ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

上原 ひまり - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

Bright Reminder(一生の友達)上原 ひまり(うえはら ひまり)

プレイヤー:零

年齢
17
性別
星座
天秤座
身長
155cm
体重
52kg
血液型
ワークス
高校生
カヴァー
高校生
ブリード
クロスブリード
シンドローム
エグザイル
ハヌマーン
HP最大値
29
常備化ポイント
4
財産ポイント
2
行動値
5
戦闘移動
10
全力移動
20

経験点

消費
+30
未使用
26
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 普通の明るい女の子。この子に災いは似合わない
安定した過程
経験 それは小6のバレンタイン。甘い彼女には似合わない苦い思い出
初恋
邂逅 一生の友達(になるであろう)、秋と出会う。出会ってもうすぐ10年になる
出会い
覚醒 侵蝕値 大切な友人が眼前から消えた。それだけで力を覚醒させるには十分だった
犠牲 16
衝動 侵蝕値 振られたことにではない。心の隅でその相手が不幸になることを願う自分が嫌なのだ
嫌悪 15
侵蝕率基本値31

能力値

肉体4 感覚2 精神1 社会2
シンドローム2+1 シンドローム1+1 シンドローム0+1 シンドローム1+1
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC2 交渉
回避1 知覚1 意志 調達
情報:噂話1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
想い人 好きだったアノ子 純愛 厭気
親友 灰空秋 友情 嫉妬
教師 黒土鳳馬 信頼 憎悪
武器 SunSet"Sweet"Sword 連帯感 恐怖
友人 神園 茉凜菜 信頼 劣等感
友人 赤星 生吹 好意 嫉妬
友人 蘇芳コユリ 感服 嫉妬

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
骨の剣 5 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
攻撃力+(LV+5) 命中ー1 ガード値6
爪剣 5 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 単体 武器 3
攻撃力+(LV×2) ドッジ判定ー1
オールレンジ 3 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 2
判定のダイスを+LV
コンセントレイト:エグザイル 2 メジャーアクション シンドローム 2
C値-LV
一閃 1 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 2
全力移動後、白兵攻撃ができる
鍵いらずの歩み 1
空の楽器 1

コンボ

演奏開始!(Live Start !)

組み合わせ
《空の楽器》
タイミング
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

Des(s)ertion Attack(音を置き去る一撃)

組み合わせ
《爪剣》《オールレンジ》《コンセントレイト》《一閃》
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
9
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+3
8
20
100%以上
4+7
7
23

ひまりが地を蹴ったその瞬間、敵前まで移動したかと思えば、渾身の一撃を放った。地を蹴る時に何か呟いている気がするが、それが敵に聞こえることは無い。それも当然、その『音』が敵の耳に入っていないのだから

Dessert(ion) Attack(甘美な一撃)

組み合わせ
《爪剣》《オールレンジ》《コンセントレイト》
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
7
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+3
8
20
100%以上
4+7
7
23

ひまりの創造した桃色の両手剣が放つ一撃は、ひまりの甘いマスクからは想像できないほど、重く、斬れるのだ。これを受けた敵は皆思う。「何が甘美な一撃だ」と。

SunSet"Sweet"Sword(夕陽に染まる桃色の剣)

組み合わせ
《骨の剣》
タイミング
マイナーアクション
技能
難易度
対象
射程
侵蝕値
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上

髪に手を当て、頭を軽く振り髪をなびかせる。するとひまりの手には、自分の髪色によく似た桃色の両手剣が握られていた。その色はひまりが大好きな、これから日が暮れるのを示す、夕始めの色とよく似ていた。

一般アイテム常備化経験点種別技能解説
Glow stone 2 「思い出の一品」
夕陽を思わせる宝石「スファレライト」が埋め込まれたネックレス

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 0 134 0 0 134 26/160
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「この力、捨てるくらいならみんなのために使いたい!」
日常に舞い降りた非日常。それを受け入れ、彼女は前を向く。

ひまりに関して

Intro

「あ!ひーちゃん!ねぇねぇ、ひーちゃんは今月のsunsun読んだ?」
「読んだ読んだ!○○さんが着てるあの服、可愛くて欲しいなぁって思っちゃったよー!」
「わかるー!あとこれとかもさー…」
「あ!これ先月△△さんが着てたやつ!これもいいんだよねー!…」

自己紹介

「色丘高校2年の上原ひまりです!みんなからは『ひーちゃん』ってよく呼ばれてます! 趣味はコンビニスイーツの食べ比べです!変わってるって言われますけど、コンビニスイーツ、美味しいんですよ?
それと、小学校からの幼なじみと『Afterglow』っていうバンド組んでます!パートはベースでーす!…え?この前のライブ来てくれてたの!?ホント?嬉しい!ねね、どうだった?あたし達のライブ、良かったら感想聞かせてよー!」

容姿・性格

容姿はとても良く、学年でも指折りの子。本人は割と無自覚だ(気づいているが、気にしてない)が、お胸が大きい。性格は明るくて素直な女の子。社交的で誰とでもすぐに仲良くなるので友達も多いが、勢いあまって空回りなんてことも少なくない。流行りものに敏感で、特にファッションに関してはいつも最先端の情報を取り入れている。他にも甘いものが大好きで、趣味のコンビニスイーツの食べ比べのほかに自分で作ったりもする。作ったお菓子はバンドメンバーや秋に配っている。

関係者メモ

灰空秋

小学校からの幼なじみ(Afterglowのメンバーとは別で関係は無い)。同じクラスになることが多く、今のクラスにはAfterglowのメンバーもいないため、最近よく話している。
2人とも容姿が良いため、同じクラスになると何かと話題になる2人だが、どちらも明るく話しやすい性格なので、その話題も時期に消えてしまう。ちなみに2人がこんな感じなので、勘違いする男子も少なくない。
今のクラスでは『あきまりコンビ』(履歴:『あきまりコンビ』)として、本人たち含め話題になったりならなかったりだが、1年の時も同じクラスだったのもあるのか、『あきまりコンビ』の名が他のクラスにも広まりつつあるのだとか…なお本人たちは特に気にすることも無く、むしろ話のきっかけにすらしているくらい

赤星生吹

高校からの友達。1年の時、ひょんなことから話し始め、2年になった今では同じクラスになったこともあり、よくお話している。印象としては、私たち以外にはあんまり話したりしてないかな?って感じ。呼び方は『いぶくん』

神園茉凛菜

同じく高校からの友達。コユリといつも一緒にいるので、それなりには話している。印象としては、真面目な人。いつもコユリを気にかけてるなって感じ。呼び方は『まりちゃん』

蘇芳コユリ

同じく高校からの友達。自分の趣味の話を面白く聞いてくれるので、秋と同じくよく話す相手。印象としては、明るい子。自分の話を聞いてくれる聞き上手さん。呼び方は『コユリ』

立ち回りメモ

詳細

明るく、誰にでも話に行くタイプ。割と話したいことをどんどん話して、ちょびちょび外す感じで
HO的な話をすると、ひまりちゃん、顔と身体付きが 抜群に良い ので、PC1を惑わせる(というかちょっとでも意識してもらう)くらいのRPが目標。辛味さんをはじめましてながら困らせにいこうかなんて考えてたり。あ、色仕掛けはしないよ、素直な子だからね

履歴

秋との出会い

秋との出会いは小学2年生。クラス分け後に座席が前後だったことから話し始めた。最初は他愛もないことだったと思うが、時が経つにつれて互いの趣味から勉学、さらには恋愛相談(後述:ビターなミルクチョコレート)までするようになった。今では一緒に買い物に行ったり映画を見たりと、よく遊ぶ仲となった

ビターなミルクチョコレート(経験:初恋)

それは小学6年生の冬。男女がそわそわし、互いを意識する日、「バレンタインデー」 。ひまりもその一人だった。隣のクラスにいる気になるアノ子。その子にチョコを渡してそのまま告白する計画を立てていた。その子のことを想い、母親や秋にも相談しながら、ひまり好みの甘いミルクチョコレートを作り上げた。
当日、緊張しながらも、隣のクラスの気になる子に声をかけ、放課後、校舎裏で会う約束をした。ホームルームが終わり、いろんな感情を混ぜ合わせながら校舎裏に向かうと、気になるアノ子のほかにもう一人。今まさにチョコを渡している。女の子の顔は真っ赤だったが、気になるアノ子も少し赤い気がした。胸がざわつく。それでも自分の気持ちを伝えたいと、さっきまでの光景は見なかったことにして、思い切って…

「あの…これ…チョコ……あのね!あたし○○クンのことが好き!」
「…………ごめん。」
「…………なんで?」
「俺、○○さんのことが好きなんだ…」
(さっきの子だ…)
「そっか……じゃあね…」
「…うん。」

まさに小学生な、気まずい簡素なやりとり。それ故に鋭利になる言葉の刃は、ひまりにとってあまりに辛いものだった。

家に帰って、部屋に一人。むしゃくしゃするこの気持ちを抑えたい。そう思い、持て余していた包みを開ける。手の体温で少し溶けてしまった、あの子に渡すはずだったチョコレート。また先程のことを思い出してしまい、涙が目ににじむ。帰りにあれだけ流したのに…フラれたショック、悲しみ、何故か湧き上がるアノ子への嫌悪感。それを感じて感じる自分への嫌悪感。さまざまな感情がぐちゃぐちゃになり、手中のチョコを一口。いつもは甘いチョコが、今だけはビターな苦いチョコに感じた。

『あきまりコンビ』

ー新学期が始まって1週間ほど経過したある日の昼休み。教室の一角にてー

「なぁ、俺このクラスになってから思ってることがあるんだけどさ。窓際のあの二人、めっちゃ可愛くね?」
「確か『上原ひまり』さんと『灰空秋』さんだよね。」
「そうそう。『あきまりコンビ』。二人、昔から仲いいらしくてよく喋ってるけど、それ眺めてるだけでも目の保養だわー」
「変態かよ。それに変な名前までつけてるし…まぁ可愛いのは認めるけどさ。」
「それにひーちゃんのあの胸。あれはもうこくほ…うぐっ!」
「黙れ!聞こえたらどうすんだよ!」
「悪い悪い。でも、あんだけ可愛いかったら、絶対彼氏いるよなー」
「そりゃそうでしょ。俺らみたいな底辺には手も出せないんですよーだ。それに上原さんはバンドしてるんでしょ?それもなかなかの腕なんだって。」
「マジで?」
「定期的にライブとかもやってるらしいし、上原さんのこと好きなら、今度行ってみれば?」
「す、す、好きとかじゃねーし!ちげーから!」
「はいはい分かったよー笑。でも確かそのグループに灰空さんはいなかった気がするんだよねー。部活とか入ってないのかな?」
「いの一番に帰っていくから帰宅部なんじゃねーの?…ってことはワンチャン!?(ガバッ)」
「おめぇにはねーからおとなしくしろっての!」

ー数日後、登校中ー
「あっ!おはよー!今日も一緒だね、『あきまりコンビ』!」
「ちょ、変な名前で呼ばないでよー!」
「最近クラスで話題になってるよー?ひーちゃんと秋が可愛くててぇてぇって!」
「そんなことないから!はやさないでよー!笑」
「でも同性の私から見ても、二人可愛いもんなー、男子どもがこういうこと言い出すくらいにはさー…そ・れ・にー、ひーちゃんはこーんなおっきいモノ持ってるもんねー!」
「ひゃ!?ねーもうやめてよー!笑」
「こんなん持ってる方が悪いんだよーだ!笑」

男子たち「「ひーちゃん、『あきまりコンビ』、てぇてぇなぁ…」」

【サイド】『まりまり』したい…?

-クラスで『あきまりコンビ』が定着した頃。誰もいない教室、件の『あきまりコンビ』が生まれた一角の机、放課後にて-

「…やっぱりこっちのが上か?いやでもあの見た目ではコッチが…(ブツブツ)」
「よぉ、こんな時間に何してんだ?」
「うわぁ!…ってお前かよびっくりさせんな…」
「そんな驚くことか?…さてはお前、また変なこと考えてたな?」
「んなことねぇよ!ただクラスの女子の胸のTier表作ってただけだ!」
「やっぱり下らねぇじゃねぇか!」
「いやいや、高校男子なら一度はやるだろコレ。そうだお前も手伝ってくれよ。この辺が難しくてよ…」
「そんな下らんものに手伝いたくありませーん」
「まぁそう言わずにさー。とりあえずひーちゃんが一番は確定じゃん?んでさー…」

-数分後-

「…って感じなのよ。…どう?そこそこよくない?」
「どう?じゃないのよ、どう?じゃ」
「何が不満なんだ?やっぱり茉凛菜さんのとこ?」
「不満もなにもないんよ!」
「まぁまぁそう強がんなって、“おっ〇いフェチ”」
「お前なぁ…!はぁ……」
「ハハハ!…で茉凛菜さんよ。ぶっちゃけさーアレ、大きくみてる?」
「…わかんないよねー。なんか大きそうではあるけど、見た目にはわからん」
「だよなー。性格から行くと茉凛菜さんは“大きい”んだよな」
「確かに。お嬢様気質で強気な感じ、イメージつくわ」
「そう!だからそれもあってあの人、“高嶺の花”って感じだよなー」
「そうだねー。優しいのは知ってるんだけど、なんとなく話に行きにくいよね、あの気品ある感じ」
「そういう意味では、ひーちゃんのがめっちゃ話しやすいよなー」
「うん。誰にでも明るいからねー。…あの人もある種“高嶺の花”だけどねー。」
「確かにー。うわぁー、“高嶺の花”、『まりまり』してー」
「……は?なんてった?」
「だから“高嶺の花”『まりまり』したいな!って」
「聞こえてはいるよ!意味が分からんっていってんの!」
「そのまんまだろ。『茉凛菜』さんと『ひまり』ちゃんで『まりまり』でしょ?だからその2人“の”を『まりまり』したいなって!」
「…お前のお花畑な頭には尊敬すら覚えるね。どうしてそんな『(しも)()がりすぎてる(くだ)らないこと』が思いつくんだい、()道さん?」
「言葉の刃が鋭利すぎないかなぁ!?流石の俺でも切り傷入るぞ!?」

-この日のことは2人だけの秘密となり、『あきまりコンビ』に続く『まりまりコンビ』がクラスに轟くこのは終ぞ無かった…-

(他キャラとの交流/元ネタ要素)

結成の日

「ね!バンドしてみない!?」
「…なに急に?」

 とある日の昼休み。ひまりが持ってきたのは『体験入学募集中!』とかかれたチラシ。どうやら駅前で配っていたようで、ライブハウスが主催するバンドの体験入学の広告のようだ。

「私たち、ちょうど5人いるし、高校デビューしたことだから、こういうことやってみたいなって!」
「なんかひーちゃんが変な勧誘持ってきた~」
「ちょっと!変なとか言わないでよ!」
「でも、ちょっと楽しそう。5人で遊ぶことはよくあるけど、何かしたことはないもん!」
「やってみてもいいかもね。」
「蘭がそういうなら、私はいいよ~」
「決まりだな。場所は…○○町か、意外と近くだな。こんな近くにライブハウスなんてあったんだ。」
「じゃあ今週の土曜日に、このライブハウス前で集合ね!」



 ---週末の土曜日---
 体験入学当日。みんなが若干緊張の表情を浮かべながらスタジオに入る。みんなで話して担当する楽器を決めた。蘭とモカがGuitar、ひまりがBass、つぐみがKeyBoard、巴がDrumになった。Vocalはみんなの意見から蘭が担当することになった。

「線がいっぱいある~。(ジャーン♪)」
「ネックにあるフレットを押さえることで音の高さを変えられるんですよ。実際に弾くときは左手で押さえる位置を変えながら音色を奏でるんです。」

「まずは基本のリズムから。ココとココを4つのリズムで叩いてみて。」
「…こうですか?」
「そう!そのまま4つ目のリズムで足のドラム叩くと…」

「…よし!大体の基本はできたかな。それじゃあ少しだけ『音楽を奏でで』みようか!」

 体験入学の内容としては基本的な音の鳴らし方を学んだあと、有名な楽曲のサビだけを演奏してみるというものだった。この演奏が、5人の初めての『音色』となり、また彼女たちの人生を変えた『音色』となった。

「じゃあいくよ!1…2…1、2、3!」
『~♪』
『~♪♪』

「………」
「…すごかった。ホントに君たち初めて?」
「はい。私たちも、なにか分からないけど、音楽のすごさを感じました。」
「うん。これが音楽なんだって感じがした。」
「みんなで音色を奏でるのってこんなに楽しいんだ。」
「ああ、なんかすごいパワーを感じたよ」
「モカちゃんよくわかんなかったけど~、蘭が楽しそうだからよかったかな~」
「よかったらまた来てよ。今度はもう少し踏み込んだところまで教えるからさ。私も、君たちが奏でる『音色』をまた聴きたいから!」
「また来ようよ!蘭!」
「そうだね。また来よう。」
「「「ありがとうございました!」」



 ---その日の帰り道---
「…みんなはさ。感じた?最後にみんなで奏でた音楽の"アノ感覚"。」
「うん、感じた。なんか言い表せないけど…すごかったね。」
「あれが音楽が持つ力なのかもしれないな。」
「なんかこう…ばーーん!って感覚だったね~」
「…モカちゃんの表現は分からないけど、確かにすごい感覚だったね。」
「つぐは私のことが分かってないんだよ~。蘭は分かるよね~?」
「まあ確かにばーーん!って感覚かも。」
「そうなの!?」
「やっぱりモカと蘭にしか分からない感覚もあるよなー」
「これも『いつも通り』ってやつだね!」
「ね~おなか減ったよ~。パン屋さん寄ってこ~?」
「いいね。買って河川敷で食べようか。」
「「「さんせー!」」」

 みんなで行きつけのパン屋さんに寄り、通学路の河川敷へ。陽はすっかり西に傾き、5人の頬を紅く染め、河は西日を反射しながら淡くきらめいている。

「…きれいな夕焼け。」
「うん、ほんとに。」
「…ね、私たち5人でさ、バンドやってみようよ。今日感じたあの感覚、多分バンド以外じゃなかなか味わえない感覚だと思う。」
「…私もやってみたいな。実際やってみて、すごく楽しかったし!」
「蘭の歌も上手かったもんな!」
「ちょ、あれはたまたまよく歌ってる曲だったからで!」
「でもノリノリで歌ってたくせに~」
「モカまで!やめてよ恥ずかしい」
「「アハハハハ!!」」
「……私、今日のこの夕陽のこと、一生忘れない気がする。」
「私もだな。」
「私も!」
「私も~」
「…蘭は?」
「…うん。私も。この景色が、私たちがバンドを結成して初めて見た景色だから。」


 間違いなく5人にとって、この日が人生最高の日になった。そして今でも5人はこの時見た夕焼けを忘れていないだろう。次の体験入学までに、ひまりがいろいろなバンド名の候補を持ってきてはメンバーに一蹴され、蘭の一声で『夕焼け』を意味する『Afterglow』に決まったり、その蘭がコッソリ作詞をしていたりしていたのは、また別のお話。

思い出の一品『Glow Stone』

 バンドを初めて1か月が経ったころ…相も変わらないひまりが「お揃いのものをつけたい」と言い出したことから、練習終わりにアクセサリーショップへ。

「いらっしゃいませー。」
「すいません、5人でお揃いのアクセサリーを付けたいなって思ってるんですけど、いいのありますか?」
「ちょっとひまり、恥ずかしいじゃんか」
「えー?でもこういうのって聞いたほうがいいの見つかるんだよ?」
「でしたら、こういうのはいかがでしょうか?最近入荷されたんですけど、"スファレライト"っていう宝石が埋め込まれたアクセサリーの5点セットです。これを皆さんで1つずつ身に着けるのはいかがでしょうか?」
「わぁ、きれいな宝石!」
「しかもすごいきれいなオレンジ色。まるで…」
「まるであの時の夕焼けみたいだね~」
「うん、あの時に負けないくらいきれいな色をしてる。」
「ね!これにしようよ!みんなで1つずつ身に着けるの!」
「値段もそんなに高く無いし、良いんじゃない?」

 セット内容はピアス、ネックレス、ブレスレット、リング、アンクレットの5つ。ピアスはつぐみ、ネックレスはひまり、ブレスは巴、リングは蘭、そしてアンクレットはモカが付けることにした。


 ---その日の自宅にて---
「みんなでおそろいのアクセサリー。ふふっ、つけるだけでテンション上がるし、見てるだけでニヤついちゃうなー!」

 自宅で今日買ったネックレスを付けてみる。それにあう洋服なんかを着てみては鏡の前でニヤついて、気づけばもう日付を超えそうだった。慌てて外しつつ、もう一度ネックレスを眺める。真ん中にあるスファレライトが部屋の光を反射して煌々と光っている。その光は何度だってあの夕陽を思い出させ、結成したあの日を思い出させてくれる。その思い出はひまりの中で大切な、5人の話の想起点だ。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 4
1 11/12 Monochrome World 26 春not 辛味エラーK.MYON

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