■トレーラー
また歌えるなら―――
前奏が聴こえる。高鳴る胸をそっと抑え、前を向いた。
「　大　丈　夫　」
私ならまたあの高みに届く筈。
ならば声を張り上げよう。
そう。大きく息を吸って、お腹に手を当てて、きっと届けるの。
命短し謳えよ乙女。これは悲痛な叫びにして確かな願い。
遺産を巡った少女の想いは果たして……。
響かなくていい。あなたが聞き届けてくれるなら。

「??この命を失ったとしても惜しくはない」

ダブルクロスThe 3rd Edition
「霹靂絶唱のシングヒース」
ダブルクロス
―――それは、少女の歌を意味する言葉

■ハンドアウト
PC①：一華エリカの幼馴染
PC②：一華エリカのクラスメイト
PC③：UGN・N市の支部長
PC④：FHエージェント・南秀人の元同僚

PC①用ハンドアウト
ワークス：指定なし　カヴァー：高校生
ロイス：一華エリカ　P：好意　N：不安
　君はUGNに協力しつつ、幼馴染と共にN市西高校に通うオーヴァードだ。
　その幼馴染は一華エリカという。彼女は1年ほど前まで「天使」という名の学生シンガーソングライターとして名を馳せていたが、病気のために歌えない身体なってしまい、今は音楽から完全に身を引いて生活している。しかし、ここ最近の彼女が意欲的に音楽へ取り組んでいる姿を目にしていた。
　その表情はどこか嬉しそうにも、寂しそうにも、心の底から楽しんでそうにも見える。エリカに何か心境の変化があったのだろうか？
PC②用ハンドアウト
ワークス：UGNチルドレン　カヴァー：高校生
ロイス：一華エリカ　P：庇護　N：不安
　君はUGNのN市に所属するUGNチルドレンのひとりだ。UGNの任務をこなす傍ら、PC①と同じN市西高校に通う君だが、今日は任務のためにFHの研究所を訪れていた。
　そこで管理される遺産を奪取する作戦だったが、突入した時には既に研究所はもぬけの殻。残された資料によると、遺産は君のクラスメイトであり、友人とも言える人物「一華エリカ」に適合する可能性が高いと記されたデータが残されていた。何か嫌な予感がする。

PC③用ハンドアウト　
ワークス：UGN支部長　カヴァー：指定なし
ロイス：『御使いの羽根』　P：興味　N：厭気
　君はN市西区のUGN支部長を務めている。UGN日本支部長である霧谷雄吾から連絡を受けた。先日、FH研究所からの奪取を試みた遺産『御使いの羽根』が、君の担当地区であるN市に持ち運ばれたという情報を掴んだというのだ。
　情報が少なくどのような遺産なのかは不明だが、UGN支部長として遺産の暴走を許すわけにはいかない。君は『御使いの羽根』の確保のため、早速捜査に乗り出した。

PC④用ハンドアウト
ワークス：研究者　カヴァー：指定なし
ロイス：南秀人　P：指定なし　N：敵愾心
　君はレネゲイドウィルスに関する研究をしてきたUGN研究者であり、オーヴァードでもある。君の友人であった南秀人は君と志を共にする研究者であったが、ある日「この世界を救い給う、我らが神を探しにゆく」と言い残して去っていった。
　それから短くない月日が流れた頃、君はFHエージェント"サザンクロス”を追っていたが、そこで待ち受けていたのは……友人であった筈の南秀人その人であった。
　彼を止められるのは自分しかいない。そう感じた君は"サザンクロス”南秀人が向かったとされるN市を訪れたのだった。

その時のロイス
ロイス
関係 名前 感情(Posi／Nega) 属性 状態
Dロイス 遺産継承者：イフリートの腕 ／ 悲しみを失ってしまった。
初期 初恋の相手 憧憬 ／ 劣等感 師匠であり初恋の相手であり既に故人である
初期 谷さん 感服 ／ 恥辱 荒れてた時に助けられたことがある。
シナリオ 一華エリカ 好意 ／ 不安
PC間 仙道　綾彦 信頼 ／ 恥辱