容姿・経歴・その他メモ

★設定★
本来は、エンジェルハイロウとモルフェウスのクロスブリードである。
覚醒する際に他人のブラム＝ストーカーの因子が交じり合った結果、3つ目のシンドロームも目覚めかけていた。
しかし、血肉に交じり合った他人のブラム＝ストーカーの因子が拒絶反応を起こしており、全てのシンドロームを扱いきれておらず、エンジェルハイロゥなのに少し眩しいくらいに発光することしかできず、モルフェウスなのに創造の力が発揮できていなかった。

「アリアドネの糸」の一件で体内に混ざったブラム＝ストーカーの血液が消滅したことで、急激な成長を遂げる。
光のエネルギーを弾として、フレームを創造することで、疑似的な秘密兵器【フォールンライフル】を再現するなど
エンジェルハイロゥとモルフェウスの能力を十全に発揮できるようになった。
ブラックドック専用の補助電源を起動できることから、微かにブラックドックのシンドロームを有していることも発覚した。

また、今は亡き親友であり前支部長の代理人として戦闘を繰り返し戦い方を模倣しているうちに
ブラム＝ストーカーの得意技である相手の血肉を支配し内側から破壊する戦い方を、模倣することに成功した。


★ブラム＝ストーカーの消失★
アリアドネの1件以降、血液を操ることが出来なくなっていた。
詳しく調べてもらった結果、自分の血肉と混ざっていた前支部長の血液が検出されなかったらしい。
通常であれば死に至るだけの血液を失っても生還できたのは、彼の血が身代わりになってくれたからなのかもしれない。

それが意味することは、今まで血液を操っていたのは自分ではなく、自分の血肉に混ざり死して尚守ろうとしてくれた
ブラム＝ストーカーであり、前支部長であり、そして何より自分の親友であった彼の遺志であったという事らしい。

これを機に非戦闘職として内勤を所望したところ、何を取り違えたのか戦力補強の案内が届いた。
そこで、体内電気を何倍にも増幅させるブラックドック用の補助電源を稼働させることに成功してしまった。

つまり、三十木継名はエンジェルハイロゥ・モルフェウス・ブラックドックのトライブリードだったようだ。

★プロローグ★
きっかけは、卒業以来疎遠となっていた親友を人混みの中で見かけた事だった。
声を掛けようとしたが、アイツは血相を変えて路地裏に消えていった。
学生時代、アイツに助けられっぱなしだったこともあり、その礼も済んでない。
心配になった俺はアイツを追って路地裏に走った。
この時の俺は、地面に滴る血痕には、気づいていなかったんだ。

路地裏には凄惨な光景が広がっていた。大量の血しぶきが路地裏を赤く染めていた。
血を流しながら化け物と戦うアイツが見えた。
思わず声が漏れた俺のことを、化け物は見逃さなかった。
足が完全に竦んで動けなくなった俺を、アイツは体を張って助けてくれたんだ。
アイツの真っ赤な血が俺を包む。


それからのことは覚えていない。俺を保護したUGNエージェント曰く、
俺はアイツの流した血を操り化け物と戦っていたらしい。

結局俺は、アイツが所属していたらしいUGNという組織に保護された。
学生時代、孤独だった俺に手を差し伸べてくれたただ一人の親友。
俺を助けたばかりに、アイツの全てが無駄になるなんて許せなくて
だから俺は、あの日からアイツの代理人として働いている。



★失った設定★
埋め合わせの支部長である三十木の戦闘経験は素人に毛が生えた程度だが、
ブラム＝ストーカーとしての力が戦闘能力を大きく底上げしてくれていた。

エンジェルハイロウなのに、目くらまし程度の光しか操れず、
モルフェウスなのに、分解しかできず何かを創り出す事が出来なかった。

オプショナルシンドロームとして「ブラム＝ストーカー」の因子があると勘違いしていた。
覚醒する直前にブラム＝ストーカーの大量の血を浴び自身の血肉と混ざり合い、
彼の死の淵で「命を懸けて守る」という遺志により、戦闘の意志に呼応して血液を武器として戦っていた。


「アリアドネの糸」で所持していたフォールンライフルは、前任の支部長の遺品。
転勤するにあたり、新任の支部長に引き継ぐことで失った。

セッション履歴