容姿・経歴・その他メモ

春日一族に伝承されるオーヴァード格闘技、春日流合戦礼法の継承者。
平安時代にプランナーが創り上げ、プランの一貫として存続を命じられた春日流合戦礼法は、代々春日一族に発生するノイマンシンドロームの中から継承者が選ばれ、その技を未来に向けて伝承していくのがしきたりである。

次代の伝承者は最虎とされ、ノヴァリスに「先代」と共に派遣、学習の傍ら春日流を学び、またもう一つのシンドロームであるブラックドッグと練り合わせる日々を送る。
しかし、プランナーの離脱によって先代と最虎の運命は激変。先代はプランナーへの合流を望み、モトラは春日流を「一族」の元で維持するこそが自分達の目的と拒否し、争いとなった。
最終的に、最虎が師を殺害することで決着。教員殺しも、相手がゼノスに向かうダブルクロスであるがゆえに無罪とされた。
しかし、「プランナーの忠臣を殺した」ことによって、一部の春日一族とプランナーの崇拝者に狙われる立場となる。その為、阿修羅を自主退学し、プランナーの影響が薄いキングダムに転校――最も、暴れられる『海賊部』の門を叩く。

当初は『ダブルクロス』に使えたクランの一族の一員ということもあり、外様上がりに対する『教員』からの嫌がらせと、忠誠への不審によって、常に『一列目』に出され続け……結果として、誰の邪魔も受けずに手柄を上げ続ける日々を送る。
すると、今度は手柄を上げさせないために、『副船長』の地位が与えられ……総指揮官である海賊王と、暫しの語らいの後、海賊王の命令によって最虎は切り込み隊長に命じられる。

「オレに、続くな！　ここはオレの稼ぎ場だ！」

そう叫びながら剣を振るう内、手柄を奪い合う邪魔者――一般的には『味方』が生まれ始め、春日最虎はいつしか一人では無くなり、戦果と名声は地位に見合ったものになった。

そして訪れた、八月革命。

春日一族としての自分と海賊部副船長の立場に思い悩みはしたが、『自分は春日一族に武を持ち帰り剣を伝えるのが役割、プランナーにもFHにも忠義を尽くす必要はない』と裏切りを決断。
嘗て、師にそうしたように、多くのFHエージェントの命を、海賊部の最前線で『簒奪』した。


現在は海賊部として後進の育成や簒奪興行に明け暮れながら、次の春日に伝える剣を磨き続けている。
プランナーやFHへの忠義は既に無いが、春日一族としての『ケジメ』として、春日流の伝承はきっちり次代に行うつもりなのだ。
故に、明確に『卒業後』の存在を信じており――卒業の後、外で自らを待ち受ける『ダブルクロス』としての運命に立ち向かうため、海賊部副船長として簒奪の現場で『切り込み』を続ける傍ら、研鑽のために学区を跨いで揉め事にも介入している紛いにも手を出している。
全ては、未来、磨き上げた自らの剣を次の春日に伝えるために。その果て、自らの全てを簒奪されるために。


ちなみに、ワリとノリは良い方であり、簒奪興行の際に『大物のやられ役』が必要なときは、噂に聞く悪魔のモノマネをする。

戦闘スタイルは剣術を基本としているが、侵食が上がるに連れてレネゲイドが喚起し、内なる雷電が剣に滲むように露出していく。最大火力は文字通りに船を落とす魔剣であるが、消耗が激しいため一度の簒奪に一度しか用いれない。

三本の刀を所持しており、それぞれ（経験点ごと）に持ち替え、使い分けている。

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