妹（血は繋がっていない）の両腕食べて意識不明にした挙句、その味が原因でオーヴァード化、暴走する前に運良くUGNに見つかって普通の暮らしができている少女。でも人の肉への探究心が抑えられず、人のことを食べてはいけない理由がわからないちょっとだけやばい子。一応発達障害という診断結果はあったが、成長の過程でかなり緩和したので気にしなくても良い。カニバリズムに限界を感じて、いっそのこと自分が食べられたいと思っている。
ただ、食べられたい欲望は実は妹のものであり、第二の人格が彼女にはあるが、それが妹であるためだ。性格には妹になりきっている彼女なのかも知れないが、食べられたい欲求が強まることで逆に能力と噛み合いがとれているのかより強い力を手に入れる。
性格はマイペース。おおらかでなにもかも遅いのが特徴。それでいて酒カスなので、毎日二日酔いに悩まされている。オーヴァードになった影響で多少はお酒に強くなったが、飲み過ぎはオーヴァードの耐久力すら上回るのだ。お酒には気をつけよう。

能力:【狗に噛まれる】
周囲の狗が、彼女のレネゲイドかなにかに反応して彼女の腕にかぶりつく。いたくて、くるしくて、それでいて眩暈もおこるのだが、その対価としてその精神的に受けたダメージに応じて強い武器がもらえる。

能力のルーツは彼女の食べたいという欲求と、食べられてしまいたいという欲求を安易に適当でぐちゃぐちゃに均等に全てを混ぜてしまったことで生まれた綻びである［狗］という存在が大きい。次元や時間や場所に制されずに溢れてくる彼らが彼女の肉を喰らうたび、彼女もどんどんと次元的な制御が効かなくなってきて、最終的には自分で自分を喰らって死ぬようになっている。また狗は本来形を持たず、また狗に名前はないので、こちらからは姿は見えないはずなのだが、彼女の能力なのか姿は噛みつかれる時だけ見えるようになっている。