ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

もう人に戻ることはない化け物 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

For All Fort (フォー・オー・フォー)もう人に戻ることはない化け物

プレイヤー:MITHTY

自由登録 基本ステージ nen

年齢
不詳
性別
不詳
星座
不詳
身長
280cm
体重
1500kg
血液型
不明
ワークス
FHエージェントC
カヴァー
かかし
ブリード
トライブリード
シンドローム
ブラム=ストーカー
キュマイラ
オプショナル
ウロボロス
HP最大値
30
常備化ポイント
4
財産ポイント
1
行動値
+-5=1
戦闘移動
6
全力移動
12

経験点

消費
+20
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自
天涯孤独
経験
喪失
欲望
喪失
覚醒 侵蝕値
素体 16
衝動 侵蝕値
殺戮 18
その他の修正6
侵蝕率基本値40

能力値

肉体4 感覚2 精神2 社会1
シンドローム1+3 シンドローム2+0 シンドローム1+0 シンドローム0+1
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵2 射撃 RC1 交渉
回避 知覚 意志+1=5 調達1
知識:みんなの好物2 情報:FH1
情報:FH研究所1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 装着者 40点以下のFHアイテムを1つ常備化。侵蝕率基本値+2。FHアイテムを常備化できる。
篠崎 若名(しのざき わかな) 懐旧 嫉妬
大好きなひとたち 庇護 恐怖
シナリオ 真田 麻里亜 尽力 不安

メモリー

関係名前感情
牛丼チェーン店 幸福感 バックトラック前に侵蝕率-10%

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
復讐の刃 2 オートアクション 〈白兵〉 対決 単体 至近 6
リアクションを放棄し、白兵攻撃(リアクション不可)。C値-LV(下限値7)。
報復の牙 1 オートアクション 自動成功 単体 至近 4 リミット
自分以外への対象への攻撃を自分にする。「復讐の刃」が使えないと使用できない。
破壊の渦動 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 5
HPダメージを与えた際に使用し、シーン間、自身の攻撃を装甲無視にする。シナリオLV回。
ハイブリーディング 1 オートアクション 6
エフェクトの使用回数を回復。その侵蝕率分、HPを失う。
冥府の檻 1 オートアクション 2
重圧でも使用可。バステを受けた直後に使い、暴走以外のバステを一つ回復。
原初の虚:極大消滅波 3 イニシアチブ 自動成功 範囲(選択) 4D10+2
[LV+2]D点のHPダメージ。命中判定はなく、リアクションを行えない。侵蝕率基本値+3。
イージーフェイカー:天使の外套 1
侵蝕率基本値+1。
変貌の果て 1

コンボ

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
デバウラー 15 白兵 〈白兵〉 -6 13 1 至近 侵蝕率100↑で「命中:0」になり、これを使用した攻撃のダイス+2個。
防具常備化経験点種別行動ドッジ装甲値解説
FHバトルアーマー 防具 -5 -5 15 エフェクトを組み合わせた攻撃のダメージ常に-5。
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
コネ:FH幹部 1 コネ 〈情報:FH〉 ダイス+2個。
思い出の一品 2 〈意志〉 達成値+1個。

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
11 109 15 15 150 0/150
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「俺は大好きな人たちを守りたい」
そう言った彼の顔は仮面に覆われ、二度と見ることはできない。

 機械と獣が合わさったような化け物。
 織り込まれた搭載機器の重量は車並みであり、キュマイラの超密筋繊維が動くことを可能とする。
 機械はウロボロスの模倣能力により、電気を発することで稼働する。
 しかし純粋なブラックドッグ能力者よりは精度が低く、本調子に至るまでは少し時間がかかる。
 また、移動の際は迷彩機能により、透明化できる。

 元々は人間であったために、FHエージェントとされている。
 しかしほとんど動かず、半ば警備システムあるいは人除けのかかしとして、入り口などに立たされていた。
 そのことから「For All Fort(すべては壁のため)」などという異名をつけられた。
 エラーメッセージの「404」をもじったものでもあり、応答のない彼の様を揶揄する異名でもある。

 しかし真田 麻里亜に対して反応を見せた。
 しゃがれた声を発し、普段はだらりと下げた腕を動かし、応対している。
 大事な物を取り戻そうとしている。
 か弱い誰かを守ることで、逆算的にそれを大好きな人として扱おうとしている。
 本当はわかってる。

バックボーン※長め

「俺、チームの皆…… 俺は大好きな人たちを守りたいです!!」
 隊員である篠崎がそう言った。
「生意気言うな。 俺は守られるほど弱くない」
 この隊の長である望月はぶっきらぼうにそう返す。しかしその口元は緩んで見えた。
 それはチェーン店の牛丼を前にした幕間のひと時だった。
 公務特殊部隊の一隊。
 隊長である望月は早くに親を亡くし、後輩の篠崎も似た境遇を持つことを知り、入隊以前から気にかけていた。そのことから配属当初は他隊員と軋轢が生じたこともあった。
 しかし望月は、自身も救われた前任隊長の「隊の仲間は家族以上」とする思想から、根気よく隊に語り掛けた。やがて、望月隊の仲は他のどこよりも良好となっていた。
「篠崎、まずは食え。 もっと力つけろ」
「はい隊長!」
「お前らも篠崎に守られないように食え」
「「「はいっ!」」」__

 最後の団欒だった。

 __その日、隊は壊滅した。
 ○月○日、一二:二◯、工場内へ凶悪犯が籠ったとの連絡を受け、望月隊某所へ突入。その結果、死者3人、重傷者6名、内一人が意識不明。

 隊長である望月が軽傷で済んだのは、隊員の篠崎に庇われたためだけではなかった。

「俺にも奴と同じような力が……?」
 うす暗い病院の一室で驚き目を見開く望月。彼は凶悪犯から異能を受け、自身もまたその力に感染していた。

 顔の知らない上官は望月へ世の裏を公開する。それを話す理由は、言わずもがな、異能に目覚めた彼の力を利用するためだ。

「こいつが…… 篠崎が言ってました。 ……俺も同じ気持ちであります」
 望月の目の前には、あの日から眠り続ける篠崎の姿があった。

「俺は大好きな人たちを守りたい」

 望月は上官の申し出を受け、隊を去った。



 それから望月は目隠しをされて連れられた先で身体改造を受けた。
 機械が組み込まれた体をもって、異能使いである凶悪犯を捕らえて回った。

「篠崎、また悪人を捕まえたぞ」
 当然、隊の元メンバーを含めたほとんどの者にそれは秘匿とされた。しかし植物状態の篠崎にだけは唯一、秘密を明かして語り掛けることを許された。

「俺は俺にできることで、お前の言う大好きな人たちを守ってるぞ」
 より凶悪な敵に対抗するために徐々に望月の体に機械部分は増えていった。

「お前も早く起きて、顔見せろ」
 篠崎は目を開いたまま、望月の言動に反応を返すことはない。しかし最初は亀裂があった隊がまとまりを見せたのも、こうして望月が語り掛け続けたからだった。

 

 ……そんなある日のこと。

「ほら、買ってきてやったぞ。 ネギ牛丼、好きだったろ」
 望月は許可を貰って、病室へねぎ牛丼を持ち込んだ。

「起きないと、俺が食っちまうぞ」
 甘辛のタレがかけられた刻み青ねぎの乗った牛丼。

「ほら卵、かけちまうぞ。 いいのか」
 付属の生卵は乗せないで食べるのが篠崎の好きな味だった。

「いいのか……」
 望月がベッドのてすりに生卵を打ち付け、ひびを入れる。

「いいんだな……」
 望月が片手で卵を割ると、青ネギの上に卵黄がとろけた。

「……くそ」
 望月がねぎ牛丼を頬張ろうと箸をつける__そのときだった。

 __篠崎が瞬きをした。

「……篠崎? 篠崎! おい!」
 ……少なくとも望月にはそんな気がした。すぐにナースコールが押され医師たちが駆けつけるも、以降、篠崎が動きをみせることはなかった。

 しかし望月は篠崎が順調に回復に向かっているのだと確信した。
「篠崎……みんな、待ってるぞ」

 事が起こったのは、それから間もないことだった。
 


 篠崎の入院する病院が襲撃を受けたと連絡が入った。

「お久しぶりです、望月さん」
 装甲車で望月を迎えたのは、かつての隊の仲間だった。

「お前らなんで?!」
 望月の中では再会の喜びよりも、心配が勝っていた。自分が駆り出された以上、敵は異能を宿す者に他ならないからだ。

「詳しいことは俺たちも知りませんし、教えてもらえませんでした」
「でも望月さんがうるさいほど言ってたでしょう」
「チームの仲間は家族以上、だ」

「お前ら……」
 誰も、望月の教えを忘れたものは居なかった。

「隊長……」
「……うるさいは余計だ」
 望月は笑みをこぼすと、真剣な顔に居直る。

「望月隊、これより現場へ向かう。 病院の方を、篠崎を助けるぞ!」
「はいっ!」
 隊員たちの想いを受け、望月隊は再結成された。

 病院からは黒い煙が上がっていた。
「落ち着け、隊列を崩すな」
 望月がそう声をかけるが、皆異様な緊張感に飲まれかけていた。
 望月隊は破壊音が不気味に鳴り止んだ夜の病棟を進み、やがて瓦礫が散乱する一角にさしかかる。
 そこで隊員の一人は目撃する。月明かりに照らされた土煙がゆらぎ、一瞬そこに化け物を映し出したのだ。
 絶叫し、隊員は発砲を始める。すると跳弾の音が聞こえ、土煙が飛び上がり、発砲した隊員の上半身が消し飛んだ。

「っ!!」「ギ ャ ア ア ア ア ア!!!」
 死んだ隊員の名を呼ぶ声が化け物の叫びに打ち消される。

「なにしやがるてめぇ!!」
 望月もまたそれを上書きするように怒声を放つ。自身の家族以上の部下であり、篠崎の大切な人の一人でもある隊員を殺された。

 望月が化け物にとびかかる。しかし反撃を受け、壁に打ち付けられる。
 他の隊員もまた隊長を守ろうと発砲する。標的を変えた化け物が隊員の首めがけて振るった腕は、望月によって阻まれた。
「これ以上は……やらせねぇええ!」
 望月が化け物を蹴り退かせる。

「篠崎、待ってろ」

 __隊長?__

「今行くからな」

 __隊長の声が聞こえる。__

「どけぇ化け物!!」





 __隊長、ありがとうございます。

 俺、ずっと聞こえてました。
 体は動かせなかったけど、隊長の声は俺に届いてました。

 隊長があの時、ねぎ牛丼持ってきてくれた時。
 後で看護師の人が気づいてくれたんです。

 そしたら、上官の方が顔を見せてくれました。
 脳波で返事をできる機械で話せるようにしてくれて
 まあ、俺はその方の顔は存じてなかったのですが……
 とにかく、教えてくれたんです。

 俺にも隊長と同じ力が宿ってるって。

 俺、嬉しかったです。
 隊長が大変な目に合ってるのは知ってたから。

 俺も隣に立って少しでも力になれたら。
 いつか……
 本当に……

 大好きな人たちを守れるって。

 だから俺は志願しました。

 病院の地下に研究施設があったんです。
 隊長と同じ場所で改造を受けました。
 俺を動けるようにしてくれました。

 早く隊長の横に並びたくて、今日が待ち遠しかったです。
 そう、今日で完成だったんです。

 目の前が赤くなって、さっきまで何をしてたかあやふやだけど
 でも隊長の声で目が覚めました。

 だから俺はまた隊長と一緒に戦います。
 今度は簡単に倒れるなんてことしません。
 
 だからまた一緒に牛丼食いましょう。
 隊長のキムチ牛丼も、みんなの分も俺が奢りますから。

 だから……

 だから、返事を下さい__





「タイ…… チョウ……」





 ×月×日、○○:二◯、望月隊全滅。以後、記録は残されていない。



 本名、篠崎 若名(しのざき わかな)。機械には有事に自動で攻撃し返すプログラムが仕掛けられている。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 15
イージー分+情報〈FH研究所〉 5
1 2022/4/24 Heart&Order 20 kei様 バニラ様ヤタ様TENMA様あべ様
「タ"イ"、ジョウ"……ブ。 マ"リ"ア"。 オ"レ"ガ、マ"モ"リ"マ"ス"、カ"ラ"」

チャットパレット