容姿・経歴・その他メモ

参加シナリオ「World End Juvenile」：PC3

＜背景＞ぼやっと

普通の一般家庭で双子の兄として生まれる。
物心がつき始めくらいの幼い頃、家族で出かけた大型ショッピングモールでHFが関わる事件に巻き込まれた。
逃げる際に、人込みの大混乱に巻き込まれ、一人だけ置き去りにされてしまった。その際に、命の危険に晒された事によって能力が覚醒する。
それを発見したのが、事態の収拾に駆り出されていた後の養父であり、当時のUGN支部の管理職的なポジションにいたUGNエージェントに保護された。
事態が落ち着いて、両親と片割れの待つ家に連れて行かれるも、養子として迎えたいと申し出される。混乱する両親に、事情を説明するも、オーヴァードに対して抵抗のない両親だった為、交渉は難航する。しかし、今の平和な日常とまだその時は普通の人間であった双子の片割れを守る為にも...と、苦渋の決断で了承した。

以降、助けて貰ったその男性が養父となり育てられることになった。
男の家系は代々オーヴァードが発生しやすい家系であり、その為、UGNに関わる事も多く、所謂その業界では名家というような立ち位置。そして、その家系で養父は跡継ぎがいなかった。その為、想羽柁の能力に目をつけた。

幼少期に、双子の妹がいるという事は知らされていた。しかし、普通の人間としての幸せを願ってあげるのであれば、会う事は諦めなさいと言われて育った。
それ以降は、UGNチルドレンとして幼いながらも優秀な働きを続けた。とある大掛かりな事件で被害を抑えつつ、大きな戦功を挙げた為、養父の推薦や根回しもあって、最年少でUGN支部長となった(中学3年の3学期)
快く思わない大人からは陰口で、「十七夜月の操り人形」と言われていた時期がある。

基本は養父の家にいたので、UGNチルドレンがいる施設にいることは少なかった。極たまに顔を出したりする程度だった。
UGN支部長となって、養父の持っていたとある報告書とその資料などを見て、初めてUGNチルドレンとして自分の双子の妹にあたる子がいるという事実を知る。
会いたいと、自分は君の双子の兄だと、言いたいと思っていたが、養父に止められた。
「君が私の庇護下でUGN支部長になるまで、何ごとも無く過ごしてきたのに対して、彼女の今まではどうだったと思うかね？」
「もしかしたら、君を恨むかもしれない。もしくは、君の立場を利用するかもしれない。そんなわけない？その根拠はないだろう？」
「何より、君は優秀なUGNエージェント...いや、今はもう支部長にまでなれた。まだまだなったばかりで不安定な時期だ。そんな時に、不穏分子を増やすなんて...私はそのようには教育した覚えはないが？」
「…瞳は納得していなさそうだが...、いいだろぅ。聞き分けが良いところも君の美徳だょ、私が見込んだだけはあるね。いい子だ。」
「実の妹を守りたいのだろう？だったら、君は権力を持ち、力を持ち、彼女を支えて、護ってあげなければ、そうだろう？愛しい妹の為なら、君は君の立場を全う出来る。そういう子だ。彼女の幸せを願うなら...何が一番いいことか、分かっているだろう？」

そんな呪縛を残して、1年ほど前、養父は亡くなった。

支部長室の机の引き出しに、まだ幼稚園入りたてくらいの頃の唯一の家族写真(両親と双子の妹が写っている)が写真立てに入って入れられている。写真の裏には日付と名前が書かれている。
引取られる時に、母がお守り代わりと言って養父に渡したネックレスを、今でも肌身離さず身に着けている。


元の(本当の)苗字；瑞渓（みずたに）
妹の本当の名前：芙羽香(ふうか)/PC2の子が実の妹

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