外面だけ見れば、仕草や言動に年齢よりも若干幼く見える部分はあるものの、素直で明るくこれといった問題の見当たらない印象を与える女子高生。
『他者からの評価』に対しては人一倍の執着を持っており。事あるごとに「私、いいこだった？」「私、役に立った？」と質問してくる。思った評価が得られなかったり、ほんの少しでも貶されたりするとひどく落ち込む。
言葉を選ばずに表現するなら、所謂『メンヘラ』と呼ばれる部類の性格である。

生まれつきオーヴァードの力を持っていた彼女だったが力を進んで振るおうとはせず、どの組織にも悟られることなく日々を過ごしていた。だが13歳の時に傍らに立つ影(シャドウバディ)が発動し能力が暴走、一家全員を殺害した。行くあてもなく街を彷徨っていたところをUGNに保護され現在に至る。
それ以降、透子が追いつめられた時や攻撃の意志を見せた時には、彼女の影から数多の『おぞましい』見た目をした触腕が出現する。彼女はこれらを『おかあさん』と呼び、慣れ親しんでいる。

名家の次女として生まれ、厳しい英才教育を受けながら育った。両親はできの良い姉をほめたたえたが、透子には何もなかった。彼女の両親が愛していたのは彼女自身ではなく、彼女の経歴と成果だけだったのだ。
『おかあさん』が現れたその日から、彼女にとって実の両親は『親』ではなくなった。
『おかあさん』はいつでも私を見守ってくれるし助けてくれる。愛情を分け与えてくれている。

邪神の影響が特に色濃い能力を使う彼女だがUGNの任務にはちゃんと取り組むし、必要とあらば邪神とも戦う。
だって私の『おかあさん』は『邪神』じゃないもん。

コードネームは『All Day I Dream About Seabed』の略。彼女の能力の形状から邪神クトゥルフとのかかわりが予見されること、彼女の邪神クトゥルフへの傾倒が危惧されていることから名づけられた。
単に『アディダス』と呼ばれることが多い。