある学科に入学することとなった。そこ以外では力の不足を理由に断られ続けた。しかし、そこだけは七星の意気込みと力以外の要素を加味して入学を許可してくれた。「力さえうまく使えるようになれば、きっと君なら強くなれる」というのが恩師の言葉だった。

陽川七星と羨望の眼差し(頼人くんの話があります)

これは、1人の少年に憧れて、夢を誓う話。

彼が登録オーヴァードになったのと、ほぼ同じタイミングで登録された少年がいた。その少年の名は、音無頼人(おとなしらいと)といった。同じブラックドッグのシンドロームを持つ少年で、七星よりも圧倒的に優秀であった。何度か検査や指導の際に一緒になったことがあった。お互いに覚醒が早かったこと、歳が近いこともあり、仲が良かった。
能力の制御の訓練を受けていた際に、七星は彼の力を見た。その才能を目の当たりにした。そこからずっと、彼の後を追いかけていた。七星にとっての憧れは(らいと)であった。
その後彼は何度も頼人に力の使い方を尋ねた。強くなるための秘訣も聞いた。将来の夢の話も聞いた。どこに進学したいかという話もした。七星が弱気になるたびに、頼人は七星を励ました。「大丈夫だ、お前ならきっと良いヒーローになれるから。」だとかなんだとか。
そして少年たちは誓った。いつか大人になって、2人共がヒーローになれていたら、2人で街を救おうな、なんて。
そんなこともあって七星は、夢を追い続けてきたのである。

陽川七星、師匠(せんせい)との出会い

これは、1人の少年が出会う話。

ヒーロー養成科に入ってからのある日のこと。街なかを歩いていたときに、ヴィランが現れた。
このままでは一般人に危害が加わる、そう思った彼は一目散にその場へかけていった。しかし、彼には武器がなかった。ライセンスもなかった。何より……その場でヴィランと戦えるだけの(レネゲイド)もなかった。
けれども彼は、それを深く考えるよりも先に、一般人を襲おうとするヴィランの前に立ちはだかった。深いことは考えていなかったが、俺にできることがあるのなら、俺が役に立てることがあるのなら、と彼は突っ込んでいった。そんな彼に、ヴィランは攻撃の手をやめなかった。それでも彼はなんども立ち上がり(リザレクトし)続けた。そして猛攻に耐え続けた。爪で割かれようとも、幾度殴られようとも。ここで自分が倒れてはいけない。そんな思いで。
そんな時だった。声が聞こえた。
「よく耐えたな、少年。あとの始末は……俺に任せとけ。」
そして目の前には、黒い衣装を身にまとった英雄(ヒーロー)がいた。彼はナイフ1本を手に、目の前のヴィランを一掃していった。
全てが片付いたとき、ちょうど七星の身体の力が抜けた。重力に引っ張られるようにして彼の身体は倒れていった。

次に彼が目を覚ました時、そこには見知らぬ白い空間が広がっていた。けれども、広い部屋にいくつか存在する的や機械から、かろうじて訓練場のようなものであると推測することができた。かつて頼人に憧れたあの場所のような、そんな感覚を覚えた。
そして先程の黒き英雄(ヒーロー)が目の前にやってきた。それから何人かの職員らしき人々。一体何事かと困惑する彼に対してヒーローは語りかけた。

「俺の力を、受け継いではくれないか?」

その後ヒーローは詳細を語った。力を継承しなければ、目の前の英雄(ヒーロー)怪物(ヴィラン)になってしまう恐れがあること。継承者にはいくつかの条件があり、七星がそのほとんどを満たしていたこと。この力はかつて英雄と呼ばれた男が抱かされてしまった呪いが基になっていること。そして……七星の持つ力以上に強力なものを継承する代償として、自分にもその呪いが降りかかること。
一通り説明が終わったあとにヒーローは再度尋ねた。
「そんな力でも、お前は受け継いでくれるか?」と。
七星はそれに対して……

2つ返事でYESの意を示した。

――――それが彼と黒き英雄(せんせい)との出会いであった。

なお、この話が後々恩師に知られたときに七星はこっぴどく叱られた。「もっと自分の身を大切にしろ」だとか「後先を考えずに動くな」だとか「そもそも何も考えずに突っ込むな」だとか、その他諸々。その説教は2時間にも渡ったが、彼は今のところその力のことを後悔してはいない。さらに言えば……あまりに七星が頑固だったので2時間の説教の末に恩師のほうが折れてしまった。

陽川七星と呪いの継承(ウロボロス)

これは、1人の少年が耐え抜いた話。

それからは学校での授業に加えて、師匠(せんせい)との特訓が始まった。学校が終わってクタクタな身体のまま、何度も特訓上に足を運んだ。実際に力を渡す前に、力の“流れ”を理解しなければならないとかなんだとかで色々勉強した。実際に師匠の攻撃を受けてみたこともあったし、師匠vs職員らしき人の模擬戦を観戦したこともあった。とにかく力について理解しろとのことだった。慣れるより習えを地で行くタイプだった。
そしてある日、ついに力の一部を分けてもらった。一部だけだったはずなのに、今まで自分が持っていたものとは比べ物にならないようなものが自分の中に流れ込んできた。ふつふつと自分の中から何かが湧き上がってくるのを感じた。

それを認識した途端――――、身体の自由を失った。

後に聞いたことによると、まだまだ力の制御がままならなかったらしく、暴走状態にあったらしい。
それを経験してから、さらに師匠との特訓は厳しくなっていった。しばらくは力を封じるための呪具のようなものを身に着けていなければロクに動けない状態だったこともあって、本当に厳しかった。けれども、こんなところでくたばってなんかいられなかったから、必死に食らいついた。

そしてそれから1,2年ほどかけて徐々に力を分けてもらっていった。その頃には自分で力の流れを感じられるようになっていたし、とりあえず制御できる状態にはなっていた。
ついにある日、ついに師匠から全ての力を受け継いだ。初めの時とは違い、今度は暴走することはなかった。その時初めて、ついに師匠に認められた。
そして―――、師匠との特訓が終わった。
それから彼とは一度も会えていない。もしも会うことが出来たとすれば……せめて感謝の言葉くらいはあらためて伝えたかったのに。などと少年は思ったのだった。

今はもう、顔も名前も思い出せないけれど。

陽川七星と(ヒーロー)(少しだけ頼人くんの話があります)

これは、1人の青年が生き抜いた話。

そして現代に至る。昔々の誓いの通り、“ライトニングスター”と“アマネセル”の2人は隣に並んでヒーローとなった。
養成科を卒業し、無事試験に合格しライセンスを取得してから彼らは再会した。ヒーロー下積み時代からずっと一緒で、下積みを終えてからもずっと一緒。少なくとも七星は頼人のことを信頼していた。共に歩む相棒として、そして1人の親友(ダチ)として。
トップヒーローと呼ばれるようになってからもそれは変わらず、2人は次々と事件を解決していくようになった。稀に個人で仕事を引き受けることがあったものの、基本的には2人一緒。
「俺を呼んだか!」なんて言いながら突っ込んでいくタイプの馬鹿(ライトニングスター)と「1人で無茶すんなよ」とか言いつつも本質的には彼と同じ馬鹿(アマネセル)。親玉との接近戦は基本的には頼人に任せ、七星は少し後方から周りを見つつ、的確に中堅、ときに親玉を倒すというコンビネーションの良さを持っていた。

―――数ヶ月前、(らいと)が失踪するまでは。

彼が疾走してからは、アマネセルを巷で見かけることが少なくなった。その理由は大きく分けて2つある。
1つ目は、頼人を探すために受ける依頼の量を減らしたから。あらゆるコネを使って情報を探し、彼を探していた。仕事に割く時間も減らし、そこら中を探しまくった。しかし、彼は見つからず。そんな状況だった。
2つ目は、相棒がいないから。力の特性上、いつ暴走するかわからないこともあり、七星にとってはそれが不安であった。いつもなら、何かあれば止めてくれるやつが隣りにいるのに、今はいない。こんな状態で暴走してしまったら俺は――――、という不安が頭から離れなかった。それ故、サイドキックとしての少年が現れるまでは、表舞台に現れる数が減っていたという。

陽川七星、戦闘スタイル

相手の影に干渉し、それを操って相手を足止めした上で、一気に接近。続けて怒涛の連撃を繰り出すのが彼の戦闘スタイル。闘争の渦に身を委ね、心を強く持つことによって力を増幅させ、それを剣に乗せて一気に敵を討つ。
力の流れを読む、といった意味では五行相生の考え方と相似しているのが大きな特徴。木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生む、と相手の力を増やす関係のように彼の能力も構成されている。

英雄(ヒーロー)質問テンプレート 

これは、私の趣味。

Q,貴方にとって"英雄"とは?
A,「自身の力を持ってして、誰かを助けたいって強く願う人…だな。」

Q,貴方にとって"悪"とは?
A,「誰かを傷つけたり、誰かの日常を奪ったりする奴。」

Q,貴方はどうして戦うの?
A,「俺自身が、誰かの助けになりたいって思うんだ。あとは……アイツの横に並ぶって決めたから……だな。」

Q,貴方の願い、または目的は?
A,「特にこれといったものはないけど……、少しでも多くの人の力になりたい、ってことぐらいかな。」

Q,貴方にとっての敵は誰?
A,「さっきも言った通り、誰かの日常を脅かす奴ら。」

UGN極秘書物『悪鬼呪(アッキノジュ)

悪鬼呪
概要。なのに少し長い。

気が遠くなるほどの昔に英雄と呼ばれた男から継承されている力。化け物と呼ばれて怯えられようとも世界を平和を望み続けた英雄に、悪鬼が贈った呪い。
この力の継承者は、並のオーヴァードでは比にならない程のウロボロスの力を手に入れる。しかし、その代償として戦いのさなかに理性を失う。闘争の衝動に飲み込まれてしまうこととなる。
また、この力は継承者を次第に蝕んでいき、完全に侵蝕されたときには継承者をジャームにしてしまう。ジャーム化した際には、世界(ひとびと)を恨まされた英雄の力が衝動を活性化させて、少なくとも街1つは犠牲になる……というのがUGNの評価。
ジャームになるのを防ぐためには、誰かにこの力を継承するか、ジャームになることなくこの力を持ったまま死ぬしかない。しかし、誰にも継承させぬまま死ぬと、素質を持ったランダムなオーヴァードにこの力が継承されるため、かなりの危険を孕んでしまう。そのため、代々継承者を見つけては受け継がせることになってしまっている。
日本では遅くとも平安の時代にはこの力の継承者が発見されていた。その頃にはすでに危険因子として判断されていたが、これをどうにかする方法が見つからず、検怪異使の管理下に置くことでどうにかしていた。それは現代でもほとんど変わらず、少なくとも日本では、この力の継承者はUGNの管理下に置かれている。

この力の継承者となるオーヴァードにはいくつかの条件があるらしい。実際に継承者の1人が話した記録であるという資料に載っている範囲では以下の通りである。
・衝動が闘争であること。
・継承前の時点で無能力、または1つの種類の能力しか持っていない(ピュアブリードである)こと。
・継承時点でまだ子ども(年齢の明確な基準は不明)であること。
・継承者自身が力を欲していること。
・継承者自身の魂が強力であること。

また、この力を継承すると、元の継承者は現在の継承者の記憶から薄れていくことが明らかになっている。さらに、元の継承者の周辺人物のうち、関わりが薄い人間からは完全に忘れ去られてしまうことも確認されている。どちらも詳細は不明である。

SS的な長いの。

気が遠くなるほど昔の話。大陸のある地域に突如、大量の化け物(ジャーム)悪鬼(レネゲイドビーイング)が現れた時代があった。彼らは人間を襲い、殺し、蹂躙した。
無力な人間たちの武力では一切歯が立たなかった。それ故に人間は化け物に怯え、震え、恐怖感とともに生きる他なかった。

――そんな中に、ただ1人だけ勇敢な男がいた。

彼に特殊な力はなかった。それでも彼は、果敢に戦った。与えられた剣1つで、自分1人で。彼に与えられた天賦の才で。
それゆえ、彼は称えられた。人々からは英雄(ヒーロー)と呼ばれた。数多の人間が彼に助けられた。化け物達は彼を恐れた。そして次第に人間達を襲うことも無くなっていった。

そして、平和な時代が訪れた。武芸も、戦いに関する天賦の才も不要になるような、そんな時代が。

次第に彼の力は不要となっていった。次第に賞賛の声も無くなっていった。平和ならそれで良いじゃないか、などと彼自身も心の底から信じていた。これがもしもつかの間の幸せだろうと、それでもこの幸せを享受したいと願っていた。
もしもまた、自分の力が必要になるのならば、それならそれで良いと思いながら日々を過ごそうとしていた。
彼自身は、平和を望んでいた。誰も傷つかないのなら、それで良いとまで思っていた。

それなのに。


それなのに。





そのはずだったのに。




――――世界(ひとびと)は"それ"を許さなかった。



平和な時代の英雄など、畏怖の対象でしかなかったのである。
化け物達が跋扈していたような時代では、彼らに向けられていた恐怖のまなざしが、彼を襲った。

そう、平和な時代には(えいゆう)など不要だったのだ。

それ故に彼は化け物と呼ばれた。人々から蛇蝎のごとく忌み嫌われ、故郷を捨てた。名も捨てた。
何もかもを捨てた彼は、それでも心の底から平和を望んでいた。誰よりも平和を愛する男だった。

そんな彼はある日、化け物と同じ力(レネゲイドウィルス)を得た。
きっかけなどないに等しいような突然のこと。それを彼が認識したのもまた、世界(ひとびと)から向けられた眼差しであった。
彼らは叫んだ。「“また”化け物がやってきたぞ!」と。そして剣を握った。盾を構えた。足は震えていた。今までのそれとは少し違う、怯えの眼差しが彼を襲った。さらには剣が、拳が、彼を襲った。
自分は人間だと訴えても、人々には何も響かなかった。剣も、拳も、声も、眼差しも、何も止まらなかった。
けれども彼は猛攻に耐えた。人殺しは望まないことだったから。きっといつかわかってもらえると、響いてくれると信じていたから。

そんな時、悪鬼の声がした。
「枷を外せ、人間。お前が化け物であることは変わらぬのだから。」
「そんなつまらぬ器に収まるな。お前の本性は、衝動は、“闘争”でしかないのだろう?」

悪鬼の声が、力が、男の元へと入り込んでくる。猛攻に耐えながら、男は必死に抵抗する。しかしそれも全て水の泡となる。
気づいたときには、悪鬼(ウロボロス)の力を手にした男と、赤い水溜りのようなナニカと、動かなくなった人々が残っただけであった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そして現代に至る。
その後、男はその力を抑え込む方法として、陰陽五行の考え方を利用した。それは今も継承されてはいるものの、この男の力を受け継ぐものにしか流用できないものとされている。

その他

その他全く関係がないこと

たとえこの身が破滅(オワリ)を迎えようとも、この心が(アイツ)に蝕まれようとも。俺は、俺自身が力になりたいと願い続ける限り戦い続ける。
そう決めたんだ。かつて、頼人(アイツ)と語り合った日に。隣に立ちたいと願った日に。

「だから……こんなところで倒れてなんかいられねぇんだよ……!」

ふつふつと衝動が湧き上がってくるのを感じる。悪鬼の呪言(ノロイゴト)がさらなる闘争心を掻き立てる。俺の内側(ナカ)から、すべてを燃やしつくそうとする。
それに抗うために、己を保ち続けるために深く息を吸う。覚悟ならとっくの昔に決めた。あとは、俺自身が(ヒーロー)となるだけだ。
衝動が身を焦がし、(タマシイ)をも焦がす中。俺が信じる道へとつながる扉を開く。

「"五行相生:木(エレクシオン・フピテル)"!!」

そして俺は、沸き立つ衝動(ほんのう)に身を任せ―――――剣を抜いた。 

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 154
1 2022/11/23 星よりも眩く輝け! 30 えんぴつさん こーまhei_houさん間高健さんフウカさん
ライトニングスターくんさぁ……ねぇ……。

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