◎過去について
　先天性の心疾患を患っており、幼少期から入退院を繰り返していた。
　激しい運動を禁止され、興奮するようなものから遠ざけられ、色のない生活を送っていた。

　その日もやっと退院できると思いきや「昨日の検査結果が良くなくて……」と、何度も聞いたことのある看護師さんの申し訳なさそうな声。
　落胆なんてするもんか。今更怒りなんて湧くもんか。誰も悪くない。仕方ない。人生ってそんなものだ。いつものことじゃないか。退院したところで、楽しいことが出来るわけでもない。制限だらけの生活に変わりはない。期待なんかしてない。

　そんな折。とあるアイドルが一度だけ、入院患者に向けて病院で小さなライブをしてくれた。
　それは雫が人生で初めて見たライブ。
　小さな体で声を張り上げ、汗で濡れた髪を振り乱しながらも笑顔の絶えないそのアイドルからは生命力が溢れ出ていた。
　その姿に大きな感銘を受けた雫は覚醒する。レネゲイドによって病気が完治した雫は、自身もアイドルを目指すのだった。
　あの日魅せてくれた、キラキラ輝く生命力いっぱいのライブができるような『アイドル』を。

◎性格について
　がんばってるのに病気も治らないし、もうどうにでもなれ～！！！！って思っていたのがアイドルに出会って180度変わった。
　雫にとっての“アイドル”とは、生きる糧。
　たとえそれ自体が偶像に過ぎないとしても、それを追って作り上げた自分自身は偶像じゃない。
　アイドルも、アイドルを推している人も、目指すところは一緒なんだ！！！って思っている。
　アイドルとは生き方であり、全人類がアイドルたりえるのである。雫哲学。

　元気が取り柄のおっちょこちょい。
　歌声がデカい。

◎PC4（万花 撒奈/星の夢さん）について
　突っ走って引かれがちな雫に唯一ついてきてくれる大好きなマネージャー！！
　多分なんでも包み隠さず話す。さらけ出してる。ご飯とかめっちゃ行きたいタイプ。
　落ち着いた雰囲気で要領よく仕事をこなす姿が、自分と真逆で尊敬している。

◎その他
　ソーダ味のしゅわしゅわする飴が好き。楽しい気持ちになれる。
　コネの情報収集チームはSNSの特定班。「みんな教えて〜！！」って呟いたら数秒後に正確な情報を提供してくれるファンがいる。

　キャラクターモチーフは雨と飴。
　歌いながら飴型の《雨粒の矢》をぶちかます。
　あなたの雨を止ませることはできないけど、一緒に飴を食べることならできるよ。

夢を魅せる世界がある。
そこで繰り広げられるものは『非日常』でありながら、
それでいて、正しく『日常』だ。
忍び寄る、『別の非日常』の影。
狙われるのは、非日常を求めた、夢を見たい人々。

護らなくてはならない。
彼らに真に届けるべきは、裏切りの道ではなく、笑顔なのだから。

ダブルクロス　the 3rd Edition
『Live to protect』

笑顔を届ける偶像は、時に裏切りを護る影となる。

◆PC1：正真正銘のアイドル
ワークス/カヴァー：ＵＧＮ関係者/アイドル
シナリオロイス：『アイドル』　P:任意/N：任意
※とある憧れの誰かでも構わないし、『アイドルという仕事』『アイドルという偶像』というどのような解釈でも構わない。

キミは駆け出しのアイドルだ。
任務として潜入して行っているのか、純粋にアイドルとして
活動しているのかは問わない。
キミはとあるアイドルイベントで、同じく出演者のアイドルに声をかけられた。
「このイベントのプロデューサーはジャームなのだ」、と。