物心ついた頃から暴力に塗れていた
父さんが母さんを殴る、母さんは私に危害が及ばないよう身代わりになっていた
そうしてるうちに母親が死んだ、父さんが殺した
怖かった、怖かった、それ以上に憎かった…と思う
母さんが死んでから父さんは若い女の人を家に招き入れて、性的暴行を加えたあと、殺した、笑いながら
快楽殺人ってやつって聞いた
その死体の始末を私に擦り付けてきた、断ったら私が殺される、嫌々従っていた

ある日私の友人が父さんに連れてこられた
私に助けを叫ぶ友達、父さんが怖くて足が竦む私
やがて悲鳴が消え、息絶えてしまった
そしていつものように処理を押し付けてきた

そこで堪忍袋の緒がやっと切れたんだと思う
気づけば殴りかかっていた
子供の拳なんて効くわけが無いのに
返り討ちにあった、首を押さえつけられた
私も死ぬんだ、そんな時、私の血液が変わった
剣？みたいになった、これで父さんを殺した
殺す気はなかった
でも私が殺したんだ、憎かった
本当は殺す気だったんじゃないのか？
分からない、でもこいつは死んでいい

やがて霧谷って人に事情を聞かれ保護者代わりになると言ってくれた
私の力は役に立つって

それからはずっと、戦っている