容姿・経歴・その他メモ

【必須情報】
実験により、偶然ではあるが人為的に完成したウロボロスシンドロームを持つ。
ただし再現性がないことと安全のため、この情報はアダム･カドモン計画に関わる者以外には厳重に秘匿されており、普段はオル/ハヌ/エンハイのトライブリードとして過ごしている。

人格として表に出ている"裳羽"の他、実験で重ねられた11人の思考感覚が常に脳内で同居している。
それぞれ自身の名前を覚えておらず、『霓影 裳羽』の名も後からつけたもの。

本人があまり性別を気にしてない上、女子の人格が喜ぶので女子の格好も振る舞いもするし、男子の人格が喜ぶのでメンズライクな事にも手を出したり男子の格好もする。普段は中性的なファッション。
基本的にはどちらに扱われても構わないようだ。

日常生活でも繊細なレネゲイドコントロールが必要なため、感覚が乱され難いよう、ヘッドホンをつけて生活している。



【以下･掘り下げ情報】
彼/彼女たちが受けた実験は、オーヴァードの人格を重ね合わせて安定させ、ジャームの危険を克服したオーヴァードを作る事だった。
素体として、当時認知されていた12種のシンドロームを持った子供たちがそれぞれ選ばれ、その人格は無理矢理ひとつの身体に押し込められた。
普通ならば身体の奪い合いが発生するが、彼らはお互いをなるべく平等に圧縮する事で全員が生き残る道を模索した。

12人の子供たちに現在残っているものは、オルクスシンドロームを持つ少女の身体と、人格として残されたノイマンシンドロームを持つ少年、各々の思考を朧気に示す脳波と、雀の涙ほどのボヤけた記憶たちである。
裳羽はこの体内に入り乱れる脳波を使い、ダウジングや直感、霊感ような感覚で、重なった仲間や他人の感情･体調などを知覚している。

裳羽曰く「偶然みんな優しかったんだ。"自分の事はどうなっても良い、なるべくみんなで生き残る方法を探したい"ってみんなが思ったからこうなったんだ。普通は絶対こうは行かない」

人格たちの本来の名は、裳羽の人格を含め本人たちからは忘却されている。特に裳羽に当てられた容量は少ない。「みんなの人としての感覚や大切な感情を詰め込むのに手一杯で、名前とか自分に構ってる余裕がなかった」とのこと。
『霓影 裳羽』の名は実験終了後につけたもの。

能力としては、微弱な虹色の電気──12種類のシンドロームによる脳波やレネゲイドを調整する事で、他人や場のレネゲイドを鎮めたり、逆に隆起させる事ができる。
代償として裳羽本人の侵蝕率が上がりやすいため、基本的に無理はしない事にしている。ので、普段はなかなかやる気に欠けた性格に見えるものの、穏やかで面倒見の良い少年(ただし表面的には少女)である。


【言語元ネタ】
霓裳羽衣(げいしょううい)
ドゥーズ、ファルべ→12、色(ドイツ語)

履歴

原初の紫:電磁バリア(黒犬)、妖精の輪は後で取りたい。


【成長ログ】
◆雲散霧消+1、EE消去の号令、知覚+2、意思+2、RC+2

セッション履歴