京都府舞鶴市出身。父親は大手電力会社社員、母親は専業主婦。
比較的豊かな経済状況の元で育ち、素行に問題なし。また、生存した関係者（ダンス教室講師一名・級友三名）の証言から現在と性格面では大きな違いはないと推測される。４月１日、13歳の時【検閲済】発生。折り悪く現場近くに居た父母は蒸発、対象は自宅にて生き埋めとなる。以後４月１日～４日の何処かでオーヴァードとして覚醒。４月４日夕刻、万和親王【検閲済】お見舞いの際、助けを求める声が万和親王に届き、救助される。
救助後病院にて精密検査を受けたが、瓦礫に埋もれ動けないストレスや、水面上昇による溺死への恐怖からか【検閲済】以前の記憶を喪失。
（※オーヴァード覚醒による高ストレスが原因の可能性有。添付者近衛造部）
以後、命の恩人である万和親王の臣となる事を望み、現在は宮内庁侍従職預かり・UGN汐魅支部所属エージェントとして活動。
【検閲済】以降内調協力の元監視を行い続け、経歴調査を行ったが、対象が間諜の類である可能性は極めて低いと言え、万和親王の女官としての資格に支障なし。

「応援」そう一言で彼女が片付けるこのチカラは実のところかなり複雑な能力である。
ハヌマーンの力で発生させた波…この場合音波だが、それが神経内で活性電波として処理され、信号として脳内で様々な効果を与える。音波に対する通常の処理であれば、快感や不快感を与える、脳の記憶分野を活性化させるなどの効果がみられるが、彼女の「応援」はレネゲイドウイルスの活性化・身体能力の向上・思考処理速度の増加等、異常な効力を発揮することが可能である。
そのような神業を可能とするのは、ノイマンとしての卓越した演算能力である。
「応援神楽」そう称する神楽舞と歌唱は音波の形・舞により空間に発生するゆらぎ、音波の受け取り手の位置関係をコントロールし、音波を受け取る対象と効果をリアルタイムで計算・設定しているのだ。
彼女はこれらの原理を理解しており、論文等で理論立てて説明することも可能だが「くどくど説明するんはアホらしい」として「応援」と非常にざっくりとした説明しかしない。

呼び方：叢雲はん

呼び方：乾也

呼び方：詩織

「ウチは万和様の忠実な臣にして巫女。何なりとご命令を…我が君」
「……それはそれとして甘いもん食べすぎとちゃいます？歯ぁちゃんと磨かんとあかんで？」