彼はレネゲイドの研究を行っている科学者であり、当時UGNに所属しており、《レネゲイドウイルスで人間の頭脳指数を飛躍的に高める方法》を研究…つまり強制的にノイマンの能力を発現させる研究を行っていた…が、彼の人の命を顧みない思想、研究方針を危惧したUGNは彼を追い出し、研究に関する記憶を消した。
その後、記憶を消された彼は、普通の人間として生活し、結婚し、十村美樹を授かる。
十村美樹が生まれてから7年、彼女は7歳となり、源は幸せな日々を送っていた…しかしその日々は壊されることとなる。
家に突如ジャームが襲来。その時彼は妻を殺され娘である美樹の盾となり死ぬ直前、彼の記憶がよみがえったのだ。

彼は自身のシンドロームでジャームを殺害。彼は消えた記憶を取り戻し憑りつかれたように強制的にノイマンの能力を発現させる研究を再開すると決意する。

実験には実験体が必要だ。どうしよう。　目の前にいたじゃないか。

そう、彼は自身の娘を実験体にしたのだ。

そこから3年の間、彼女は実験体として彼に非業な実験を強いられた。

3年後、事態を知ったUGNが半ジャーム化していた父を殺害し彼女は保護された。
しかし、彼女はすでにノイマンとしての力を手に入れていたのだ。皮肉にも彼の実験は死んでから成功が確認されたのだった。

彼女は受け入れることができず、5年間施設で無為に過ごした。　何も感じず、何も思わない。そんな人形のような日々を送っていた。
そんな彼女にいつも寄り添ったのは当時病院で治療を受けていた少年である。

彼は毎日来て自分に対して色々話す。　最初は何も感じなかったのだが、徐々に徐々に彼に心を開いていた。
そうして、私は彼のおかげで普通の生活ができるようになったのだ。
だがお礼を言う前に彼は退院してしまったようでその後会えていない。

少年の正体は幼き日の霧島和登である。

彼女が実験体としてノイマンに覚醒する際に発症した特異体質

彼女は「情報」を食らい生命活動を維持するのだ。
このせいで彼女は通常の食事では生命維持ができず、口にすることもできない。(口に入れてもすぐに吐いてしまう。)
食事時には何か情報を得る(読む、メモを取る等脳が情報を得ているという状況にする。)ようにしなければならない。
この仕組みに関しては現在研究中ではあるが解決の糸口はつかめていない。

(この情報は新しい古いを問わないが、新しいものほどエネルギー効率は高い。古い、または既に得た情報でもエネルギーを得ることはできるがエネルギーはほとんどないに等しい。)

彼女が「情報書庫」といわれる所以もこの特異体質あってこそとなっている。

25歳の一般男性　非オーヴァード
身長170㎝　見た目は眼鏡をかけたくせ毛
首から十村からいただいたペンダントをかけている(アンチワーディング装置入り)

彼女が開いている探偵事務所「十村探偵事務所」の助手兼副所長(という名の事務雑用全般係)を務めている。
彼女とは以前、偶然探し物をしている際に手伝ってもらいそれ以降振り回され続けている。

彼女がオーヴァードのこともありUGNから依頼も来ることがあるためオーヴァードにも多少(本人談)は理解がある。
(たまに霧谷からUGN研究職へのオファーが来るぐらいにはあるので多少ではない)
彼女の体質情報食にも理解を示しており、解明、治療のすべを彼女に隠れて探してたりしてなかったり。