容姿・経歴・その他メモ

白い長髪をポニーテールに結い、赤い瞳を持つ青年。
首筋に蒼い痣があり、いつも襟の高いコートやシャツなどで隠している。

一般家庭の出身だが、故郷で起きた事件によって天涯孤独の身となり、SISでのエージェントを経験し、元の身分を完全に抹消する形で日本国籍を取得し日本人となった（出生を追えぬよう、両親不明の無国籍に戸籍を改竄され、日本国籍を与えられた）

普段から堂々と物を言う性格で、いわゆる騎士道精神に厚く、弱者に優しく誠実さに欠くことを嫌う。
基本的に好青年ではあるものの、悪事については頭が硬く融通の効かない部分があり、よほどのことが無ければ絶対に自分は加担しようとしない。

また、感情を露わにして笑ったり、悲しんだりとすることを避けている節があり、常で冷静でいることをアピールするものの、実際のメンタルは脆い。そのことを自覚した上で、暴走の一件もあり抑圧的に振る舞ってしまう。

首筋の蒼い痣は《聖痕》と呼ばれ、聖剣のEXレネゲイドに感染した部位でもあり、聖剣そのものでもある。
痣からは彼の意思に呼応してウロボロスシンドロームに由来する影が伸び、剣として実体化する。

履歴

第二次世界大戦(WWⅡ)。英国秘密情報部(SIS/旧称M16)はレネゲイドに関わる超古代文明の品(現代で云う"遺産")から得られた超科学知識を悪用するナチスと日々激しい抗争を繰り広げていた。

そんな最中、活動を開始した伝説のエージェント"S"が、ナチスから奪還を命じられた伝承遺物(エピック)の一つこそ、かの騎士王アーサー伝説で知られる《聖剣エクスカリバー》である。

WWⅡ終結後、完全に崩壊したかに思えたナチスは、形を変え水面下で遺物の研究を続けており・・・彼らは自身の持つ高い科学力を用い、《聖剣》の完全再現を試みる。しかし、《聖剣》のレネゲイドがアーサー王と同じオーヴァード的資質を持つ肉体にしか適合しないことを知ると、張り巡らされた情報網を用い、英国全土からアーサー王の直系子孫を捜索した。

そして、当時10歳の少年『エドワード=ウィンター』を含むウィンター一家を悲劇が襲った。
ウィンター家はネオナチスにより誘拐され、聖剣との適合を確かめるための人体実験のモルモットとなった。
具体的には、《聖剣》から採取したレネゲイドウィルスを首筋に直接注入するというもので、それは適合者にのみ《聖痕》として定着し、そうでないものには悲惨な末路をもたらすものだった。

その後SISの活躍によりネオナチスは打倒され、適合実験を唯一生き残ったエドワードは救出されるものの、その体には《聖剣》が完全に体の一部として定着してしまっていた。

テロリストたちによって全てを奪われたエドワードは死を望んだ。
しかし、"S"は凄惨な実験に唯一生き残った少年に対し、こう告げた。

「天はお前に生きろと言っている。
　剣はお前に戦えと言っている。
　私はお前に戦う術を教えられる。

　死ぬか、それとも連中と戦うか。お前が決断するんだ。」

それから、"S"を師事したエドワードはSISのエージェントとしてネオナチスの残党を駆逐し、全ての因縁を清算した彼は身分を完全に改め、「御剣冬弥」として渡日し、平穏な日々を送ろうとしていた。

しかし、幼少期の経験は彼に悪に対する異常なまでの嫌悪感と怒りを植え付け、ある日、猫を虐待していた高校生らを相手に突発的な傷害事件を起こしてしまい、特殊なオーヴァードであることも含めUGNの保護という名目で監視・管理を受ける立場となる。

それからも彼には"過剰な正義感"による発作的な暴力性が垣間見えることが度々あり、そんな冬弥を鎮めてくれるパートナーこそかつての親友であり、恋人だった彼であった。

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