容姿・経歴・その他メモ

元々はちょっと無気力気味な高校生だったが、ある日好意を抱いていた女性がジャーム化し、己の日常を完膚なきまでに破壊される。
絶望の中、とあるＦＨエージェント（巻き込まれ）が護送していた《遺産》を偶然手にしオーヴァードへと覚醒。
その力を持って圧倒的格上である元凶への“逆襲”を成し遂げた。

それ以降、縁を持ったUGNエージェントの勧めもあり、イリーガルとしてジャーム専門の始末屋となる。
これは生活費を得るためというのもあるが、何より《遺産》の影響が最も大きい。
《遺産》―――栄光と勝利の槍は彼に対し常に“勝利の追求”をさせるためである。
代償と言えば仕方ないが、ここで一つ問題が起きた。

「勝利とはなんだ？」

どれだけジャームと戦いを繰り返しても、“勝利”したとは思えない。
己にとって勝利とは何なのか、その明確な形がどうしても見つからないのだ。
故に勝利とは何なのか、その命題の答えを彼は今も探し続けている。

―――それはそうとして根の部分がダメ人間であるらしく、普段はパチンコや競馬ばっかりしている無職のプーである。


如意宝珠のエスプレッシーヴォ

人造オーヴァード《エルピス》、彼女との出会いと語らいを切っ掛けに勝利とは何かの答えを得た。

勝利とは―――受け入れる事。


悲劇を、喜びを、絶望を、希望を。
今まで自分が歩んできた道のりを否定せず、一歩一歩、いつか来る命の終わりまで積み上げてくことに他ならない。
いつの日か、“ああ、そんな事もあったな”と微笑みながら思い返すことが出来れば、それは間違いなく自分にとっての勝利なのだと。

故に栄光と勝利の槍はもういらない―――自分の勝利は自分の意思で掴むべきなのだから。

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