登録名：ヴィクトロ・エンケリュス
コードネーム：地潜り龍魚
性別：男
出身：ギリシャ・アテネ
誕生日：12/20(シーラカンスの日)
身長：173.9
体重：64.0
血液型：AB
所属：UGNアテナ支部→UGN瑠璃ノ江支部(支部長職)→UGN大和支部/「遺産小隊」
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：オルクス
シンドローム2：キュマイラ
シンドローム3：────
特記事項：

・戦闘適性：E
・継戦能力：B
・命令順守：C
・陣頭指揮：B+
・社会適性：A
・RC技術：C
・衝動耐性：B
・特異能力：EX

大和支部支部長「葛西飛鳥」の保有する傭兵部隊「遺産小隊(アーティファクトリー)」の一人。現在の大和支部の設備設計の大多数にかかわった生粋の建築家であり、元々そこまで規模の大きい支部ではなかった大和支部がアンダーグラウンドシティとさえ呼べるほどの巨大施設へと変貌する原因。極度の芸術家気質であり、とにかく情緒の上がり下がりが激しい生粋の変人。絶景の地下アクアリウムが存在することで有名な瑠璃ノ江支部の設計にも携わっており、支部長の権限を最大限利用し支部設備の大改革を行った最大の主犯。

ギリシャの建築家一族の直系血統に生まれ、幼い頃から建築家としてのノウハウを学ばされる。本人の才能や熱意もあり、見る見るうちに多くの知識や技術を取得していき、ギリシャの建築系大学を首席で卒業、大手ゼネコンで設計士として活躍する。よき恋人にもめぐり逢い、公私ともに順風満帆の日々を送っていたある日、夢の中で彼は見たこともないような科学技術で作り上げられた大都市の中に立っていた。自分の想像を遥か高く超えていく素晴らしい建造物の数々に心と目を奪われていたヴィクトロは、あることに気づく。建造物の構造がなんのためのものか、瞬時に理解する事が出来るのだ。配置されている装置の用途も、都市全体の順路も、この街全体の役割も。「私はこれを、この街を知っている。いや、この街で暮らしていた記憶がある」。それが、若き建築業界の天才────否、深海都市の血族、ヴィクトロ・エンケリュスが出した結論だった。
脳髄の最奥に今まで封じ込まれていた、彼の祖先の記憶。それを呼び起こした彼は、天啓のように自らの使命を悟る。「この都市を再興させなければいけない」と。目が覚めた彼はオーヴァードへと変貌しており、水に住まう魚の権能と、恐るべき蘇生能力を手にしていた。
その後、ヴィクトロは都市再興完遂のためUGNに接触。その設計能力を活かし、UGNの様々な設備開発に貢献した。高知県の瑠璃ノ江支部のアクアリウムもまた、彼の「作品」の一つであり、「深海都市」としての側面を前面に押し出すことをコンセプトとしているらしい。
ちなみに、非オーヴァードだった頃からの付き合いだった恋人とは、破局したり縒りを戻したりを繰り返しながらもなんだかんだ仲良くやっているらしい。大体破局の原因は仕事に熱を入れすぎるヴィクトロの側にあるので、基本的に彼はガールフレンドに頭が上がらない。

オルクスの領域改変能力で土壌を自由に弄り、土壁を作り出す防御戦術を得意とする。この能力を利用して地下を掘り出し、発生した土を加工することで、ヴィクトロは自由自在に地下都市建設を行っているのだ。

神奈川県大和市の地下一帯に広大に広がるアンダーグラウンドシティ。元々は小規模の支部だったが、葛西の支部長就任とヴィクトロの大和支部所属に際し大規模な設備改築が行われ、調子に乗ったヴィクトロの手によって超大規模な地下大都市へと変貌を遂げてしまった。以降の項目に記載する施設は、それぞれ大和市支部が管理する主要施設であり、UGNの職員エンブレムがあれば無償で利用することができる。なお、これらの施設はあくまでも大和市支部が管理する主要な施設群であるというだけであり、他にも無数の関連施設があることを忘れてはいけない。
また、広大な大和市支部の各部署を行き来するには、通常では多大な時間を要してしまうため、エージェント達は主に、各部署に移動するために設置されたワープゲートを使用する。このワープゲートの管理のため、バロールシンドロームのレネゲイド因子をオルクスの領域固定で恒常化させ、アールラボに作製させた特殊な機械に組み込むことで電気のエネルギーによって使用可能にし、オーヴァードの侵蝕率上昇無しに使用することができるようになっている。