モルフェウスとブラックドックそしてミストルティンのトライブリードである。彼の能力はミストルティンにより生成した「盾(アーキタイプ)」をモルフェウスで分解と改造を施し作成した数機の「小型ドローン」を従える。
このドローンはブラックドックにより神経電位を増幅した電磁波で「意のままに制御が可能」である。周囲に展開されたドローンは「攻撃を遮る盾」として行動し、彼とドローンの間の電磁的斥力は大木が如く根を張り、浮遊する盾そのものを支える「絶対防御」となる。
ブラックドッグによる「神経電位の干渉」と「電磁的斥力の発生」はドローンを媒介にすることで他者から発生させることも可能で、出力こそ落ちるものの距離が離れた他者を「絶対防御」の対象とすることも可能である。
　
能力において使用されるドローンは縁によって大雑把に3つに種別されている。それらは縁を中心として活動を行う距離が離れている順に、動物のシャチの生態に照らし合わせて、「｜オフショア《遠隔偵察型ドローン》」「｜レジデント《中距離汎用支援型ドローン》」「｜トランジエント《高速近接戦闘型ドローン》」と呼称されている。これらは任務と性能に応じて創造限度数が定められており、取り巻く状況と体調を加味して縁が意識的にコントロールしている。
　

逆叉 縁(さかまた えにし)
一人称：僕
二人称：キミ、〇〇くん、〇〇さん

「これが合理的な選択だ」
「理解されなくとも、僕は僕が正しいと思う最善を尽くす」
「許しが欲しいんじゃない。僕が納得のいく結果を求めているんだ」

イメソン：ハローニューエンド／sanettii
モチーフ：鉄騎王イグドラシル(バトスピ)、調月リオ(ブルアカ)、シャチ(動物)
　

UGNの研究部門に携わる名家の出身であり、｜学園島《アカデミア》出身の天才機械工学者であり、あらゆる機械技術に精通している。特にロボット工学に長け、彼が作成した訓練用ドローンは現在もUGNのオーヴァード育成に使用されている。しかし彼は｜学園島《アカデミア》で、ある重大な事件を引き起こした。
自身の研究の一環としてレネゲイドビーイングの開発に携わっていた。そして、ついに彼は1人の人工レネゲイドビーイング【｜導きの戦乙女《オルトリンデ》】を生み出した。しかし、誕生した【オルトリンデ】は想定外の事態が発生した。地球にやってきた隕石を境に生まれた｜もう一人の都築京香《アナイアレイター》は研究中の【オルトリンデ】に目をつけて、シャルヴを率いて襲撃を行なったのだ。研究チームはもちろん応戦したが、善戦むなしく【オルトリンデ】はアドヴェントレネゲイドに侵蝕されてしまう。制御を離れて暴走した【オルトリンデ】は学園施設に甚大な被害を与え、さらに学園の研究データを持ち去った。奇跡的に死者こそ出なかったものの、事件は学園島全体を震撼させ、彼の評判は一気に地に落ちた。
この研究を主導していたことや名家の出であったことから、事件の責任を問われる前に、彼は周囲の大人（学園島の学園長）の協力を得て学園を去ることになる。そのままUGNへと関わる道を選んだものの、あくまで「協力者」であり、「所属」ではない。現在、彼はUGNイリーガルとして活動しながら、自らの過ちによって生まれたRBを止めるために動いている。

【オルトリンデ】は今やシャルヴと呼ばれるRBの組織に加わり、「グレイプニルシンドローム」に目覚めた。それに呼応するように学園を去った後に発現した「ミストルティンシンドローム」は彼を悩ませている。本心では、自らが生み出したレネゲイドビーイングに対し「我が子」のような情を抱いていて、さらには学園島で犠牲を出すことがなかったという事実からも、【オルトリンデ】を救うべきなのか、それとも｜新たな力《ミストルティン》を手に破壊すべきなのか、その答えを決めかねている。
　

冷静沈着かつ合理的な思考を重視するが、内面には激情を秘めている。かつては「最適解」こそが最も正しいと信じていたが、【オルトリンデ】の暴走と学園での失敗を経て、その考えは揺らいでいる。
自身の責任を果たすため、UGNの依頼には協力的だが、UGNへの所属を拒むのは、組織の倫理観と自身の信念の間に軋轢があるためだ。また、彼の過去を知るUGN幹部の中には彼を快く思わない者もいる。
周囲のオーヴァードの存在が、彼の理性をつなぎ止める唯一の要素かもしれない。彼は基本的に感情を抑制し、冷徹に振る舞うが、過去の事件の影響で時折「非合理的な選択」をしてしまうことがある。それが彼の「人間らしさ」とも言えるだろう。
　

彼が生み出したレネゲイドビーイングであり、現在はグレイプニルシンドロームに目覚め、シャルヴと行動を共にしている。
彼女は「オーヴァードの保護」を目的とした優しい思想を持っていたが、次第に過激な考えへと傾いてしまった。

彼は「絶対防御の盾」を作るつもりだった。
しかしオルトリンデは、自らの意思を持った時、その役割を「守ること」ではなく**「導くこと」**だと解釈した。
オーヴァードは苦しみ、追われ、時にジャームへと堕ちる存在だ。
ならば、自分が彼らを導き、正しく生きる道を示さなければならない。

そう考えたオルトリンデは、暴走事故を引き起こし、シャルヴの元へ去った。
彼女は今でも彼に「ありがとう」と伝えたくて仕方がない。
しかし、それを言葉にすることは、彼の「正しさ」を否定することになるのではないかと恐れている。

カバーリング主体のキャラクター。メジャーアクションは解放の雷を範囲で撃って支援も行える！

メモ　黄金錬成OUT　調達↑　エフェクト+1もあり？　移動系エフェクト？

指定ワークス：指定なし
シナリオロイス：PC①　推奨感情「連帯感/脅威」
キミはPC①とよく一緒に仕事を受けているオーヴァードだ。今回キミたちは霧谷雄からの依頼で、ウェスタという大企業の本社ビルへの潜入工作を行なうことになった。ウェスタは極秘裏にレネゲイド研究にも手を出しているらしい。本社ビルの警備も厳重だ。しかし、キミとPC①なら不可能なミッションではないはずだ。